先日、祖母が長年入院している病院から母に呼び出しの電話。
ここの所、食事を食べようとしていないとの事。
担当医によると、「もうこの夏は越せるかどうか分かりません。覚悟はなさってください。」と。
病院の医者は大抵そのような『人の命の期限』をつけたがるものですが、聞いた内容からして本当に危うい状態であるらしい。
人の命などというものは、
時として残酷だ・・・
ひょんなことから生まれいで、ひょんなことで死んでいく。
死んだらどうなるかなんて、考えるのは人間だけだそうで。
Tomoもいつかは死ぬのであろう。
30年後かもしれないし、
1年後・・・もしくは明日・・・
生きるも死ぬも、唐突で突然だ。
父の最期は幸せであったのではないか。
と言うと色々とアレかもしれないが、実を持ってそう思う。
母に最期まで付き添ってもらえてね。
亡くなった翌年に、彼の電話が鳴りだした。
父が最期の時、携帯のカレンダーのスケジュールに打ち込んでいたらしい。
『きょうは ふたりの けっこんきねんび。 ずっと いっしょに』
死して尚、愛する事を貫き通せた事は、
本当にそれは、幸せであったと
Tomoは思うよ。
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EXCERPT: