愛媛FC Jリーグ側好感触 J加盟を本申請

愛媛FC Jリーグ側好感触 J加盟を本申請

  来期のJリーグ入りを希望しているサッカーチームの愛媛FCが29日、加盟申請書を提出した。競技場がJ2の基準に合わないことで昇格は困難と見られていたが、県などを巻き込んだ競技場の改修計画を提案。Jリーグも一転して評価し、昇格条件(原則として2位以内) をクリアすれば、昇格の可能性が出てきた。一方、県議会総務企画委員会ではこの日、愛媛FCの将来の経営について、委員から不安視する意見も出された。

  愛媛FCと県、松山市はこの日午後、県庁で記者会見し、12月の加盟決定に向けて引き続き努力していく姿勢を示した。

  Jリーグ側から不備を指摘されていたホームスタジアム(県総合運動公園陸上競技場) などを改善する県の改修計画では、Jリーグの鈴木昌チェアマンから指摘された6項目=表参照=については今年度中に改善するほか、09年度に大型スクリーンの設置▽11年度までに固定席を2万席設置▽12年度以降に固定席を3万席まで増設――などが盛り込まれた。総事業費については、県企画情報部は「まだ計算していない」 としている。

  松山市も06年度、北条スポーツセンターに照明施設を備えた人工芝のグラウンドを整備し、練習場として提供するほか、ファン拡大に向けたPR活動などの支援に取り組むとしている。

  また、愛媛FCも経営計画を見直し、スポンサー収入と年間シート販売を増やすことで、06年予算を3億1500万円から同4億円まで増額させた。1試合平均の目標入場者数は5千人とした。

  愛媛FCの村田裕司専務は「入場者数は最低限の目標。行政の支援と県民の熱意は伝わったと思う。今後も地元の機運を盛り上げて、J2昇格を目指して全力を尽くしたい」 と話した。

  Jリーグ広報部によると、申請書を受け取った鈴木昌チェアマンは「短い期間でこれだけの対応したことに、熱意を感じ評価している。昇格可能性は○に近い△」 と、昇格に前向きな姿勢を示したという。

採算面で不安指摘 県議会委

  一方、この日の県議会総務企画委員会では、J2入りを果たした場合の愛媛FCの経営不安を指摘する声もあった。

  阿部悦子県議(環境市民) は「Jリーグは集客力が落ちてきているという報告もある。経営が苦しくなった場合に県の財政出動があるのか」。 池田忠幸県議(自民) も「採算は合うのか。県がJ2に深入りして、どんどん資金を注ぎ込むことがないようお願いしたい」 と注文。これに対し、県の担当者は「第三者を交えて経営状況をチェックする体制を作りたい」 と説明した。

愛媛FC

愛媛FCがJ2昇格になるには、様々な困難があるようだ。

一番には集客なのだが、これは県内だけの集客ばかりを望んでいたのでは、すこし苦しいような気がする。

四国4件との連携で、四国内外のファンを集められるだけのPRや、それに伴う陸路関連、交通機関の確保、また、宿泊施設などの問題もあるのではないのか??

まだ話は始まったばかり。

万全を期して、頑張って欲しい物であります。
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