7月1日から提供が禁止された牛の生レバーですが、禁止直前の3日間に全国で11件の食中毒が発生し54人が嘔吐や下痢などの症状が出ていたことが分かりました。
牛生レバーが原因の食中毒は年間9件程度で、駆け込みが増えたことで食中毒が急増したのではとみられています。また、それまでにも牛の生レバーを食べた人が食中毒になるケースが増えており、6月13日には70代男性が病原性大腸菌O157に感染し多臓器不全により死亡ています。
それでまぁ、あれだけ牛の生レバーは内部まで病原性大腸菌O157が入り込むから、生食では危険だ危ないと言われていた訳ですが、それでも食べに行った人が多かったというのはなんでしょう。
「自分は大丈夫だ」とか「新鮮なら大丈夫」という感覚しかない人が多いのなら、店やお客さんの判断で食べるというのは無理ですし、牛の生レバーの病原性大腸菌O157だけを除去する技術が出ない限り、今後も既製は続くのでしょうね。
【朝日新聞デジタル:生レバー駆け込み、食中毒11件 3日間で1年分超える – 社会】
7月1から提供が禁止された牛のレバ刺し(生レバー)を食べた人の食中毒が、禁止直前の3日間に全国で11件発生し、54人に症状が出ていたことが厚生労働省のまとめでわかった。通常、牛生レバーが原因となった食中毒は年間でも9件程度で、「駆け込み消費で発生が急増したのではないか」とみている。
厚労省食中毒被害情報管理室によると、牛生レバーを食べた人が下痢や発熱などを訴えた食中毒は、6月は12件58人が報告された。このうち埼玉県の1件を除く11件は28~30日の食事で発生していた。
2012/07/13
【牛生レバー:先月食べた70代死亡…千葉- 毎日jp(毎日新聞)】
千葉県は13日、県内の飲食店で先月末に牛の生レバーを食べた同県市川市内の70代男性が病原性大腸菌O157に感染し、多臓器不全により死亡したと発表した。食べたのは、厚生労働省が今月1日に生レバーの提供を禁止する直前。県によると、男性は今月5日以降、腹痛や下痢を訴え、13日死亡した。県は生レバーが原因の可能性が高いとみている。
2012/06/30
【レバ刺し:加熱以外にO157殺菌方法なく提供禁止に- 毎日jp(毎日新聞)】
生レバーは、重い食中毒を起こす病原性大腸菌O157が内部に入り込むことが判明。厚労省は加熱以外に殺菌方法がないとして提供禁止の方針を打ち出した。今年4月には食品安全委員会も了承。焼き肉店などの食肉業界は「ゼロリスクはあり得ない。行政の過剰な介入で食文化が消える」と反発したが、禁止に踏み切った。
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