恋愛小説に求める物は理想であって現実感ではないけれど、やっぱりハッピーエンドが好き

Tomoはホラー物の映画も好きだけれど、男のクセに(クサイ)恋愛物も好き。
「どうせ映画の主人公達は互いに恋に落ちて愛し合うことになってハッピーエンドになる」ことが判りきっているくらいベタな展開でも良い。
というか、そのくらい分かりやすいくらいの恋バナであるほうが大好物であったりするくらいだ。
彼ら(彼女ら)は中盤で決まって『試練』めいた困難が待ち受けていたりするものですが、大抵はハッピーエンドである事が多いので、その大どんでん返しが来るのをひたすら待つ。
そしてその奇跡の導きによって幸せになる彼ら(彼女ら)が、映画の中の住人である事を忘れ、その恋が永遠の幸福に満たされる事を願ったりする。

しかしそんな恋愛物が好きなTomoも、タイタニック アルティメットタイタニック アルティメット価格:
ラブストーリー以外は

この映画の良さがわかるのは後半からだと思います。必死にボートを降ろす航海士や最期まで演奏を続けた楽団などです。ラブストーリーは観ず実際にあった事を観た方がいい気がします。マードック一等航海士が自殺してしまうのは悲しいです…
タイタニック
あまなつAdhover タイタニック アルティメットは嫌い。
だって、恋し愛し合った2人の愛は『暗く冷たい海の底に沈んだ』なんて、クールだとはとても言えない。
アンハッピーなんてお腹が満たされないように満足できなかったりする。
やはり其処に『空想と妄想の仮想的実現』を求めるものがあるからこそ、其処から外れてしまった作品では納得がいかないのかもしれない。

女性が見た感想とは違う観点でTomoは見てしまっているかもしれないけれど、『恋の駆け引き』やそのやり取りにはパターンがあって、それが理解の範囲内であれば納得したりもする。
ホラー映画やアクション映画で、敵が迫っていて主人公に近くにいる女性が逃げる時に
主人公「逃げるぞ、走れ」
と言った時に、次の瞬間決まって女性は『転んだりする』
事が分かった時くらいの展開で、
「好き」
「実は私も」
くらいの展開は心地良かったり安心したりする。

『上手くいかない困難のある恋ほど愛の炎が燃える』
なんて言う人もいるけれど、それはその恋が上手くいく事を前提として「信じている」からこそであって、上手くいかない恋に期待しているのではないように思う。

「苦い恋より・・・甘い恋(苦い濃いより・・・甘い濃い)」と生茶のCM松嶋菜々子さんが言っているけれど、『アマーイ』くらいのが良いね。
スピードワゴンは嫌いですが。(何が面白いんだ)

ただ、哀しい恋の話でも共感する作品はあって、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」などは哀しい恋ではあったけれど、互いに恋し愛し合えた日々があった彼らは、互いの死に哀しんだけれど互いを追って死を選ぶ結果となっても、其処には『愛はあった』ろうし、『幸せであった』と思うのだ。
互いに愛し合えるなんて、愛を受け入れられるなんて、実に羨ましい事この上ないではないか。

Tomoにはそうした命がけの恋愛は縁遠いものであるし、永遠に得がたいものだと思う。

シェイクスピアも良いけれど、ゲーテの「ファウスト」もなかなか読ませる。
かなり長い話なので、最初のくだりのみ書きます。

学問の知識を得てなお人生の充足を得られなかったファウスト博士は、悪魔「メフィスト-フェレスト」の巧みな誘いによって、魂の契約により「若さ」と「力」を得る。
ある時、恋した少女マルガレーテに宝石や高価な品物を与え、やがて結ばれる。
しかし、ファウストは愛憎によりマルガレーテの兄を殺してしまったり、マルガレーテとの間に生まれた子供をマルガレーテ自身が殺してしまう(マルガレーテの気がふれてしまった)。
マルガレーテは婚前交渉とわが子の殺害の罪で牢獄に入れられる。
ファウストは彼女を救おうとするが、ファウストの後ろに悪魔「メフィスト」を見たマルガレーテはそれを拒む。

続きは以下を参照。
ファウスト – Wikipedia

かなり分厚い本でして、内容も戯曲である為言葉遣いがなじめず解釈しにくかったりしますが、一度読んでみることをおすすめします。

ファウストに出てくるマルガレーテは実はゲーテの初恋の人の名前だなんて、何かしら重ねるものが彼の中にあったのかしら。

Tomoにとって、北のかの人は今でも好き。

恋に落ちたシェイクスピア恋に落ちたシェイクスピア価格:
大好きな映画です

映画というものの醍醐味をたっぷり味わえる、素晴らしい映画です。登場人物のファッションなど映像全体が美しく、昔の絵画の展覧会を見ているかのよう。音楽も素晴らしい。そして何よりも、グウィネス・パルトロウが本当に魅力的。僕はこの映画ではじめてまともに見ましたが、いまだにこの作品での彼女が一番好きです。さて、問題のストーリーのほうは・・・。主人公たちの恋が気高く、朗らかに進んでいく展開も見ものですが、劇中劇の「ロミオとジュリエット」がその恋の行く末を暗示します。終盤、劇の中と同じように引き裂かれる予感にふるえながら、「ロミオとジュリエット」を演じる2人の姿に、涙が出ました。恋愛もんなんかに興味ねぇよ、という方は、確かに見ない方が賢明でしょうね。
恋に落ちたシェイクスピア
あまなつAdhover 恋に落ちたシェイクスピアの話の中で、シェイクスピアが愛するヴァイオラと離れ離れにならなくてはなくなった時、
「私の中で君は、いつまでも若く、そして美しい」
と言った。
Tomoにとつての思い出のかの人はいつも優しく笑ってくれている。
でも話しかけてもいつも答えは返ってこない。
思い出は進化する。しかしそれ以上の物は得られない。

Tomoは今、別の恋をしているけれど、それが成就する事はまず無いでしょう。
好きであっても、好かれなければ恋にもならない。
大抵の場合、
好きになった人は、Tomoを嫌いになってしまう。
一旦、嫌われてしまったら、どんなに言葉や行動をもってしてもこの人の気持ちを向けさせる事は出来ないと思われる。

人間は得てして行動した事よりも行動しなかった事の方が後悔の度合いが強いものだそうです。
しかしながら悩み続け後悔する結果になる事は仕方が無いにしても、
もしも行動をしてしまったばかりに、取り返しのつかない間柄になってしまうことだけは避けたい。
「好きな気持ち」を言い遂げたとしても、受け入れてもらえなかったときの事を考える方が苦しい。

よくTomoが結婚をしないのかと言われることは良くあるけれど、そこの幸せは得たいと願う前に、
「人に好かれる事」、「好いても良い人」、「好いて喜ばれる人」
が見つからない限り無理なのです。
よって、その問いは「悪魔の質問」といって、答えようの無い質問になっていたりします。

おそらく、結婚は一生で出来ないかもしれない。
なにより、Tomoに残された時間というのは、とても短い気がする。
短い時間の最期までに、Tomoの気持ちを受けてくれる人がいない事こそが生き死によりも辛いものになりそうです。

最期に桜沢エリカのメイキン・ハッピィメイキン・ハッピィ価格:
面白い~

 平凡なOLが18億円を当ててしまったら? そんな夢のような設定に惹かれて、読んでみました。もともと桜沢エリカファンだったのもありますが。 絵は、今に比べて拙いですね。でも、違和感はありませんでした。寧ろ、平凡な頃の主人公・都がどんどん綺麗になっていくので、見ていて清々しかったです。また主人公がお金持ちになっても芯のしっかりしているところは変わっていなくて、良かったです。 細かい背景も、すごくよく描けていて何度も読み返してしまいます。 リアルだからこそ、楽しいんでしょうね~。因みに、ドロドロ感は無いと私は思いました。 
メイキン・ハッピィ
あまなつAdhover メイキン・ハッピィの中でのこんな言葉を紹介します。

あの頃、欲しいものはいつもウィンドウの中にあった。
だけどもうお金で買えるものなんて欲しくない…


もう、Tomoは願ってもかなわない物を、ただ求め続けているしかない。
それが例え、生涯苦しみを伴うものであろうとしても。
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EXCERPT:

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