京都府警、食中毒患者発症受けて、生レバー提供容疑で焼き肉店社長ら逮捕

牛の生レバーを生食用として客に提供したとして、京都府警は15日、京都府八幡市の焼き肉チェーン店を運営する精肉店社長と、提供店の焼肉屋の店長を食品衛生法違反(牛レバーの非加熱提供)の疑いで逮捕しました。法人の精肉店についても同容疑で書類送検されます。
厚生労働省は昨年7月に牛のレバーを生で提供することなどを禁止しましたが、摘発は今件が初となります。

この焼肉屋で食事した高校生を含む客9人が、嘔吐や発熱などの症状を訴え、このうち高校生1人から「カンピロバクター菌」が検出されたもので、高校生は約1週間入院、府山城北保健所の調査に「生レバーを食べた」と話したため発覚しました。
保健所は食中毒の原因を特定していませんが、この店の社長と店長が共謀して牛の生レバーを提供した疑いがあるとして、府警はすでに同店などを捜索し、生レバーの提供行為を確認したとしています。

京都府警、食中毒患者発症受けて、生レバー提供容疑で焼き肉店社長ら逮捕

2012/07/20
生レバー駆け込みで食中毒11件(54人) 禁止直前の3日間で1年分(9件)超える。 | CUTPLAZA DIARY生レバー駆け込みで食中毒11件(54人) 禁止直前の3日間で1年分(9件)超える。 | CUTPLAZA DIARY
生レバー駆け込みで食中毒11件(54人) 禁止直前の3日間で1年分(9件)超える。

精肉店社長は「従業員が客には焼くよう説明していたはずだ」と容疑を否認、焼肉屋の店長は「社長と一緒に生レバーを提供した」と供述しています。

メニューには生食についての注意書きがあったようですが、新鮮コーナー「特上焼きレバー」「レアステーキユッケ味」など生食としては提供してないよアピールのそれっぽいメニューがありますね。

牛や豚の肉や肝臓・内蔵にはカンピロバクター菌以外にもO157やO111のような腸管出血性大腸菌が付着しやすく、熱処理による殺菌がされない物を食した人が食中毒症状を発症し死者が出るなどの事件が相次いだため、非加熱処理の生レバー提供が禁止された経緯があります。

一部店舗で未だに豚の生レバーやレアレバーでの提供を続けているところもあるようで、こういう事件が続くとレバー自体の提供禁止に至る可能性も出てくるんじゃないですかね。
あと、腸管出血性大腸菌でも死に至る事が大いにあるという事を踏まえて、客の責任において食べても店側の責任になったりするわけで、提供する側も食べる側の客も、生レバーは危険なのだという認識を持って食べるべきです。

朝日新聞デジタル:生レバー提供容疑、焼き肉店社長ら逮捕 京都府警 – 社会朝日新聞デジタル:生レバー提供容疑、焼き肉店社長ら逮捕 京都府警 - 社会

消えたHPやらぐるなびページ跡地
http://www.gyuusou.com/
http://r.gnavi.co.jp/c210300/
http://r.gnavi.co.jp/c210301/

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...