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頭皮冷却による抗ガン治療の際の脱毛予防の臨床試験開始

抗ガン治療の際に脱毛するのを予防する臨床試験が開始している病院があるそうです。
乳がんなどの手術を受けた後に抗癌剤などの治療をすることが多いのですが、どうしても副作用で髪の毛などが脱毛してしまうのを極力防ぐ治療法だそうです。
私が知る限り(と言っても10には満たない程度の数人ですが)、女性の場合はがん治療後の脱毛をしても数カ月で髪の毛が生えてきます。
ただ、その脱毛自体が怖いとか嫌ない人も多いのですね。

頭皮冷却による抗ガン治療の際の脱毛予防の臨床試験開始

治療法は点滴の際に頭皮を冷却させておく事で、薬剤が頭皮の血管を流れる抗癌剤の量を抑える事が出来るそうです。
ただし、冷やすことによる頭痛や寒気、頭皮へのがん転移(1%)の可能性があるため進行がんや再発がん患者には使用が勧められないという課題はあるようです。

洗髪の際に抜けてしまったとありますが、それは通常生活でも日に80本は抜けますから(生え変わり)、特に気にすることはないと思われます。

出来ればこういう抗癌剤ががん細胞以外に作用しない、副作用のない薬が出来ればいいのでしょうが、抗癌剤も症状などに合わせて色いろあるようですので、こうした補助的な治療がすこしずつ増えていくといいように思います。

[がん共生時代]生活の質(3)頭部冷やして脱毛防ぐ : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)[がん共生時代]生活の質(3)頭部冷やして脱毛防ぐ : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 抗がん剤の副作用による脱毛を、頭部を冷やし、予防する試みが始まっている。

 東京都に住む女性(37)は左胸に2・7センチの乳がんが見つかり、国立がん研究センター中央病院(東京)で7月、乳房の温存手術を受けた。手術後、アドリアマイシンとシクロフォスファミドによる抗がん剤治療を始めることになった。

 AC療法と呼ばれ、乳がん患者の2、3割に行われている。最初の点滴後、3~4週間で頭髪が完全に抜けてしまう副作用を伴う。

 女性は入院中、髪が抜けた患者を見て、自分もこうなるのかと不安になった。

 「吐き気や口内炎も心配ですが、女性として髪を失うのは、がんの宣告と同じくらいショックでした。私の一部ですから」

 そんな時、主治医の乳腺腫瘍外科長、木下貴之さんから、脱毛を防ぐ「頭皮冷却法」の臨床試験を始めると聞き、参加を希望した。

 頭皮冷却法は、ヘルメット状の「冷却キャップ」をかぶり、内側のチューブに冷たい水を循環させ、頭皮を16度前後まで冷やす。毛根細胞の血管を収縮させることで、血管を流れる抗がん剤の量を抑え、毛根細胞を守る仕組みだ。保冷剤を頭皮に当てる従来の方法と違い、温度が一定に保てる。

 同病院が導入したイギリス製の装置は、欧州の使用成績で、7割以上の患者が軽微な脱毛で済んだという。ただし、寒気や頭痛の副作用のほか、他の装置の過去の成績のまとめでは1%に頭皮へのがん転移があったとの報告もあり、進行がんや再発がん患者には現時点では勧められない。

 髪をぬらし、冷却キャップを頭皮に密着させる。抗がん剤の点滴を始める30分前から冷却を開始。1時間の点滴終了後も2時間半、計4時間冷やし続ける。

 11月初め、3回目の点滴に臨んだ女性の髪は、スカーフで頭頂部を隠せば外出できるほどたくさん残っていた。最初の点滴後に強く洗髪して少し抜けたが、以降は気をつけるようにしたところ、ほぼ抜けていない。

 「冷やし始めの数分は、かき氷を食べた時のような頭痛がありますが、その後は平気です。がん治療をしながらでも、自分らしくいられる」と女性は喜ぶ。

 同病院が、抗がん剤治療を受けた患者約640人に行ったアンケート調査で、女性が感じる最も大きな苦痛が脱毛だった。木下さんは、「脱毛は命に関係ない副作用として置き去りにされてきた。最も脱毛作用の強いAC療法で効果が証明されれば、他の抗がん剤治療にも広げたい」と話す。

(2011年11月29日 読売新聞)

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