生活者ファーストの対義語を聞かれた野田氏・斎藤氏「日本ファースト、国家ファーストですね」

生活者ファーストの対義語を聞かれた野田氏・斎藤氏「日本ファースト、国家ファーストですね」

BSフジのプライムニュースで中道改革連合を結成した野田佳彦氏(立憲民主党代表)と斉藤鉄夫氏(公明党代表)に「生活者ファーストの大義って何だと思いますか? 」と落合陽一が質問したところ、「日本ファースト、国家ファーストですね」と返答しました。1

生活者ファーストの対義語を聞かれた野田氏・斎藤氏「日本ファースト、国家ファーストですね」
生活者ファーストの対義語を聞かれた野田氏・斎藤氏「日本ファースト、国家ファーストですね」

詳しい話の内容抜粋

落合陽一「これをお2 人に聞いてみたかったことなんですけど、生活者ファーストの大義って何だと思いますか?」

斉藤鉄夫氏「生活者会大義パーストの大義後は先ほど申し上げましたように生活者人間よりもっと大切な他のものがあるなんとかファーストということだと思いますね。」

野田佳彦氏「あの、ま、ある種日本ファースト、 あ、日本国家ファーストっていう意味の対義が生活者ファーストになっちゃいますけどね。 その意味ではね、例えばね、あの、今準分かりやすいのは、あの、株価が買ってますよね。 はい。 資産持ってる人はより豊かになってます。一方で円安が進んでますから、戻らない人たちは物価がより上がってインフレで苦しんでます。 残念ながらこうやって2 局化してますよね。 で、強い経済と言ってるけれども残念ながらその恩恵を受けない人たちがたくさんいます。 その恩恵を受けてない生活者の危機に対してその課題に対して答えていくってのが生活者ファースト」

斉藤鉄夫氏「じゃ、生活者ファーストの大義とか言うわけではなく国家と生活者っていうのを退避させて考える」

野田佳彦氏「あの強い経済をね、作っていこうとすることはいいんです。ただ分配をきちっとやって豊かさを共有しないと 個人の金融資産って今2300兆とか 2400兆でしょ。 やっぱ豊かな国です。資産を持ってる。だけどその共有が残念ながら中所得者、低所得者資産を持たない人たちでは格差が広がっているという状況を豊かさのね合いみたいなことをするってことが生活者の再建につながるというような意味です。」

自民党政権批判の政治姿勢のあらわれ

野田佳彦氏や斎藤健氏が「生活者ファースト」の対義語として「国家ファースト」や「日本ファースト」を挙げた場合、それは「個人の生活の安定や幸福よりも、国家全体の維持や国益、あるいは組織・権力の都合を優先する政治姿勢」を批判的に表現していると考えられます。

  1. 「国民」ではなく「国家機構」の優先
    • 個々人の日々の暮らし(物価、賃金、福祉など)に焦点を当てるのではなく、GDPの数字や財政規律、防衛力の強化といった「国家としての体裁や強さ」を第一に考える政治への警鐘です。
  2. 排他主義への批判
    • 野田氏は過去に「日本ファースト(排他主義)」を否定する文脈で、「生活者ファースト」の重要性を説いています。これは、特定の内向きなナショナリズムや、外を排除して自国の利益だけを追う姿勢が、結果として多様な人々の生活を損なうという考えに基づいています。
  3. 利権・組織ファーストとの対比
    • 政治が特定の政党や支援団体の利益(利権ファースト)を守ることに終始し、一般市民の視点が置き去りにされている現状を「(彼らにとっての)国家・日本ファースト」と揶揄し、その対極にあるべき姿として「生活者ファースト」を強調している側面があります。

つまり、この発言は単なる言葉の定義ではなく、「政治の目的を『国家という枠組み』に置くのか、それとも『そこで暮らす人々の生活』に置くのか」という、政治哲学の対立軸を示したものといえます。

野田佳彦氏生活者ファーストの政党が必要

野田佳彦氏は過去に何度も「日本ファースト(排他主義)」を否定する文脈で、「生活者ファースト」の重要性を説いています。2

政治が特定の政党や支援団体の利益(利権ファースト)を守ることに終始し、一般市民の視点が置き去りにされている現状を「(彼らにとっての)国家・日本ファースト」と揶揄し、その対極にあるべき姿として「生活者ファースト」を強調している側面があります。3

2025年の参院選では参政党に対抗する演説で「外国人の住みやすさ」を訴えていました。

そもそも「生活者ファースト」と「国家ファースト」は厳密な対義語ではありません

「生活者ファースト」と「日本ファースト、国家ファースト」は本当に対義語?

生活者ファースト
→ 国籍や属性を問わず「今そこに生きている人の暮らし」を重視する考え方
(福祉・労働・子育て・弱者保護など)

国家ファースト/日本ファースト
→ 国家の制度・安全保障・国益・主権を優先する考え方

多くの日本人が感じる日本国家・日本人が第一なのは当たり前という感覚はごく自然で、実際には「生活者ファースト」と「日本人ファースト」は両立しうるものです。

ただし、政治的には「生活者=国籍を限定しない」という文脈で使われることが多く、そこに違和感を覚える人が出てきます。

机上の空論に過ぎない説明が多く、それらをどのように実現するのかという話はもう少し突っ込んだ議論がされるべきだと思います。

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  1. 【緊急生出演!野田佳彦×斉藤鉄夫】新党結成の舞台裏と勝算 【中道改革連合】2026/01/16放送<前編>【BSフジ プライムニュース】 – YouTube ↩︎
  2. 立憲・野田氏「生活者ファーストの政党が必要。排他主義はいけない」 [立憲民主党][参院選(参議院選挙)2025]:朝日新聞 ↩︎
  3. 「日本人ファーストじゃないでしょ」立民・野田代表、外国人の住みやすさ訴え 参政に対抗 – 産経ニュース ↩︎