四国が渇水で香川の早明浦ダムの貯水率が急落

愛媛の石手川ダムも先月くらいには貯水率100%という水位を久し振りに達成していたのですが、本来、瀬戸内海式気候は「年間を通じて温暖・少雨」なので、ここ何年も水不足に悩まされているんですね。

今年もそんな訳で、石手川などは100%あった貯水率が1ヶ月ほどで70%台に。

石手川ダム – Wikipedia

松山市は、少雨と需要増大に起因する慢性的な水不足に悩まされている。石手川ダムでは、松山市の約半分(松山市中心部の大部分)の上水道水を賄っているが、例年の如く渇水による取水制限が実施されている。ダム完成後、取水制限が実施されずに済んだ年は、1980年、1987年、1988年、1989年、1991年、1993年、1999年、2004年及び2006年の9か年に留まり、平均すると年に約100日間は取水制限が実施された計算になる。

国土交通省【川の防災情報】ダム諸量一覧表 (四国地方)

松山市公営企業局 水源状況・雨量と給水量
松山市水源状況・雨量と給水量 石手川ダム貯水率の推移(年間)

田植えのシーズンとも関係があるのかもしれませんが、愛媛よりももっと水不足が深刻な香川の早明浦ダムの貯水率が40パーセント台に低下しているとの事。

うどんが盛んな地域だからそれが原因で水不足という話の流れが面白かったですが、事態はかなり深刻であったりしますのよね。

ニュース超速報! うどんの茹ですぎで早明浦ダムの貯水率が急落 明日より2次取水制限開始

3日から2次制限 4日に「3次」検討/吉野川連絡協―四国新聞社

 吉野川水系水利用連絡協議会(会長・木村昌司四国地方整備局長)は1日、香川用水への供給量を35%削減する2次取水制限を3日午前9時から開始することを発表した。7月の異常少雨で貯水率が急落しており、4日に幹事会を開催し、3次制限入りの時期などについて議論を交わす。

 同日午後8時現在のダム貯水率は48・0%(平年値83・4%)。7月のダム上流域の降水量は、平年の19・4%の88・2ミリと運用開始以降ワースト2を記録した。7月25日に1次制限を始めたが、今後も降雨が見込めないことから、貯水率45%程度となる3日の2次制限開始を決めた。2次制限の削減率は香川用水35・0%、徳島用水17・0%。まとまった雨が降った場合は延期する。

元々雨も少なく、河川も少ない土地柄ですし、農業なども行われているでしょうから、他県から水を借りている状況なんでしょうね。

そこへきて、近年の温暖化の影響か、雨が少ない事による水不足。

神戸などではかなりの大雨で水の被害があったようですが、日本の気候もかなり異常気象に見舞われていることは、どうにかならないのかと不安が募りますね。

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