厚生労働省は26日、禁煙補助薬「チャンピックス」(成分名・バレニクリン)を飲んだ後に車の運転をした際に副作用で意識障害を起こし事故を起こしたと発表しました。
NHKも26日夜に「ためしてガッテン」で放送されていた禁煙特集の番組内で紹介されていた、禁煙補助薬「チャンピックス」(成分名・バレニクリン)ですが、人によっては服用中、吐き気やイヤな夢、憂うつなどの副作用が現れることがあり、人によっては意識障害を引き起こすため車の運転など危険を伴う機械の操作は出来ないそうです。
2008年、日本に登場した禁煙補助薬「チャンピックス」(成分名・バレニクリン)を3か月飲み続けたときの禁煙成功率は約8割が禁煙に成功するそうです。(中央社会保険医療協議会 2010)
タバコを吸うと脳の神経伝達物質「アセチルコリン」の代わりに「ニコチン」が働き、タバコを吸い続けることで次第に「アセチルコリン」の働きが弱まり、離脱症状(イライラ・昼間の眠気・落ち着かないなど)が現れるようになるそうですが、禁煙補助薬「チャンピックス」(成分名・バレニクリン)は「ニコチン」や「アセチルコリン」と同じように脳の受容体にはまり、ニコチンが美味しいと感じないようにしてしまいます。
この薬を使うことで8割が禁煙に成功しますが、中には副作用により吐き気やイヤな夢、憂うつや意識障害を起こす場合があるそうなので注意は必要です。
また、1年後にはまたタバコを吸い始める人が出てしまうそうで、これはタバコを吸う事で快楽物質「ドーパミン」が得られることを体が覚えているためだそうです。
ただ、そうしたメリットデメリットを理解した上で、お医者さんと相談の上で禁煙したい人が利用するのには画期的な薬かもしれませんね。
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