最近、人気アイドルグループ「Jams Collection」の水瀬さららさんが、SNSで夜になると目や唇が腫れ上がってしまう悩みを告白し、大きな反響を呼びました。彼女を悩ませたその症状の正体は、「クインケ浮腫(血管性浮腫)」という疾患だったそうです。1

「朝起きて鏡を見たら、片方のまぶたがパンパンに腫れていた…」
「急に唇が熱くなって、まるで別人のように膨れ上がってしまった」
そんな、突然の顔の異変に驚いた経験はありませんか?

美容を頑張っている私たちにとって、顔の腫れは一日中気分が沈んでしまう一大事ですよね。「これってアレルギー?」「何が原因なの?」と不安になる方も多いはず。
そこで今回は、水瀬さららさんのニュースをきっかけに注目が集まっている「クインケ浮腫」について、その特徴や考えられる原因、そしていざという時の対処法を分かりやすくまとめました。
クインケ浮腫(血管性浮腫)とは?
「クインケ浮腫」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、実は「皮膚の深いところで起こる蕁麻疹(じんましん)」の一種です。

クインケ浮腫のセルフチェックリスト
通常の蕁麻疹が皮膚の表面でプクッと盛り上がり、強いかゆみを伴うのに対し、クインケ浮腫はさらに深い「皮下組織」で血管から水分が漏れ出すことで起こります。
そのため、表面に赤みが出にくく、「ボコッと大きく、境界線があいまいに腫れる」のが大きな特徴です。
あなたは大丈夫?症状セルフチェックリスト
「これってクインケ浮腫かな?」と思ったら、以下の特徴に当てはまるかチェックしてみてください。
- 突然、体の一部(特にまぶたや唇)が大きく腫れた
- かゆみはほとんどなく、少し熱っぽい、または突っ張る感じがする
- 腫れた場所を押しても、跡が残らない(弾力がある)
- 数時間から2〜3日ほどで、跡形もなくスッと消える
- 一度治っても、数週間や数ヶ月おきに同じ場所が腫れることがある
- まぶたが重くて目が開きにくい、または唇が数倍に膨れ上がっている
通常の「蕁麻疹(じんましん)」との違い
「いつもの蕁麻疹かな?」と迷った時のために、分かりやすく比較表にまとめました。
| 特徴 | 普通の蕁麻疹 | クインケ浮腫(血管性浮腫) |
|---|---|---|
| 腫れる場所 | 皮膚の表面(どこでも) | 皮膚の深い層(まぶた・唇など) |
| かゆみ | 強い | ほとんどない(違和感のみ) |
| 見た目 | 境界がはっきりした赤み | 境界がぼんやりした大きな腫れ |
| 消えるまでの時間 | 数十分〜数時間 | 数時間〜数日間 |
美容のアドバイス
クインケ浮腫は、「夜になると腫れる」「疲れが溜まると出る」という方が非常に多いのが特徴です。水瀬さららさんも「夜になると目がパンパンになる」と投稿されていましたが、まさに典型的なパターンと言えます。
もしチェックリストに多く当てはまる場合は、無理にマッサージなどで流そうとせず、まずは刺激を避けて安静にすることが、美肌を保つための第一歩ですよ。
なぜ起こる?クインケ浮腫を引き起こす「意外な原因」
「昨日まで何もなかったのに、どうして急に?」と戸惑ってしまいますよね。
クインケ浮腫が起こる仕組みは、実は「血管の蛇口が緩んで、水分が漏れ出してしまう」ような状態です。
その「蛇口を緩める原因(トリガー)」は人それぞれですが、主に以下の3つのパターンが考えられます。

夜になると腫れるのは自律神経のサイン⚡️
アレルギー性(外部からの刺激)
特定の物質に対して体が過剰に反応してしまうタイプです。
- 食べ物: ソバ、甲殻類、フルーツ、食品添加物など
- 薬剤: 抗生物質や、市販の解熱鎮痛薬(NSAIDs)など
- 植物・昆虫: ゴム(ラテックス)、花粉、蚊などの虫刺され
非アレルギー性(生活環境や刺激)
アレルギー検査をしても原因が見つからない場合、こちらが疑われます。
- 物理的刺激: 寒暖差(寒冷)、皮膚への強い摩擦、振動、日光
- 精神的要因: 過度なストレス、睡眠不足、肉体的な疲労
- ホルモンバランス: 月経周期に伴って症状が出る女性も少なくありません
遺伝性(非常にまれなケース)
生まれつき「C1インヒビター」という、腫れを抑えるタンパク質が不足しているタイプです(遺伝性血管性浮腫:HAE)。これは非常に珍しいケースですが、家族に同じ症状の人がいる場合は専門医への相談が重要です。
美容の大敵!「夜になると腫れる」のはなぜ?
水瀬さららさんも「夜になると目がパンパンになる」と悩まれていました。これには、私たちの自律神経が深く関わっていると言われています。
- 副交感神経の働き
夜、リラックスモード(副交感神経が優位)になると、血管が広がりやすくなります。その結果、日中よりも水分が漏れ出しやすくなり、腫れが目立ってしまうのです。 - 一日の疲れの蓄積
夕方以降は、日中に受けた摩擦やストレス、ブルーライトによる目の酷使などのダメージがドッと出る時間帯。美容のためにも、夜のスマホは控えめにして目を休めることが大切ですね。
Amazon.co.jp: 自律神経どこでもリセット! も~っと ずぼらヨガ eBook : 崎田ミナ, 福永伴子: Kindleストア

美容師がアドバイス!もし腫れてしまった時の「3つの応急処置」
お客様から「最近、急にまぶたが腫れちゃって…」というご相談をいただくこともあります。そんな時、プロの視点でお伝えしている「肌を休ませるためのステップ」をまとめました。

お肌を休ませる「引き算のケア」
「冷やす」のが鉄則!
腫れている部分は、血管から水分が漏れ出しているデリケートな状態です。
- プロのコツ
清潔なタオルを冷水で絞り、優しく当てるのがベスト。 - NG行動
湯船に浸かって血行を良くしすぎると、腫れがひどくなることがあるので、当日はシャワー程度にしておきましょう。
「引き算のケア」で刺激を最小限に
腫れている時は、いつものスキンケアやヘアケアも刺激になることがあります。
- スキンケア
摩擦は厳禁。アイラインやマスカラなどのアイメイクはお休みして、クレンジングの負担を減らしましょう。 - ヘアケア
シャンプーやトリートメントの際、顔周りに泡がつかないよう注意してください。前髪が目にかかるのも刺激になるので、ピンで留めるなどしてスッキリさせておくのがおすすめです。
「症状の記録」を忘れずに
病院に行く頃には腫れが引いていることも多いのが、クインケ浮腫の厄介なところ。

- アドバイス
スマホで腫れている箇所の写真を撮っておきましょう。お医者様に「いつ、どこが、どう腫れたか」を正確に伝えられるので、診断がスムーズになります。
美容師からのメッセージ
アイドルグループ「Jams Collection」の水瀬さららさんも、夜になると目が開かなくなるほどの症状に悩まれていたそうです。最初は「疲れかな?」と思いがちですが、繰り返す腫れは体からの大切なサインです。
私たち美容師も、お客様の「いつもと違う変化」には敏感でありたいと思っています。もしチェックリストに心当たりがあれば、無理に隠そうとせず、まずは専門医に相談して、心も体も健やかな美しさを取り戻してくださいね。
まとめ:自分の体と向き合うことが「本当の美しさ」への第一歩
今回は、アイドルグループ「Jams Collection」の水瀬さららさんも悩まされていた、突然の顔の腫れ「クインケ浮腫(血管性浮腫)」について解説しました。

正しく知って、健やかな美しさを取り戻そう
最後にもう一度、大切なポイントを振り返りましょう。
- 特徴
まぶたや唇が突然パンパンに腫れる。かゆみは少なく、数日で引くことが多い。 - 原因
アレルギーだけでなく、ストレス、疲労、寒暖差など、日常の些細な刺激がトリガーになることも。 - 対処法
腫れたらまずは「冷やす」「低刺激」「記録(写真)」。繰り返す場合は自己判断せず専門医へ。
美容師として伝えたいこと
私たち美容師は、日々お客様の髪や肌に触れ、その変化に寄り添う仕事です。
「昨日はあんなに綺麗だったのに、今日は目が腫れてしまって外に出たくない…」そんな悲しい思いをしてほしくありません。
クインケ浮腫は、体が発している「少し休んで」という大切なサインかもしれません。水瀬さららさんも、原因が分かるまでは一人で不安だったはずですが、正しく向き合うことで一歩前へ進まれました。
もし、この記事のチェックリストに心当たりがあれば、まずはゆっくりと心と体を休めてあげてくださいね。原因を特定し、正しくケアをすることが、結果として一番の「美の近道」になります。
あなたがいつも最高の笑顔で鏡に向かえるよう、心から応援しています!
【重要事項】
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の診断や治療を勧めるものではありません。症状に不安がある場合や、息苦しさなどの緊急を要するサインがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。