遊説先の福岡市内で記者団に野田佳彦総理大臣は２８日、自民党の安倍晋三総裁に申し入れていた公開討論に関し、安倍総裁が主張していた「ニコニコ動画」での２９日の討論に応じる意向を表明しました。
２９日に行われる１４党に呼びかけた党首討論会は２０時から東京・六本木のライブハウス「ニコファーレ」にて行われます。
民主党の安住淳幹事長代行が「双方向と言いながら極めて偏った動画サイトに投稿を許すようなやり方は、逆に、これまでの良き伝統の党首討論を崩すと思う」と指摘し、ニコニコ動画での討論に難色を示していましたが、この発言にはドワンゴの小林宏社長が「公平に情報発信の場を提供しているニコニコ動画に対する、根拠の無い誹謗中傷」と抗議文を公表しています。
民主党はドワンゴの「何を根拠に「極めて偏った動画サイト」と批判しているのか明確にしていただきたい」という質問には答えていませんが、時事通信によれば『衆院解散前の今月１４日の安倍氏との党首討論は首相が優勢』だったそうで(？)、『「逃げた」との印象を与えないためにも討論を実現させた方が得策と判断したとみられる』とのことです。

【民主党の安住氏の「(ニコニコ動画は)極めて偏った動画サイト」発言にドワンゴが抗議 | CUTPLAZA DIARY】

自民党の安倍晋三総裁、「党首討論をニコニコ動画で開催したい」とFacebookで発表

野田佳彦総理大臣は「もっと幅広く、多くの人に見てもらう公正中立な討論を提案している。ぜひそちらも受けてほしい」と安倍晋三総裁に求めていますが、まずは逃げずにドワンゴの小林宏社長への謝罪と回答の公表すべきです。
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