昨年11月に29歳で亡くなった女性の書いた詩「アンブレラ」にバンド仲間が曲をつけてYouTubeに公開しています。
『あなたの傘になって あなたをぬらす全てから守るわ』
昨年11月に亡くなられた千種綾子さんは音楽仲間とアマチュアバンド「QJ(キュージェー)」で音楽活動をしていましたが、子宮頸がんの療養の為にバンドの音楽活動を休止していました。もう一度ステージに立ちたいとの思いでバンドを再結成し2010年2月に復活ライブが実現したそうです。
しかし、約9ヶ月後に帰らぬ人になりました。
もしこの世から 私の身体が消えても
あなたの傘になって あなたをぬらす全てから守るわ作詞:千種綾子
(※田中さんに歌詞の引用許可頂いてます。)
今回の歌の歌詞は、千種さんが亡くなった後にご家族がチラシの裏に書いてあったものを見つけられたそうで、この歌詞に曲をつけたのがバンド仲間だった田中さん。千種さんの代わりに歌うのは別バンドの女性ボーカルだそうで、聞く人語りかけるような優しい曲に仕上がっています。
以前テレビで報道された事で聞いてみたいという声が寄せられた為、今回のYouTubeでの公開が決まったとのこと。
アンブレラ QJ AJA
かなり苦しい闘病生活であったことは伝え聞いていたのですが、そんな時でも、誰かを愛したり気遣ったりするとても優しい人だったんでしょうね。
彼も一昨年にお父さんが癌で亡くなっており、千種さんの闘病生活の大変さや、あとに残されたご家族のお気持ちは痛いほど感じていたものと想います。
彼のお父さんは私の従姉弟に当たるので、千種さんが亡くなった時に田中さんに、「ネットで彼女が亡くなったことを知らせたほうがいいか」と相談されてたのですが、その時は彼女をよく知っている人にお知らせするのが良いのではないかとお答えしていました。
まずは親しい人が静かに送り出してあげるのが良いでしょうし、
ネットというのは色んな考え方をする人がいますので、どうしても良くない方に捉えられることがありますから、亡くなったということは直後にネットを通して知らせるという事だけは避けた方が良いと思ったからです。
しかし今回、千種さんの歌詞が見つかったことは、彼女が歌いたいとか歌を聞いてもらいたいという千種さんの想いがそうさせたのではないでしょうかね。
人は亡くなっても残された人に覚えていてもらえれば、ずっと皆の心の中で生き続けられます。
どうか、彼女の歌を多くの人に聞いてもらえるように努めていただけたらと思います。
田中さんの参加しているアマチュアバンド「tock- pang」
※曲を歌ったのはこちらのバンドの女性ボーカルの方だと思います。
【tock- pang – Myspace】
【tock-pang official web site】
「【動画】病気で亡くなった女性の歌詞「アンブレラ」にバンド仲間が曲をつけてYouTubeで公開」への1件のフィードバック
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