16日に行われた第46回衆議院選挙は自由民主党が圧勝するとともに、民主党が大敗する結果となりました。
民主党政権が3年間という短期に国民に与えた失望感の結果と言えますが、戦後初の投票率の低下というのは、日本人の政治への不信感の現れでしょうか。しかし、不投票は投票結果に信任したのだということを、日本国民は忘れてはいけません。
第46回衆議院選挙は自民党の圧勝 自・公で325議席獲得 政権交代
【自・公で325議席獲得 政権交代へ NHKニュース】
賽は投げられたのです。
自民党の安倍晋三総裁が総理大臣になることは確実で、今後、様々な事柄が新しくなったであろう、自民党政権下で執り行われます。
近隣の中国や韓国の反発もありましょう。アメリカ軍基地の問題や原発の問題もありましょう。
しかし、投票の有無にかかわらず、日本の国民は自民党を選んだのです。
自民党におかれましては、3年前に今の民主党のように国民から否定された過去があるのです。
今度こそは、日本の未来をより良くするにはどうするか、今以上に信頼を得て、来年夏の参議院選挙で支持を得られる結果を見出さなければ、日本の国政の危機が延々続くばかりです。
日本の政治を報道するテレビや新聞といったマスメディアにおかれましては、いつぞやの自民党政権下での「漢字間違い」だの「カップ麺の価格」といった、くだらないネガティブキャンペーンをしないようにしていただきたく思います。
そんなくだらない報道は日本国民は求めていませんし、日本の損益でしかありません。
先日の選挙報道では、テレビ東京で池上彰さんが政治や政党を分かりやすく伝えるとともに、政治家に的確な質問と指摘をしていました。
通常、テレビでは聞かないような突っ込んだ質問や批判をするその姿勢が、多くの人に支持をされています。
他のテレビ局や新聞は、そうした国民の求める政治報道の報じ方について考えていただきたいものです。
【池上彰さんがテレビ東京の選挙特番でやりたい放題だと話題に : 市況かぶ全力2階建】
第三極がどうとか言われていた今回の選挙ですが、開けてみれば日本維新の会が50議席を超える程度であり、「原発反対」を求めていた政党は空気でした。
今までが社会民主主義の社会保障の求められる要素の大きい日本で、年金問題や子ども手当の財源も示せなかった政党に国民が耳を貸さなくなったことや、
日本の国土を守る取り組みについて「日本の右極化」と揶揄する向きもあるそうですが、とんでもないことです。
そうした政党や政策や思想も民主主義国家においてはあっていいのでしょうが、
何かを失くすなら、代替案は明確に国民に示し、それが実行可能であると誰もが想像できるビジョンを見せてください。
今回、大敗し、議席が減ったり議席も獲得できなかった政党におかれましては、なぜ、国民から信任を得られなかったのかを鑑み、大いに猛省してください。
愛媛県の話を最後にしますが、愛媛県の中村時広知事・野志克仁・松山市長は、自民党が県内小選挙区を独占したことともに、選挙中に市政をほったらかしにして日本維新の会(松山維新の会)を応援したことについて批判されたことを反省し謝罪すべきです。
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