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キャロライン・ケネディ駐日米国大使の「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します」発言に失望した。

駐日アメリカ大使館のキャロライン・ケネディ駐日米国大使の公式Twitterで18日、『米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています。』という日本のイルカ漁に反対するメッセージを日本語で投稿し話題になっています。

キャロライン・ケネディ駐日米国大使の「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します」発言に失望した。

王室のないアメリカにおいて、ケネディ家は「ロイヤル・ファミリー」にも例えられ、キャロライン・ケネディ氏が駐日米国大使になる際にはアメリカ国内だけでなく、日本においても歓迎するムードがありました。

しかしキャロライン・ケネディ氏の駐日米国大使就任後、安倍首相の靖国神社参拝について2013年12月26日、『日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。』という声明を発表しており、日本の歴史文化や立場よりも、アメリカの一方的な主張を伝えるだけのスピーカーになってしまっている印象を持ちます。

アメリカの自称動物愛護団体を名のるテロリスト「シーシェパード」は日本の調査捕鯨船を非人道的な犯罪行為で妨害活動を繰り返しており、このテロリストは2009年に日本バッシングのプロパガンダ作品として日本の和歌山県太地町で「イルカ追い込み漁」を隠し撮りし批判的に描いた映画「ザ・コーヴ(The Cove)」を制作しています。

和歌山県は公式ホームページにて『イルカ漁等に対する和歌山県の見解』を発表しており、その中で映画「ザ・コーヴ」について『映画『ザ・コーヴ』は、イルカ愛護の視点から描かれた作品で、世界には捕鯨やイルカ漁が行われている国や地域があり、これらの国や地域において、共通する地理的条件、歴史、経済、文化等があるにもかかわらず、ドキュメンタリー映画として、これらのことには何一つ触れられていません。』と批判し、『これまでも何度となく、海外からやって来る過激な動物愛護団体のターゲットとなり、漁業の妨害や精神的な攻撃を繰り返し受けてきました。国・県の監督のもと、法令規則を守り、昔から受け継がれてきた漁業を営んでいるだけであり、何ら批判されるものではありません。』と立場を説明しています。そして日本は古来より海産物を重要なタンパク源として利用しており鯨やイルカもその一部であるとし、『日本では、捕獲した鯨類は、食料としてだけでなく、工芸品の材料など余すことなく利用しており、石油の利用が始まるまで、鯨油の採取のみを目的として捕鯨を行い、大量に鯨を殺しては、その大部分を海に捨ててきた一部の外国の捕鯨とは一線を画してきました。』と、海外の捕鯨との違いを示しています。

また、現代は牧畜により大量の家畜を飼い、屠殺し、食していますが、『捕鯨やイルカ漁は地理的に厳しい環境にある地域の重要な産業・文化であり、漁業者の生業であります。自然の恵みに感謝しながら、畏敬の念を持って供養祭を行うなどの習慣が今も続いています。』と、イルカやクジラを特別視する価値観の一方的な押し付けであるとしています。

なお、日本が行っている調査捕鯨は、「国際捕鯨取締条約」第8条に基づく調査であり、イルカについては『イルカなどの小型鯨類はIWCの管理対象外で、各国が自国の責任により管理することとなっており、日本でも捕獲対象となる種類ごとに科学的調査に基づき、資源に影響のない範囲の頭数を捕獲しています。』と説明しています。

アメリカは日本に2回原爆を投下し広島で約14万人、長崎で約7万人の死者を出し、今なお後遺症に苦しむ被害者がいるという非人道行為を行いました。

キャロライン・ケネディ氏は駐日米国大使就任直前の挨拶で『20歳のとき、叔父のエドワード・ケネディ上院議員と共に広島へ行きました。そしてそれをきっかけに、より良い平和な世界の実現に貢献したいと切に願うようになりました。』と仰られておりますが、日本の歴史や文化を尊重せずにアメリカの主張だけを押し付けるのは、未だにイラクやアフガニスタンでアメリカが武力によっていうことを聞かせるやり口と遜色はありません。
また、『日米両国民が共通の価値観で結ばれている』と仰っていますが、日米の文化的価値観は少なくともキャロライン・ケネディ氏とは相容れないものがあるようで大変残念であり失望させられました。

イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)
イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)

CNN.co.jp : 太地町のイルカ追い込み漁に非難の声、ケネディ大使も懸念表明CNN.co.jp : 太地町のイルカ追い込み漁に非難の声、ケネディ大使も懸念表明
ケネディ駐日大使の自民族中心主義ケネディ駐日大使の自民族中心主義

イルカ漁等に対する和歌山県の見解|和歌山県ホ-ムペ-ジイルカ漁等に対する和歌山県の見解|和歌山県ホ-ムペ-ジhttp://archive.is/ucYiP

安倍首相の靖国神社参拝(12月26日)についての声明 | プレスリリース | 米国大使館 東京・日本プレスリリース | 米国大使館 東京・日本

ケネディ次期駐日米国大使、ビデオで自己紹介 | 大使館からのニュース | 米国大使館 東京・日本大使館からのニュース | 米国大使館 東京・日本

国際ハッカー集団アノニマスがYouTubeに日本政府に捕鯨をやめるよう求めるメッセージを投稿

サイバーテロ行為を繰り返している国際的ハッカー集団のアノニマス(Anonymous)を名乗るグループが29日、日本政府に捕鯨をやめるよう求めるメッセージをYouTubeに投稿しています。
日本の捕鯨船が鯨にもりを打ち込み、解体する映像をバックに「世界規模で海洋生物を撲滅している」と日本政府を批判し、「これはただの警告ではない」と脅迫的な発言をしています。

国際ハッカー集団アノニマスがYouTubeに日本政府に捕鯨をやめるよう求めるメッセージを投稿

2010年から2011年にかけて起きた「アラブの春」でもアノニマスが暗躍し、当時のムバラク大統領のウェブサイトをサイバー攻撃するなどしていました。
以前にもアノニマスは日本に対して違法ダウンロード刑事罰化への対抗する抗議を行っていますが、日本の捕鯨についての抗議活動は初と見られています。

ただ、アノニマスの特徴として情報の自由に対する脅威と彼らがみなしたものに対して、「匿名」で批判や報復活動をする集団であり、今回のように反捕鯨について抗議活動をするのは珍しいように思います。
また、肝心のアノニマスのTwitterでは今回の動画に関する発言が見当たりません。まぁ、日本語でツイートするのを諦めたのかもしれませんが。

また、アメリカサンフランシスコのの連邦高裁は反捕鯨団体のシー・シェパードによる日本の調査捕鯨船へテロ活動を、「海賊行為」と認定していて、国際指名手配中のポール・ワトソン容疑者を「常軌を逸した人物」と批判しています。
そうした背景があるため、表立って活動出来なくなった反捕鯨団体がなりすましている可能性もあるわけですが、別件で日本の政府や省庁や国家的重要企業がハッキングされており、注意するに越したことがないと思います。
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