日本オリンピック委員会(JOC)理事で自民党の橋本聖子参院政審会長が、女子柔道の前監督を暴力行為で告発した女子選手１５名について名前を公表するよう求めているそうです。
しかし、全柔連やJOCは告発を受けても前監督を続投させようとしましたし、前監督は暴行を認めながらそれが暴行とは思っていなかったと発言したり、最初に実名で女子選手１名から告発を受けた際には前監督は「余計なこと言ったな」と恫喝していたことが明らかになっています。

■追記 2013/02/06 22:37
【橋本聖子氏「『(女子柔道パワハラ告発選手の)氏名を公表すべき』とする発言はいたしておりません」 | CUTPLAZA DIARY】

【「告発選手名の公表を」橋本聖子氏@hashimoto_seiko JOCは被害者の選手１５人のプライバシーも守れないのか | CUTPLAZA DIARY】

全柔連やJOCならびに、日本オリンピック委員会(JOC)理事で自民党の橋本聖子参院政審会長が、被害者ではなく利権やオリンピック招致よりも、
被害者の女子選手たちのプライバシーや安全を守るようにしてもらいたいと思います。

【柔道女子パワハラ問題、国際柔道連盟「断固非難する」 谷亮子「私は暴力受けた経験ない」「全柔連は賢明な判断」 | CUTPLAZA DIARY】
【女子柔道監督が女子選手らにパワハラで告発 体罰容認派の小倉智昭も批判報道開始 #フジテレビ #とくダネ | CUTPLAZA DIARY】

こうしたパワーハラスメントの問題は海外からも批判をうけています。
体罰は暴力行為であると認識し改善できなければ、招致どころか、
平和の祭典たるオリンピックに参加する資格すらありません。

【園田前監督「余計なこと言ったな」、選手どう喝 : エトセトラ : スポーツ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）】

　全柔連などによると、昨年９月下旬、１選手が実名で園田前監督の暴力行為を通報し、１０月上旬に連盟幹部が事情を聞いた。前監督は大筋で通報内容を認めたが、１０月下旬にブラジルで行われた国際大会に遠征した際、この選手を口頭で厳しく責め立てたという。

　以前から園田前監督ら強化体制に不満を持っていた選手たちは、この話を伝え聞き、謝罪もせずに高圧的な態度を取る前監督への怒りを増幅させたという。全柔連は１１月１０日までに前監督に始末書を出させて沈静化を図ったが収まらず、選手たちは翌１１日付で告発文書を作り、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）に提出した。

【【柔道五輪代表暴力問題】告発した１５選手の肉声なし　「痛み」伝わらず – MSN産経ニュース】

代理人立てて告発しないと選手らが危ない｜女子柔道選手１名が実名で監督の暴力行為を告発→監督が選手を恫喝→選手１５名が匿名で告発→橋本聖子氏「告発選手名公表せよ」bit.ly/YCrQQM / “【柔道五輪代表暴力…” htn.to/vqAGma

— Tomo (@cutplaza) February 6, 2013

『柔道界では全柔連執行部に批判的な一部指導者の意思が、選手を告発に走らせたという声』被害者の女子選手らが悪いかのような書き方をしているが、産経の記者さんはフジテレビの小倉智昭さん同様、体罰を肯定しているの？ on-msn.com/11JLJu2

— Tomo (@cutplaza) February 6, 2013

『選手個々が「暴力」や「パワーハラスメント」で具体的にどんな実害を受け、忍従を強いられたのか、いまだに明かされていない。だから、１５人の苦しむ顔が痛みを伴って伝わってこない。』産経は１５人の苦しむ顔を流したいだけで、選手らの安全を考慮しないのか。

— Tomo (@cutplaza) February 6, 2013