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カネボウ化粧品の「白斑」被害は厚労省も悪いという論調は無理があるんじゃないですかね

東洋経済オンラインで「白斑被害はカネボウだけの問題なのか」という記事が公開されていて、その中の弁護士の「薬事法の安全基準や、審査体制自体に問題がなかったかも、検証すべきだ」という話に絡めて、『今回の問題はカネボウ化粧品だけに課題が露呈したワケではない』としています。
それによると、『問題となっている美白成分「ロドデノール」は、カネボウ化粧品が厚生労働省から「医薬部外品」として承認を受けている成分』『医薬部外品は医薬品と同様に、製造・販売を希望する1社ごとに厚生労働省が承認を行う』『医薬部外品には、医薬品同様、発売後の市販後調査が義務づけられている』『一応は国の基準を満たしながらも、その後、大規模な健康被害に発展してしまった』というように、厚生労働省が認可し、薬事法の基準を満たしていた製品の成分が問題を起こしたのだから、厚生労働省にも責任があるとしています。

ただ、これはどうもメーカー側の視点のように見えてしまいますね。
何でもお上が悪いといえばいいという風潮がありますが、今回の場合には商品の安全管理を怠った点で企業側の責任が問われています。

カネボウ化粧品の「白斑」被害は厚労省も悪いという論調は無理があるんじゃないですかね

カネボウ、「ロドデノール」含む美白化粧品を自主回収。肌がまばらに白くなる被害 | CUTPLAZA DIARYカネボウ、「ロドデノール」含む美白化粧品を自主回収。肌がまばらに白くなる被害 | CUTPLAZA DIARY
カネボウ、「ロドデノール」含む美白化粧品を自主回収。肌がまばらに白くなる被害カネボウ、「ロドデノール」含む美白化粧品を自主回収。肌がまばらに白くなる被害

今回のカネボウ化粧品の「白斑」被害の問題は、昨年10月にカネボウに中国地方の皮膚科医から「白斑の症状が出た患者がいる」と連絡を受けていましたが対応していませんでした。
カネボウ化粧品は昨年10月のケースについては「当時はアレルギー性皮膚炎としか認識できず、化粧品と白斑を結びつけて考えられなかった」としていますが、今年5月に患者から報告が寄せられるようになってようやく自主回収しています。
カネボウが昨年10月の時点で対応しておけば被害は減らせたかもしれないということです。

ところで厚生労働省は医薬部外品において、薬事法に定めた安全管理の基準において認可を出しており、薬事法によれば『第七十二条  厚生労働大臣は、医薬品、医薬部外品、化粧品若しくは医療機器の製造販売業者に対して、その品質管理又は製造販売後安全管理の方法が第十二条の二第一号又は第二号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しない場合においては、その品質管理若しくは製造販売後安全管理の方法の改善を命じ、又はその改善を行うまでの間その業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。』というような改善命令が出来るとしています。

厚生労働省は各会社が製造販売する医薬部外品などの「安全管理」を見た上で認可をしており、
今回のように「白斑」の健康被害が出たものには改善命令を出すというような監督をする立場であって、実際の安全管理は販売や製造する側にあるのですね。
ゆえに、実際に販売や製造する側だけでなく、厚生労働省に問題があるというのは無理があるように思うのですが、いかがなものなんでしょうね。

無論、規制をすれば健康被害が無くなるのかもしれませんが、あらゆる薬品にはそれぞれ副作用や毒性があります。
しかし、それらの用法や用量を間違えなければ医薬品ならば病気の症状に効果があったり、医薬品と化粧品の中間のような医薬部外品においても同じようなことが言えます。
例えば髪を染めるカラーリング剤では人によってはアレルギーを引き起こす成分が入っており、事前にパッチテストをするようになっていますが、多くの人は知りません。また、パーマ剤やカラーリング剤は髪の毛にダメージを与えるため、使い方を間違えると髪の毛が痛んでしまいます。ただし、その人に合わせて用いれば、スタイリングをしやすくしたり、髪の毛を染めることで若々しく見せることが出来ます。

今回のカネボウ化粧品の「白斑」被害においてはカネボウの対応が後手後手になっており、4000人超の被害が出ています。
カネボウは品質管理部門と消費者向け相談窓口を12日付で親会社の花王と統合すると発表しましたが、様々な成分がいろんな会社で使われるようになって世に出回っているわけですから、あえて『カネボウ化粧品だけに課題が露呈したワケではない』とするなら、他の会社においても安全管理を徹底することが望まれるということではないでしょうか。

白斑被害はカネボウだけの問題なのか (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース BUSINESS白斑被害はカネボウだけの問題なのか (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS

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