Tomoの家からすぐ近くに「石手川」という川があります。 昔(江戸時代ぐらい?)は水が豊富で、 梅雨時期には堤防が切れて相当な被害が起こったため、 石を積み上げて鍵がたの堤防を川の中にいくつもはらせ、 川の水の勢いを押さえたため「石手川」と呼ぶようになったそうです。
しかし今は、石手川ダムも出来て、 川の水も人間の管理下におかれ、 水不足が続いた今では、 この川も水がない「水無川」な時の方が多いです。
母もお客さんも 「あの水たまりに魚がいっぱいいるのだけれど、 その内枯れて死んでしまうねぇ」 と言うので、夕方お客さんがいない時を見計らって、 アリス連れて行ってきました。
現場に着くと情報通り、4メーターx2メーターの水たまりの中に、 うじゃうじゃ魚が・・・ でわ少し救助致しましょ♪っと、 手持ちの小さい網(直径5p)ですくおうとしました。 しかし、沢山魚がいるのに全て避けていきます。 早い・・・早すぎる・・・ この網では採れない・・・
そんなTomoを見かねて近くでやはり、 魚をすくっていた子供達が声をかけてくれました。 子供A「髪長いけど、女の人ですか〜?」 Tomo「いや男だし。」 子供B「ほらな、男の人でも髪長い人おるんよ。ひそひそ」 Tomo「はっはっはっ(乾いた笑い)」 子供C「ホラ、おいちゃん!ドンコバケツに入れとくで!!」 Tomo「おいちゃん!?あ・ああ、ありがとぉ〜」 子供D「おいちゃ〜ん!!僕等の採ったナマズそこにおるからあげるでぇ!!!」 Tomo「お・おいちゃん・・・ナマズ?ナマズはいらんなぁ〜うちでは飼えないなぁ〜」
やさしい子供達の協力により(あまりに鈍くさいので見かねてかもだが・・・?)、 ハヤとか、たなご・エビ・ドンコが採れました。 だが、おいちゃんはやめろ!!! 何度も言いおって(爆) でもさっきから見えているナマズやフナの行く末が気にかかる。 他のドンコ達ならあと何日かは生きながらえるだろう。 でもこの幅の水たまり内では酸素不足になって、 真っ先にナマズやフナが死んでしまう・・・ 家で飼うにしても、こんなに大量には無理だ・・・ とりあえず上流に水がないか探しに行った。 1km自転車で走って行き止まり(行こうと思ったら行けるが)迄行った。
無い・・・ 去年でさえもっと深い鯉でも住んでいたような水たまりはあったのです。 今年はまるでない・・・ 仕方なく元の場所に帰り、その水たまりを見ると、 白鷺たちが集まって、魚をついばんでいました。 Tomoとアリスは走り寄り、鷺たちを追い払いました。 それも一時的なこと。 雨が近い内に降らなければ、 白鷺に食べられるか、水がひからびてどちらにせよ彼らには あとわずかの命でしょう。。。 なんとかならんものか・・・ (10月30日現在雨も降っていません。母の話ではこの次の日には、水たまりも干上がってしまい、全て死んでしまったようです)
と言うわけで家に連れ帰ってきたのですが、 水槽にはメダカがいます。 大きさが一緒ぐらいの箱の水槽に一緒にしておいて、 あとのは発泡スチロールで作った箱にて飼ってみます。 上手く育てられればいいのですが。
追記 もしも川で魚を捕まえているという方。 川で捕ってきた魚をもし手放すとか、逃がしたいという場合、 同じ場所に返すようにして下さい。 別の川に放すとそれだけでその川の形態が変わるおそれがあります。 川によって同じ種類の魚でも微妙に血統のような物が違う場合があるそうです。 メダカも松山では流行っているらしいですが、 これもどこにでも放してはいけません。 メダカも場所によって名前が違う場合がありますし、 ヒメダカは人間が交配させて人工的に作ってきた物です。 絶対に川には逃がしてはいけません。 以上よろしくお願いします。 ... 2003 / 10 / 18 (SUN)
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