中道改革連合、麻生太郎氏に「中革連」と呼ばれて、何故か怒る立憲小西氏

中道改革連合、麻生太郎氏に「中革連」と呼ばれて、何故か怒る立憲小西氏

自民党の麻生太郎副総裁が29日、衆院選の応援演説で中道改革連合のことを「中革連」と呼び皮肉を交えて批判したとして、立憲民主党の小西洋之参院議員が30日にXで「他党を中傷、侮蔑するような発言をすべきではありません」と批判しました。1

中道改革連合、麻生太郎氏に「中革連」と呼ばれて、何故か怒る立憲小西氏
中道改革連合、麻生太郎氏に「中革連」と呼ばれて、何故か怒る立憲小西氏

誰が怒っているのか

立憲民主党の蓮舫氏も「元総理とは思えない」「美しくない」と批判した2ほか、同じく立憲民主党の小西洋之参院議員も「他党への敬意を欠く」と苦言を呈しています。

なぜ立憲民主党議員は怒っているのか

そもそもなのですが、中道改革連合が中革連と呼ばれることは想定できたと思います。
想定はしているはずなのですが、そのままの名前で政党を作ってしまったわけです。

「想定はしていたが、それを上回る『悪意ある呼び変え』を受けた」としても予測出来たのにそのままにしたのなら、なぜ今さら怒るのかという反論が来るのも想定は出来たはずです。

正式略称「中道」への強いこだわり

野田佳彦共同代表らは、結党会見において新党の略称を「中道」と定めたことを強調しました。

「右でも左でもない」という姿勢を明確にし、自民党支持層や無党派層を幅広く取り込む狙いがあったのでしょう。

ところが略称を「中道」と固定することで他からの呼称を封じ込めようとしましたが、逆に「中道改革連合」という正式名称の単語を抜き出して並べ替える(中+改+連=中革連)という、麻生太郎氏のようなベテラン政治家による「意地悪な造語」までは防ぎきれませんでした。

中革連は何を連想させるのか

「中道改革連合」が「中革連(ちゅうかくれん)」と呼ばれることに強く反発するのは、その響きがかつての極左暴力集団(過激派)を強く連想させるからです。

「中核派」との混同を誘う意図

1960〜70年代にテロや暴力事件を起こした過激派組織「中核派(正式名称:革命的共産主義者同盟全国委員会)」を連想させます。麻生氏があえてこの略称を使うのは、新党に「危険」「過激」というレッテルを貼る政治的意図があると捉えられています。

公明党(支持母体:創価学会)への配慮

中道改革連合の一翼を担う公明党は、平和主義や中道を重んじる政党です。暴力的なイメージを持つ過激派と結びつけられることは、党のアイデンティティや支持層への信頼を著しく傷つける侮辱とみなされます。

正式略称の無視

新党は正式な略称を「中道」としています。それを無視して、わざわざ昭和の過激派を彷彿とさせる造語で呼ぶことは、野田佳彦共同代表らが進める「穏健な保守層や無党派層の取り込み」という戦略を妨害する行為に他なりません。

麻生氏の「レッテル貼り」の突破力

政治の世界では、相手にマイナスの印象を与える名前(レッテル)を貼る戦術がよく使われます。

  • 中道改革連合側は、あくまで「穏健な改革者」としてのイメージ戦略を練っていました。
  • それに対し、麻生氏は「中核派」を連想させる「中革連」という言葉を投げつけることで、そのクリーンなイメージを一気に「過去の過激派」の印象へ引きずり込みました。3

麻生太郎氏の最近のおすすめ漫画『紛争でしたら八田まで』

紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス) | 田素弘 | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス) | 田素弘 | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。

  1. 麻生太郎氏の「チュウカクレン」発言に「他党を中傷、侮蔑…」 立憲議員が批判、公明には「恩義があるはず」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース ↩︎
  2. 蓮舫氏、麻生太郎氏の「中道改革連合」めぐる発言に「元総理とは思えない」「美しくない」 – 政治 : 日刊スポーツ ↩︎
  3. 中道改革連合は「中革連」? 自民・麻生氏皮肉る 石破前政権は「どよーんと暗かった」 – 産経ニュース ↩︎

Amazon.co.jp: とてつもない日本 (新潮新書) eBook : 麻生太郎: Kindleストア

Amazon.co.jp: とてつもない日本 (新潮新書) eBook : 麻生太郎: Kindleストア