東京都三鷹市井の頭の路上で私立高校3年の鈴木沙彩さん(18)が元交際相手のストーカー男に刺殺された事件で、殺人容疑で送検された池永・チャールス・トーマス容疑者(21)が、犯行直前に忍び込んでいた鈴木さんの家のクローゼットの中で、友人にスマートフォンのアプリ「LINE」でメッセージを送っていたことが分かりました。
容疑者が友人に送ったラインのメッセージの一部
午後1時27分「しきゅう助けてほしいことがある 返信ください」
午後2時06分「既読なら返信してよ」
午後2時13分「実はまだ日本 ふんぎりつかんから かなりストーカーじみたことを している」
午後2時14分「そのつもりはなかったけど なんやかんやで押し入れの中。出たいけど人がいて出られない」
午後2時15分「元カノの家の押し入れにて」
午後2時18分「まだリスクは 背負いたくないんだ」「神様反省してるので 助けてください」
午後2時24分「最悪 三時間前のおれしね」
午後2時30分「出たいよ」「詰みだわ」
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池永容疑者は被害女性の家の中に侵入しておいて、その不法侵入中にLINEで1時間かけて56件のメッセージを送っているのですが、報道で分かっている内容は、自分がどのようにして助かるかに終始しているのですね。
それ以前に被害女性の家に不法侵入した件で逮捕されるでもなく、午後4時55分ごろ、帰宅した鈴木さんを玄関先などで刃物で切りつけ殺害するという凶行に至っているのです。
池永容疑者が交際について友人に「これから彼女(鈴木さん)が女優業に専念するにあたって、自分(池永容疑者)は邪魔だから引くべきなのかということはすごく悩んでいた」とか、有名私立大学の学生と嘘をつき、鈴木さんと交際していたが、自分が置かれた状況についても相談していたそうですが、それは池永容疑者自身の問題であり、別れを告げられた後に身勝手な理由で悔やんだり、それを逆恨みしてストーキングや不法侵入・殺人を行うこと自体、異常な行動です。
池永容疑者の親友は「(犯行直後に)『やってしまった』みたいな電話は受けました。その時、ちょっと彼が焦っていたので、よく聞き取れなかったんですけれど、彼女と鉢合わせして、彼女が叫んで外に飛び出したというか。自分が追いかけて、カッとなってやってしまったと。その時も半信半疑。うそだと思いつつも、とりあえず彼がそう言っているので、まだ普通に、ただ外に出て、もう悪いことをしてしまったけれど、素直に謝れと」話したそうですが、
ナイフ持って不法侵入している容疑者は自分に酔っているだけです。
用意したナイフで人を刺し殺しておいて、謝っても取り返しの付かないことをしているのです。
このメッセージのやり取りをしている友人は、この内容を警察に届けたのか分かりませんが、
メッセージのやり取りの間に通報がされていないのであれば、この事件においてもLINEは犯行阻止すら出来ないツールとして世の中に認識されることでしょう。
【FNNニュース: 三鷹ストーカー殺人 クローゼットから約1時間でメッセージ56件】
【助けて…容疑者、直前に50通超メッセージ | 日テレNEWS24】
【女優業に自分は邪魔…友人に相談 三鷹殺害| ytv 読売テレビ ニュース&ウェザー】
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