漫画「テルマエ・ロマエ」が大ヒットで60億円稼いだにもかかわらず、原作者のヤマザキマリさんは映画化の際に原作使用料が100万円しか支払われなかったとテレビで明かし、ヒット作の割りに安すぎると話題になっています。
このことについて映画評論家の方が「映画は博打」であり、ヒットするか分からないから事前に「多額の原作使用料を支払うのは難しい」とか「リスクを考えれば妥当」などと話しています。
ただ、ヤマザキマリさんの代理人を努める弁護士の「十分な説明がないままに原作使用料などが決められていけば、作家側は不信感を抱く」というお話にあるように、原作使用をした側が「映画は博打」とか「リスクかある」からと一方的に原作使用料を決めてしまうのは違和感があります。
また、映画製作や収支について原作者にリスクを求めるのは違う話に見えます。
ヒット後の歩合についての契約の話もなかったようですし、そこの話し合いの場に原作者が存在していたのでしょうか。
ヤマザキマリさんも今回の日本の原作使用料の安さについて2月にコメントしていますが、「日本は欧米に比べて著作者側の権利が弱過ぎる」事については今後見直されるべき問題かもしれませんね。
日本を離れる前にこれだけツイートしておこう:
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) February 26, 2013
要は私だけではなく家族にまで憶測皮算用の迷惑が掛かるのが耐えらなかった上でのあの番組の出演だったのですが、日本は欧米に比べて著作者側の権利が弱過ぎる事は海外暮らしだから尚更痛感出来る事。漫画家は鶴の恩返しの様に精神力と体力削って作業しているのだから、その権利はもっと尊重されて然り
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) February 26, 2013
というわけで著作権料の件に関してのツイートはいろいろ面倒臭いのでもうしません。アシさん達の力が結集したテルマエの最終回も脱稿しましたし、混沌とした状況の中でも心は絶好調に満たされております。本日のスタジオパークでは来月から始まる新連載にもちょっと触れております。
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) February 26, 2013
【「テルマエ・ロマエ」映画の安すぎる原作使用料100万円受けて、鍋島雅治先生も体験談語る | CUTPLAZA DIARY】
【「リスクを考えれば妥当」「作者への敬意の指標」 「テルマエ」原作使用料100万円の是非 (1/2) – ITmedia ニュース】
【「リスクを考えれば妥当」「作者への敬意の指標」 「テルマエ」原作使用料100万円の是非 (2/2) – ITmedia ニュース】
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