流通ジャーナリスト金子哲雄さんの通夜で参列者に用意された手紙(全文)

2日午前1時18分に肺カルチノイドのため亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄さんの通夜が4日、東京・港区の心光院で営まれました。
金子さんは生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を進めていたそうで、参列者には金子さんが用意していた手紙が配られました。

【訃報】流通ジャーナリスト・金子哲雄さんが死去 「ホンマでっか!?TV」などで人気 | CUTPLAZA DIARY【訃報】流通ジャーナリスト・金子哲雄さんが死去 「ホンマでっか!?TV」などで人気 | CUTPLAZA DIARY

金子さんは自身の死について「41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。」と挨拶し、「第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。」と死後についての話をなさっています。

流通ジャーナリストとして、第二の現場でお得な経済情報を提供されるのでしょうか。
最後までこういった自分自身を演出する取り組みには脱帽するばかりです。

金子哲雄さん、通夜参列者に手紙 – 芸能ニュース : nikkansports.com金子哲雄さん、通夜参列者に手紙 - 芸能ニュース : nikkansports.com

 このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました。今回、41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。申し訳ございません。

 もちろん、早期リタイアしたからといって、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません!第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。

 今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。「何か、面白いネタがないかな?」と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。

 このたび、葬儀を執り行うにあたりまして葬儀社のセレモニーみやざき 宮崎美津子さまには生前より真摯(しんし)に相談にのって頂きました。また、自分の歩んできた道とゆかりのある港区東麻布を終(つい)の住処とすることをお許しいただきました、浄土宗 心光院 御住職 戸松 義晴先生には公私にわたり、死生観などのアドバイスをちょうだいしました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

 最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。

 急ぎ、書面にて御礼まで。

 平成24年10月1日

流通ジャーナリスト 金子哲雄

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