急性アレルギー被害出た「茶のしずく石鹸」で女性提訴、全国に弁護団設立も

茶のしずく石鹸を使用後にアレルギー症状の被害にあった女性が製造販売会社を提訴しました。茶のしずく石鹸に含まれていた小麦由来の成分が原因で全国に急性アレルギーを発症した被害相談が相次いだことで、国民生活センターや厚生労働省が市民らに注意喚起をし製造会社には昨夏には指摘していました。また、製造会社は昨年12月以降、一切の小麦成分を茶のしずく石鹸から排除をし、今年5月20日には、旧製品を自主回収すると発表していました。

「茶のしずく石鹸」アレルギー重症例相次ぎ集団訴訟の動き | CUTPLAZA DIARY
「茶のしずく石鹸」使用者が急性アレルギーで呼吸困難や意識不明など国民生活センターに約650件の相談 | CUTPLAZA DIARY

一方で、「もっと早く対応できたのでは」と同社の姿勢を疑問視する声もあり、回收に到るまでに時間がかかっていたため、アレルギーになる可能性があるとの情報を知らずに使用者が症状を悪化させたという事も指摘されています。

報道では9月21日には仙台市の女性が「茶のしずく石鹸」販売会社「悠香」を提訴するとされています。
また、全国各地で「茶のしずく石鹸」アレルギーの無料相談などを受け付ける弁護団が設立しており、集団訴訟の動きもあるようです。

■「茶のしずく石鹸」被害者弁護団(※現在確認出来た弁護団のサイト)
茶のしずく被害者福岡弁護団
茶のしずく石鹸被害救済東京弁護団 | こちらは茶のしずく石鹸被害救済東京弁護団のホームページです。
茶のしずく石鹸被害救済 大阪弁護団
福岡県弁護士会 福岡県弁護士会 新着情報:「茶のしずく被害」救済福岡説明会

今回のアレルギー被害は、石鹸の成分に小麦由来のタンパク質を使用していたため、それを毎日数回使用することで小麦へのアレルギーを発症するものでした。特定のプロセスを踏んで起きるアレルギーですが、発症後は飲食による小麦の摂取によってアレルギーによるアナフィラキシーショックのような症状を起こし、呼吸困難や意識不明になった重症のケースも見られたようです。

茶のしずく石鹸で女性が提訴 「使用後にアレルギー」 – 47NEWS(よんななニュース)茶のしずく石鹸で女性が提訴 「使用後にアレルギー」 - 47NEWS(よんななニュース)

 福岡県のせっけん製造販売会社「悠香」が販売した「茶のしずく石鹸」を使い、皮膚炎や鼻炎などのアレルギー症状になったとして、仙台市の女性が21日までに、同社に約240万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。提訴は8月30日付。

 訴状によると、女性は2009年5月に初めて石鹸を購入した。同年秋ごろ、ひどい息苦しさを感じるようになり、昨年秋からは、ぜんそくの発作や、肌や目のかゆみなどに悩まされるようになったとしている。

 茶のしずく石鹸をめぐっては、小麦アレルギー反応を示す事例が相次ぎ、悠香は5月から自主回収を始めた。

「茶のしずく」被害提訴、240万円支払い求め「茶のしずく」被害提訴、240万円支払い求め

 化粧品販売会社「悠香(ゆうか)」(福岡県大野城市)の「茶のしずく石鹸(せっけん)」による小麦アレルギー問題で、石鹸を使用した仙台市太白区の女性が、健康被害を受けたとして、同社を相手取り、慰謝料や治療費など約240万円の支払いを求めて仙台地裁に提訴したことが分かった。

 同社によると、一連の問題での訴訟は初めて。提訴は8月30日付。

 訴状によると、女性は2009年5月頃に石鹸を購入。使用開始から数か月して息苦しさを感じ始めた。そのまま使い続けたところ、強いかゆみなどの症状が出たほか、呼吸困難になって点滴治療を受けたこともあった。今年7月に使用をやめ、症状は軽減したが、医師から呼吸困難の発作を起こす恐れがあると診断されたとしている。

 同社は「弁護士と相談して対応したい」としている。

 国民生活センターによると、石鹸は10年12月以前に約4650万個販売された。

茶のしずく被害救済へ弁護団 – 中国新聞茶のしずく被害救済へ弁護団 - 中国新聞

 せっけん製造販売会社「悠香(ゆうか)」(福岡県大野城市)が昨年12月まで販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の利用者が、湿疹や呼吸困難などの小麦アレルギー症状を引き起こすトラブルが相次いでいる問題で、広島弁護士会は8日、被害者弁護団を結成した。10日に無料電話相談会を開き、被害者救済に乗り出す。

 東京、大阪など8都道府県で相次ぎ弁護団が結成されている流れを受けた。広島では8日、10人で設置。事務局の谷本素子(ともこ)弁護士は「被害者の損害賠償請求を支援したい」と話す。

 広島県内で、県消費生活課などに寄せられた相談は、2日までに約60件。約40件が洗顔などに使ううち、アレルギー症状が現れたとの被害相談だった。「突然、小麦アレルギーになってしまったが、治るのか」などの内容という。

 悠香によると、2005年5月から昨年12月7日までに販売された約4650万個には小麦由来の成分が入っていた。厚生労働省の指導を受け、別成分に変更。今年5月から同時期販売分の自主回収を始め、8月末までに約100万個を回収したという。

 弁護団による電話相談は、10日午前10時~午後4時。広島県以外の中国地方からも受け付ける。電話082(511)3265。

茶のしずく石鹸、健康被害で無料電話相談 11日/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの茶のしずく石鹸、健康被害で無料電話相談 11日/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの

 昨年12月7日以前に販売された「茶のしずく石鹸(せっけん)」による健康被害が出ている問題で、佐賀県弁護士会は11日午前10時~午後1時まで無料の電話相談を受け付ける。
 
 同製品は石鹸製造販売会社「悠香」(福岡県)が販売。石鹸に含まれていた小麦由来成分が小麦アレルギーを発症させ、同社は自主回収などをしている。現在の製品にこの成分は入っていない。
 
 佐賀県消費生活センターによると、同製品に関する相談は計4件。まぶたの腫れや下痢などの症状のほか呼吸困難に陥ったケースもあった。
 
 県弁護士会は「購入時期や症状に心当たりがあれば相談を」と話す。電話番号は0952(24)3411。

茶のしずく石鹸:アレルギー被害110番 京都弁護士会、30日に電話相談 /京都 – 毎日jp(毎日新聞)茶のしずく石鹸:アレルギー被害110番 京都弁護士会、30日に電話相談 /京都 - 毎日jp(毎日新聞)

 通信販売の人気商品「茶のしずく石鹸(せっけん)」(10年12月7日以前の販売分)を使ってアレルギーを訴える被害が相次いでいるとして、京都弁護士会は30日、電話相談「茶のしずく石鹸アレルギー被害110番」を実施する。東京や大阪では弁護団が結成され、京都弁護士会も「実情を把握し予防や救済を考えたい。使用で異変を感じた人は連絡を」と呼び掛けている。

 同品は小麦を加水分解した成分を含む。国民生活センターによると、使用者の間に湿疹(しっしん)や、重度の全身アレルギー反応の一つ「アナフィラキシー」発症の例が出ており、今月25日現在で1240件の相談が寄せられているという。

 電話相談では弁護士が使用状況や治療経過などを聞き取る。電話番号は075・231・2500、午前10時から午後4時まで、相談無料。

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