就任直後に倒れて治療を受けていた西宮伸一中国大使が東京都内の病院で亡くなりました。60歳でした。
政府は今月11日の閣議で、おととし、民間から起用した丹羽宇一郎・中国大使の後任に、外務審議官だった西宮伸一氏をあてる人事を決めていました。
沖縄の尖閣諸島の国有化を巡り、中国では反日デモや襲撃が続いており、日中関係が悪化していることもあり、大使の空席が続くことは好ましくないとして、後任人事の調整を急ぐことにしています。
自宅前に立っている状態からうつ伏せに倒れていたとのことで、搬送時既に意識がなく、警察によると事件性はないとしています。
【西宮伸一 中国大使が死去 NHKニュース】
【朝日新聞デジタル:駐中国大使、都内の路上で倒れる 搬送時は意識なし – 社会】
西宮氏は自宅近くの歩道に1人で立っていて、その後、うつぶせに倒れたといい、関係者によると搬送時は意識がなかったという。署は、事件性はないとみている。
外務省によると、西宮氏は自宅を出たところで、外務省に向かう途中だったとみられる。西宮氏は10月中旬ごろ中国に赴任する予定で、最近は省内で前職の外務審議官の職務引き継ぎなどをしていたという。