今年7月から飲食店で牛の生レバーの提供が禁止になったため、規制されていない豚の生レバーを提供する飲食店があると指摘されている報道がありました。
これを受けてTwitterなどでは豚の寄生虫及び豚の寄生虫に感染している人の動画などを紹介され話題になっています。
昔から豚はよく焼かないと危ないと言われているのに、豚の生レバーを提供している飲食店がいるというのは驚きです。また、アレだけ生肉を食べて人が死んでいるのに豚だからとか自分は大丈夫という根拠のない理由で豚の生レバーを食べてしまう人がいるのは呆れるばかりです。
豚の赤肉部分には有鉤条虫の幼虫(有鉤嚢虫)という寄生虫がいて、生食した場合に有鉤嚢虫が体の各所に寄生され、眼球・脳にも寄生されることがあります。
日本の豚に寄生虫による発症例は1935年以降確認されていないとしているが、近年は感染例が増加傾向にあり、海外での感染や、輸入された豚が有鉤嚢虫に感染が原因と考えられています。
また、SPF豚(健康豚・健全豚)を無菌豚として提供している飲食店もあるそうですが、
このSPF豚は豚が病気にならない様に管理しているという意味です。
生食をしても問題ないと誤解されていますが、E型肝炎感染のおそれは残るため、SPF豚肉といえども加熱調理は必須です。
豚の生レバーにはサルモネラ菌やカンピロバクター菌がおり、E型肝炎を発症し死亡した例も報告されています。
トキソプラズマというマラリアと同じ寄生虫の一つも危険であり、全ての哺乳類や鳥類の生肉に存在するとされていて、不十分な加熱の肉を食べるとトキソプラズマ症に感染します。鶏肉の生食や生ハムやレアステーキでも感染するとされ、見落としがちなのが猫の糞からの感染があります。
注意が必要なのがトキソプラズマは妊婦から退治に感染するため、脳や目に障害のある赤ちゃんが生まれる可能性があります。
刺身については魚に寄生するアニサキスは冷凍することで死滅しますが、釣った後にすぐ食べるとアニサキスに感染しやすいと言われています。ゆえに、厚生労働省では、寄生のおそれのあるものは-20℃以下で24時間以上冷凍することを指導されています。
魚も生きがいいが、アニサキスも元気なんですね。
【豚肉 – Wikipedia】
【トキソプラズマ症 – Wikipedia】
【E型肝炎 – Wikipedia】
【アニサキス – Wikipedia】
牛の生レバーについて厚生労働省は、レバーの内部から重い食中毒を引き起こすおそれのあるO157などの病原性大腸菌が検出されているうえ、現時点では安全性を確保する有効な対策がないとして、ことし7月1日から飲食店などでの提供を禁止しました。
その後、牛の生レバーに代わって禁止の対象となっていない豚の生レバーを提供する飲食店もあると指摘されています。
厚生労働省によりますと、この10年間に豚の生レバーに付着したサルモネラ菌やカンピロバクターなどの細菌が原因とみられる食中毒は、全国で5件起きているほか、豚の生レバーを食べたあとにE型肝炎を発症し死亡した例も報告されているということです。
【妊娠時 寄生虫 “トキソプラズマ”の危険 | NHK生活情報ブログ:NHK】
【痛いニュース(ノ∀`) : 豚肉をコーラに浸しておくと・・・やつらが出てくる! – ライブドアブログ】