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アメリカで4例目のBSE(牛海綿状脳症)に感染した乳牛 輸入規制緩和に影響必至

アメリカ政府は24日、アメリカ国内で4例目のBSE(牛海綿状脳症)に感染した乳牛が確認されたと発表しました。
全米肉牛生産者協会は声明を発表し「感染した牛は、当局による抜き打ち検査で見つかったもので、肉は一切流通しておらず、アメリカ産牛肉は安全だという事実に変わりはない」としています。
アメリカ農務省のクリフォード主任獣医師は、「人々の健康に害を及ぼすようなことはない。今後、徹底した調査を行うが、消費者に懸念を与えたり、牛肉の取り引きに影響が出るような性質の話ではない」と深刻な事態にはならないとしています。また、クリフォード主任獣医師は「(非定型のため)広範な感染が疑われる汚染飼料が原因ではないと考えられる」と説明しています。

アメリカで4例目のBSE(牛海綿状脳症)に感染した乳牛 輸入規制緩和に影響必至

通常、BSEは感染牛の臓器で作る「肉骨粉飼料」を牛に与えることで感染が広がることが定説とされていましたが、日本で新型の非定型BSEが発見されており、こうした定説に疑問が生じました。

BSEはヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病に関係があるとされており、畜産業や外食産業など一般生活に影響を与える世界的な社会現象となりました。

アメリカは日本側に米国産牛肉の輸入制限緩和を求めていましたが、新たなBSE感染牛の問題は逆風となりそうです。また、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)にも影響を与えるのではとも示唆されています。
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