Twitterは公式のブログで、オリンピックの開会式が行われた7月27日に出されたツイートをきっかけに、英国新聞記者のTwitterのアカウントを凍結してましたが、NBCからの削除要請取り消しと、中立の立場を保つべきTwitterが間違った行動をしたとして、この英国新聞記者のTwitterのアカウントの凍結が解かれたことと、その問題について謝罪をしています。
Twitterのアカウントを凍結された英国新聞記者Guy Adamsさん
Oh. My Twitter account appears to have been un-suspended. Did I miss much while I was away?
— Guy Adams (@guyadams) July 31, 2012
オリンピックの開会式のライブをNBCが行わなかったことに関して、アメリカにいる英国新聞記者の方がNBCの社員の名前とメールアドレスを入れたツイートをしましたが、Twitterの規約によると他人のメールアドレスをツイートすることは個人情報のルールに反するため、NBCからTwitterにこの件の連絡があった後に、Twitterはこの記者のアカウントを凍結しました。
しかし、今回のオリンピックにおいて、TwitterがNBCと仕事上のパートナーであるため、この記者のアカウントが凍結されたのはTwitterがNBCよりだという意見が多く寄せられたそうです。
また、Twitterがしてはいけないことをした部分として、『この記者のツイートにアドレスが入っていることを発見し、NBCにTwitterに連絡するように忠言した人間がTwitterの中の人間であった』事を挙げています。
いわゆる『プライバシー侵害に関するポリシー』に関する問題ですが、中立な立場であるべきTwitterが率先して動きすぎたために、NBC寄りの意見が通ってしまい今回のような凍結から凍結が解かれるまでの状況になったのですね。
無論メールアドレスを勝手にツイートした記者が悪いのでTwitterの言い分も分かるのですが、本人に削除依頼をして拒否をされてからTwitterに連絡があれば調査をするとヘルプに描いてあるような対応が出来ていなかったのは痛いですね。
【Twitterブログ: 英国新聞記者のアカウント凍結について】
【Twitterヘルプセンター | プライバシー侵害に関するポリシー】
【NBC: Twitter alerted us to Guy Adams’ tweets – latimes.com】
【Should we trust Twitter? – CNN.com】
【Hey Guy Adams, where are the anti-NBC tweets? – Erik Wemple – The Washington Post】