映画『トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン』見て色んな意味で驚いたw

昨日の夜、映画『トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン』を見てきました。第１作目は見たような気がするのですが、２作目のトランスフォーマー/リベンジは見た記憶が全くないんですよね。ただ、第１作目の時に感じた、「昔見たアニメのトランスフォーマーにはないもの」が、やっぱり今作を見ていて感じました。

この映画「トランスフォーマー」が作られることになったはスティーヴン・スピルバーグさんが仰っしゃるには、彼の子どもがトランスフォーマーのおもちゃで遊んでいるのを見ていつかこのトランスフォーマーの映画を作りたいと思っていたことが実現出来るようになったからなのだそうですね。
【『トランスフォーマー』スティーヴン・スピルバーグ単独インタビュー – 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ】

その為、この映画「トランスフォーマー」では昔のアニメでは考えられないようなリアルを超越した変形(トランスフォーム)をしたり、戦ったりするわけです。

ただ、外国の人の感性ゆえなのか、いくつか気になったりその表現はどうなんだろうと思ったりすることがあり、それを考え出すと話に集中できなくなるから、「とりあえずそれを考えるな、これはそういう世界観なんだ」と自分に言い聞かせながら見ていたのでした。
見終わった後にも残るそれらのシーンや表現が悪いとは思わないし否定をするわけではないけれど、考えをまとめておかないと自分の中で整理がつかないしこれではいけないと思ったのでした。
でまぁ、とりあえず気になった点をいくつか挙げておきます。

頑固者のオプティマス・プライムさん
トランスフォーマー DA17 スペースオプティマスプライム

アニメ版でいうコンボイの人ですが、映画版のオプティマスは物事を割りきって考える方のようで、建前上『正義のトランスフォーマー』だからかもしれませんが、「(地球の)人間のため」と言いつつ、彼の立てた計画により街が破壊され多くの人間が亡くなりました。「これで政府も分かったただろう」と彼は言うのですが、その考えはいかがなものかと。人が亡くなっとンのやで！？

命の価値があまりにも軽い
トランスフォーマー同士の戦い(オートボットVSディセプティコン)の中で、トランスフォーマーも相手をやっつけたりやられたりするのですが、人質にとった相手も簡単にころ○てしまったり、首をもいだり頭を銃で撃ち抜いたりします。金属生命体（ロボット生命体）である彼らだからという描写ではなく、地球人もトランスフォーマーの銃で撃たれて、瞬間的に人間の体は木っ端微塵になります。

運が良すぎる主人公

(トランスフォーマーの主人公サム・ウィトウィッキー役のシャイア・ラブーフ)
無職で冴えないルックスなのに主人公のサムは、何故か美人でスタイルも性格も良い女の子に好かれるようで、彼の奇行や奇妙な発言や無職であることすら受け入れてくれる女の子が彼女だったりします。

(サムの恋人カーリー・スペンサー役のロージー・ハンティントン＝ホワイトリー)
ハリウッドの冴えない主人公がモテモテという例は過去にも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか「スパイダーマン」など多く見かけますが、このサムは前作の彼女に振られてもすぐに別の女の子に好かれる何かしらのフェロモンの持ち主のようで、射止めた彼女の可愛さは歴代「モテる冴えない君」でも上位だと思われます。
また、超々運のよい主人公であり、大した実力もないのにどんな危険な状況からも神回避し、あわよくば敵をやっつけてしまいます。おそらく運だけで人類最強になれる才能を秘めていると確信します。

他にも幾つかあったのですが、話の内容に関わる部分だったりするのでやめておきますが、結局のところこれこそがハリウッドバージョンによる、アメリカンな考え方なのでしょう。
まだまだ続きそうな本作品ですが、サムは次作でまた別の彼女作っていやしないかと思うと腹立たしいような羨ましいような心持ちであったりします。

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