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【アルジェリア人質事件】日揮と政府の匿名決定も、テレビ朝日でも被害者らの実名報道

朝日新聞の紙面に遺族との約束を守らずに被害者の実名が載せられ問題になっていますが、テレビ朝日の「報道ステーション」でも被害者・行方不明者の氏名など個人情報が報じられたとして、被害者や遺族の気持ちを蔑ろにしているとして批判の声が挙がっています。
朝日新聞ならびにテレビ朝日は取材の際に実名報道をしないとか、記事にする際には遺族に連絡をするなどという約束を無視しての報道をしたことになります。
【アルジェリア人質事件】日揮と政府の匿名決定も、テレビ朝日でも被害者らの実名報道
マスコミの人間は実名でないと不具合があると信じている人がいるようで、毎日新聞の記者はTwitterで「実名報道には、悲しみをみんなで共有し、悲しみを癒す力があると信じます」と発言して批判を浴びて炎上し、朝日新聞の記者の「犠牲者の氏名を歴史に刻む必要がある」と発言は勝手な価値観でありマスコミの横暴であると批判を受けています。
アルジェリア人質事件被害者の実名を朝日新聞や毎日新聞が執拗に公表迫る問題に親族らから不満の声 | CUTPLAZA DIARYアルジェリア人質事件被害者の実名を朝日新聞や毎日新聞が執拗に公表迫る問題に親族らから不満の声 | CUTPLAZA DIARY

朝日新聞に関係の近い信濃毎日新聞では「被害者の実名 思いを共有するために」という社説が出ています。
一見、被害者の為にとしながら、実名は日本政府が渋っているからだという論調になっている点が気持ち悪いのは何故でしょう。

例えば『「日揮の皆さんと相談して、公表は避けていただきたいとのことだった」。公表しない理由を問われ菅義偉官房長官は述べている。』と日本政府が発表している事を取り上げておきながら、冒頭で『アルジェリアで起きた人質事件で政府は、被害者の氏名の発表を渋っている。』としています。
それから『どんな人が巻き込まれ犠牲になったかの情報は、事件の本当の姿を知る上で欠かせない。』とありますが、事件の情報に実名がないと報じられないという朝日新聞や毎日新聞や信濃毎日新聞の主張が受け入れられるものではありません。それはマスコミが実名報道を演出に利用しようとしているに過ぎません
以下のような被害者や遺族らが大変だと分かっているかのような文章もあります。『亡くなった人、辛くも命を取り留めた人、その家族…。厳しい状況を強いられた人たちだ。取材、報道によってさらなる負担をかけるのは、何とも忍びない。亡くなった人、辛くも命を取り留めた人、その家族…。厳しい状況を強いられた人たちだ。取材、報道によってさらなる負担をかけるのは、何とも忍びない。』『政府や自治体、企業の間で匿名発表の流れが強まっている。一因に報道被害の問題がある。昼も夜も大勢で押しかけ、カメラを向けて質問を突きつける。メディア側にも反省点は多い。』
しかし、『事件や事故の被害者家族の中には名前が報道されることを望む人も少なくない。あの人が生きた証しを記憶にとどめてほしい。そんな思いを口にする人もいる。』というように、実名で報道されることを望む人がいると書かれています。だったら、実名を求める人だけ実名で報じればいいでしょう。

今回の朝日新聞にしろ実名報道の問題が悪質なのは、実名報道や取材を求めていない被害者や遺族を騙して、実名報道をし、取材合戦による二次被害を起こしていることが批判されているのです。

実名で報道するまえに、報道とは誰のためのものかという意義についてご理解をいただくようマスコミのの皆さんにもお願いする。
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