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中学校の図書館で借りたライトノベルの挿絵が貼り合わされ規制されていたと話題に

中学校の図書館で借りてきたというライトノベルの挿絵をのりで貼りあわせて見られなくする規制がされていたというツイートが話題になっています。
挿絵が規制されたとする本は、成田良悟先生の作品「デュラララ!!」で、イラストはヤスダスズヒト先生です。

アニメは見たことがありますが、内容は「首なしライダー」といった都市伝説やカラーギャングという不良グループたちによる話。
ただ、規制されるほどの描写があるようにも思えませんし、たとえライトノベルを子どもに見せないほうがいいという理由があっても、本を破損するのはもっての外であり、勝手に検閲したり規制するのは、
図書館の自由の上で問題があるのではという批判があります。

ライトノベルの挿し絵をわざわざ本のページをのりで貼り付けてまで規制した地元中学の図書室司書 – Togetterライトノベルの挿し絵をわざわざ本のページをのりで貼り付けてまで規制した地元中学の図書室司書 - Togetter


ライトノベルの挿し絵をわざわざ本のページをのりで貼り付けてまで規制した地元中学の図書室司書は頭おかしいと思う。本や著者編集... on Twitpic
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この話を読んだ時に思い出したのは、最近読んだ「ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)」の古書店店主の篠川栞子が以下のように話しています。
【ビブリア古書堂の事件手帖】栞子「(時計じかけのオレンジの)旧版と新版では内容に大きな違いがあるんです」 – Fun heureux【ビブリア古書堂の事件手帖】栞子「(時計じかけのオレンジの)旧版と新版では内容に大きな違いがあるんです」 - Fun heureux

ビブリア古書堂の事件手帖 2 P52
「アレックスの暴力行為は一過性のものだとバージェスは考えていたようです。彼は大人になって、善悪も自分の意志で選択できるようになる・・・・・・これは若者の成長を描いた物語だったんです。でも、アメリカ版が刊行された時、出版社の意向で最終章は削除されました。」

これを踏まえて店員の五浦大輔は「時計じかけのオレンジ」という本が過激な内容が書かれていようとも「感想はただの感想だ。現実にどんな行動を取るべきか、大抵の人間は自分で判断することができる」と解釈しています。

本は内容もそうですが、刊行当時の行間や文字の大きさの違いからも、ひとつの作品となり得ることがあるわけです。
たとえライトノベルでも、挿絵といったイラストも踏まえて、作品の世界観を感じるために必要なものだと、私は思います。
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