大阪市立加美北小学校(大阪市平野区)で、同僚の４０代の女性教諭に睡眠導入剤を入れたシュークリームを食べさせ、急性薬物中毒にさせた講師の女(６０)を大阪府警平野署は１４日、傷害などの容疑で書類送検しました。
また、職場復帰したばかりの教諭の運動靴や指導用教科書に「ヤメロ」「バカ」とマジックで書き込んだ器物損壊容疑でも書類送検しています。
容疑者の講師の女は「かわいげがなく、学校からいなくなればいいと思った」「教諭の指導方法が自分と異なり、任せていたら子供たちが育たないと感じた。態度にも不満があり、邪魔で仕方なかった。いなくなればいいと思った」と容疑を認めているということです。
傷害の書類送検容疑は昨年６月１日午後４時５分ごろ小学校職員室で会議中に自ら買ってきた市販のシュークリームを配り、睡眠導入剤入りのシュークリームを女性教諭に渡していました。
睡眠導入剤「ブロチゾラム」は家族に処方されたもので、「１錠を割って中に入れた」と供述してます。
女性教諭は食べてまもなく意識不明となり、病院に搬送されました。病院から急性中毒の患者がいると通報があり、大阪府警平野署が女性の血液を鑑定したところ、服用した覚えのない導入剤の成分が検出されたことから捜査していました。
また、容疑者の講師の女は現在、自宅待機していますが、加美北小学校では今年４月、教諭が担任する１年生の児童２７人分の個人情報が記された「児童調査書」が職員室のロッカーからなくなっており関連を調べています。
続きを読む 同僚の女性教諭(４０)に睡眠導入剤入りシュークリーム食べさせ意識不明。小学校の女講師を書類送検
