【お花見】花も贅、落花も贅

「花も贅、落花も贅」という俳句を思い出しつつ、下の句が思い出せないで唸っています。
仕方なく、なにか別の言葉をあてがって遊んでいますが、良い言葉が見つかりません。

【お花見】花も贅、落花も贅

「花も贅、落花も贅」というのは、『桜の咲いているのを見て愛でる事も贅沢であるが、落花していく様を見ることもまた贅沢であるなぁ。』という春に桜の咲いた事を嬉しく思っている気持ちが込められているのでしょうね。

桜の咲く様子を見て昔の人は、今年の稲の豊作を占ったそうですが、それとは別に、桜の花の咲き誇る様を見るのは、心が「ホッと」させられる気がしませんか。

桜もそうだし、草木も芽吹き花も咲き、空や降り注ぐ日の光を含めた春の色は、どれもビビットに鮮明で元気の出る色で楽しくなる色合いです。

今まで寒かった冬に耐えた木々が、春になって一斉に成長を始める。
それを目で見て皮膚で感じ耳にすることで、心も元気になれる季節です。

公園にアリスと散歩をしながら、「桜のピンクの色合いは、白い花びらの中の花弁の濃いピンクがかった茶が作り出しているナァ」と確かめていたら、近くで

「ホーホケキョ」

とウグイスの鳴く声がしました。

うぐいすのなく野辺ごとにきてみれば うつろふ花に風ぞ吹きける 詠み人知らず(古今集)

桜の満開の中で、綺麗な音色も聞けて、心弾むような気持ちに。

下の一句は

「美声も贅」

としましょうか。

ウグイスは、幼鳥のときに成鳥から歌声を聴いて練習するとの事。
ウグイスも冬の間寒さに耐えて練習したのですね。

それは春の喜びの歌に聞こえました。
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EXCERPT:

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