ジャニーズ事務所のパンダ誘致負担は5年50億円にネットでは批判の声も

ジャニーズ事務所の東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching J」で集まった募金がパンダ誘致に使われるのではと批判が出ているとの報道がされているようです。
もともとパンダ誘致の話は仙台市や政府ベースで進んでいた話だったようですが、復興を優先する仙台市がパンダ誘致を断念したニュースを「Marching J」の代表を務めている近藤真彦さんが知り、「子供を喜ばせるだけでなく、東北における経済効果も大きく期待できる」として誘致に乗り出すことになりました。

SMAP中居正広、福島で極秘に炊き出し。その他多くの芸能人が炊き出し #jishin | CUTPLAZA DIARY

http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201201280004.html

「Marching J」では支援の期限を設けないとしているのですが、この点については良いことのように思います。

いろんな意見があるのは当然なのですが、それらの原質を辿ると色んな物が見え隠れしてますね。
「パンダを飼うために募金したわけではないだろう」「数十億円もあったらどれだけ被災民の生活に役に立つことか」「被災民のために募金した人がかわいそう」という声がネットの掲示板であったとされると報じられています。
ただ、パンダ誘致の話は昨年からあった流れであり、今になって批判するというのは何かしらの意図を感じる部分もあります。
「今更パンダをわざわざ仙台に見に行こうなんてなるわけない」という2chの発言があるようですが、2ちゃんまとめというのは煽り発言をまとめるケースが多いので、意見としてどの程度参考になるのか分かりません。
また、メディアで批判している所は今のところlivedoorとサイゾーというタブロイドくらいですね。存在や姿の見えない「とある記者」とか「専門家の意見」を元にした記事というのは注目を集める手法としては2ちゃんまとめと同じですね。

上野動物園の時もパンダを中国から借りるということに批判があったのですが、結局その経済効果のこともあってか後継のパンダが来ています。
今回の仙台へのパンダ誘致にかかる試算をを上野動物園を参考にした報道が現在されていますが、その上野動物園でのパンダによる経済効果については示されていないのはなぜでしょうか。

上野動物園を例として、仙台にパンダを誘致するにあたってリース代や移送費や飼育するには5年で50億は必要ではないかと試算しているようです。
パンダの誘致が出来るならそれらの資金を「Marching J」に集まった募金を5年間負担し、飼育をまかなうとしています。

ちなみに上野動物園のパンダ経済効果は200億円とされていました。

昨年12月22日には首相官邸を訪れ野田佳彦首相に直訴し、同25日の日中首脳会談では日中国交正常化40周年ということも後押ししパンダ貸与に前向きな返答にこぎつけたとのことです。
この日中でのパンダ貸与の合意には中国漁船衝突事件などでギクシャクした日中関係における政治的な動きもあると考えられ、中国は今までにも政治的意図でパンダの貸与をしていることが批判される理由となっていると思われます。

被災地へのパンダ誘致プランは昨夏に生まれたそうで、近藤真彦さんは「阪神大震災のとき、僕たちは9年間サポートしたけど、お金の使い道に関して(寄付先から)『何に使われたか分からない』と言われた。だから明確にここに使いましたと言える活動にしたかった」としています。
被災者に直接募金を分配する日本赤十字の募金は分配するまでにかなりの時間がかかりました。
お金だけを被災地に送っても、その使い道で逆に困らせることになる場合もあるのかもしれません。
また、復興に際して、これからの支援のあり方としては、被災地となった地域に人が集まったり、仕事が出来る環境が戻ることが大切なように思います。

Johnny’s netJohnny's net
Johnny’s netJohnny's net
Marching J – WikipediaMarching J - Wikipedia

2012/01/30
痛いニュース(ノ∀`) : 「数十億の復興募金がパンダに」…ジャニーズ事務所の提案に批判相次ぐ – ライブドアブログ痛いニュース(ノ∀`) : 「数十億の復興募金がパンダに」…ジャニーズ事務所の提案に批判相次ぐ - ライブドアブログ

ジャニーズ事務所による復興支援プロジェクト「Marching J」で集まった募金の用途が発表され、ネットユーザから批判が相次いでいる。同事務所は、中国から東日本大震災の被災地・仙台市へ貸与される予定のパンダにかかる全費用負担を表明し、28日にサンケイスポーツが報じた。

記事によると、同事務所の近藤真彦が、仙台市のパンダ誘致計画頓挫を知り、 「ウチでパンダを被災地に呼ぼう」と提案。日本パンダ保護協会・名誉会長の
黒柳徹子に相談しながら、仙台市や日本政府関係者、中国要人と交渉を続けたようで、主な費用は、1頭年間4000万円程度とされるリース代や、約5000万円ともいわれる中国からの輸送費など、5年で数十億円の費用を見込む。

だが、この費用が復興支援プロジェクトの募金からあてられると公表したことにより、ネット掲示板上では「パンダを飼うために募金したわけではないだろう」「数十億円もあったらどれだけ被災民の生活に役に立つことか」「被災民のために募金した人がかわいそう」など、ジャニーズ事務所への批判が噴出した。

また、パンダ誘致に賛同する書き込みはほとんどなく、「ジャニーズファンも自分達の募金した金が中国の懐に流れるとは夢にも思わなかっただろうな…」「タレントの募金なんか信用するほうが馬鹿ってことなのかね」など、ネットユーザーの多くは、ジャニーズ事務所の活動に呆れ果てた反応を見せている。
http://news.livedoor.com/article/detail/6234554/

「数十億の募金がパンダに…」近藤真彦の提案に非難(トピックニュース) – livedoor ニュース「数十億の募金がパンダに…」近藤真彦の提案に非難(トピックニュース) - livedoor ニュース

2012/1/28
マッチがパンダを仙台へ!復興へ年内にも実現:芸能:スポーツ報知マッチがパンダを仙台へ!復興へ年内にも実現:芸能:スポーツ報知

 ジャニーズ事務所による震災復興プロジェクト「Marching J」の呼びかけによる、被災地へのパンダ誘致が早ければ年内にも実現する見通しであることが27日、明らかになった。同プロジェクトの代表を務める歌手の近藤真彦(47)がこのほど取材に応じ、宮城・仙台市の八木山動物公園に2頭のパンダを招致するプランを披露。昨年3月に39万人を動員した大規模な募金活動の総額に加え、ジャニーズ関連会社の協力で数十億円に及ぶ費用を負担し、飼育をまかなう。

 復興への夢をのせて、パンダが仙台にやってくることがきわめて濃厚になった。マッチは「パンダは平和の象徴。東北で怖い思いをした子供たちの笑顔を取り戻したいし、また、パンダによる経済効果で東北地方のお役に立てたらうれしい」と責任感をにじませた。

 被災地へのパンダ誘致プランは昨夏に生まれたという。「阪神大震災のとき、僕たちは9年間サポートしたけど、お金の使い道に関して(寄付先から)『何に使われたか分からない』と言われた。だから明確にここに使いましたと言える活動にしたかった」

 そんな時に仙台市が、自治体としてのパンダ誘致を断念したと知らされた。「仙台市民としてはパンダにお金を出すなら『生活や家を』という意見が多かった。それなら僕たちで、と」。女優で日本パンダ保護協会の名誉会長・黒柳徹子の協力も仰ぎ、関係者との折衝を重ねてきた。

 昨年12月22日には首相官邸を訪れ野田佳彦首相に直訴。今年は日中国交正常化40周年ということも後押しし、同25日の日中首脳会談で、前向きな返答にこぎつけた。日本の芸能事務所が国家規模のプロジェクトを動かすのはきわめて異例だ。

 マーチングJではひとまず5年間、費用を負担すると仙台市と交渉中だが、招致費用は巨額。上野に昨年2月来日したパンダのリース料は1頭8000万円と言われる。さらにきゅう舎代、飼育代、輸送費などを考えると数十億単位。募金で集まった額に加え、関連会社からの協力も仰ぐ。プロジェクトが一丸となった証しとして、きゅう舎にはマーチングJのロゴがあしらわれるという。

 40周年イヤーの年内にも実現する見通し。マッチは「今は中国側にお預けしている状態。ただ待っているのではなく、こちらの熱意を伝えるために、パンダが来るまで活動は足を止めずに続けていこうと思ってます」と署名や募金活動の継続を誓った。

 ◆日本のパンダ事情 72年の日中国交正常化を記念し中国から東京・上野恩賜公園に贈られたカンカンとランランが第1号。これまでに日本で暮らしたパンダはのべ24頭。現在は上野に2頭、神戸に1頭、和歌山に8頭が飼われている。

2012/01/28
朝日新聞デジタル:ジャニーズのパンダ招致負担は5年50億円 – 日刊スポーツ芸能ニュース – 映画・音楽・芸能朝日新聞デジタル:ジャニーズのパンダ招致負担は5年50億円 - 日刊スポーツ芸能ニュース - 映画・音楽・芸能

 近藤真彦(47)がジャニーズ事務所を代表して、東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching J」による仙台市・八木山動物公園へのパンダ招致活動の詳細を初めて語った。プロジェクトによってパンダ招致と飼育に要する費用5年分を負担すると明言。公園内に設置するパンダ舎に「Marching J」の表札を掲げるプランを明かし、募金の使途も明確にする必要もあると強調した。

 ジャニーズ事務所の長男坊的存在である近藤が代表を務める「Marching J」の一環としてパンダ招致の検討を始めたのは半年前。復興を優先する仙台市がパンダ招致を断念したとニュースで知った。「子供を喜ばせるだけでなく、東北における経済効果も大きく期待できる」として招致に乗り出した経緯を説明した。

 募金の使途を明確にする意図もあった。「Marching J」では昨年4月、所属タレント総動員で募金活動を展開。今も公演会場に募金箱を設置するなど活動を続けている。「ファンの方々や募金してくださった方々に対し、明確にここに使いましたと言える活動にしたかった」。目に見える成果としてパンダ招致は最適だったと判断したという。仙台市に対し、パンダ舎に「Marching J」の表札を掲げることも要請している。

 「パンダを呼ぶことができたら、費用5年間分は負担しますと、仙台市にも伝えています」と明かし、長期間にわたる支援を明言した。仙台市では、上野動物園などの場合を参考にすると、招致から飼育までの費用は年間10億円前後とみており、5年間となると総費用は約50億円に達する。

 現在までの「Marching J」の募金額については「5円出した子もいれば、1000円の子もいる。発表するのはどうかなと思っています。みなさんが想像する金額より、はるかに下」として、公表しない方針。招致には、ジャニーズ事務所や関連会社も資金を提供していく。

 プロジェクトの期間は当初、約1年間としていた。「最初はパンダのアイデアがなかったので今年3月までと考えていましたが、できれば続けていきたい。エサ代などの募金があったらすてきかな」と話した。

2011/12/22
asahi.com(朝日新聞社):パンダが仙台にやってくる 日中両政府、貸与で合意へ – 政治asahi.com(朝日新聞社):パンダが仙台にやってくる 日中両政府、貸与で合意へ - 政治

 東日本大震災の被災地・仙台市の八木山動物公園(太白区)に、ジャイアントパンダが貸し出されることになった。野田佳彦首相の25日からの中国訪問にあわせ、日中両政府が合意する見通し。日本政府関係者が明らかにした。来年の日中国交正常化40周年の目玉にする考えだ。

 今年5月に宮城、福島両県を訪れた中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は、子どもたちにパンダのぬいぐるみを贈った。子どもたちの喜ぶ姿を見た仙台市の奥山恵美子市長が、被災地の子どもを癒やしたいと中国政府につがいでの貸与を要望。日本政府も支援する考えを示し、中国側は「実現に向けて努力する」(大使館)としていた。

 野田首相の訪中を前に、中国政府から日本政府に貸与に応じる方針が伝えられた。日中首脳会談で合意する方向で調整している。阪神大震災で被災した神戸市の市立王子動物園(灘区)にも、2000年からパンダが貸し出されている。

2011/10/17
政府、パンダ貸与の要請検討 中国に、仙台の動物園依頼 – 47NEWS(よんななニュース)政府、パンダ貸与の要請検討 中国に、仙台の動物園依頼 - 47NEWS(よんななニュース)

 日本政府が中国に対し東日本大震災被災地の動物園へのジャイアントパンダ貸し出し要請を検討していることが16日、分かった。仙台市の動物園が震災で傷ついた子どもたちを癒やしたいと中国側との交渉を開始、日本政府にも後押しを依頼した。複数の政府関係者が明らかにした。

 日中両政府は国交正常化40周年となる来年に向け、両国の友好を演出したい意向だが、昨年の中国漁船衝突事件などで関係はぎくしゃくしたまま。このため日本政府は中国側の出方を探った上で、12月に訪中する見通しの野田佳彦首相と胡錦濤国家主席との会談で取り上げ、進展を図りたい考えだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...