アメリカの人気俳優ジョージ・クルーニーさんが16日、ワシントンにあるスーダン大使館前で抗議活動中、警察に一時身柄を拘束されました。
ジョージ・クルーニーさんは父親やアメリカの議員ら、および数百人の市民と共に、スーダンのバシル大統領がスーダン南部へ人道支援を拒んでいるとして抗議していました。
この際にデモ隊が大使館の敷地内に侵入し、警備にあたっていた警察が警告しましたが応じず、警察はジョージ・クルーニーさんら代表者数名の身柄を拘束しました。
3時間後に釈放されたジョージ・クルーニーさんは「攻撃にさらされているスーダンの人々は、農作業もできず深刻な食糧不足に陥っており、一刻を争う問題だ。抗議活動が注目を集め、アメリカの政治家が党派を超え対応してくれることに期待したい」と述べ、アメリカの政府や政治家にスーダン政府に圧力をかけるよう求めました。
スーダンでは以前から内戦が続き、現在は南スーダンの独立を目指していますが、南スーダンには豊富な地下資源があるため現政府はこれを認めないでしょうから、更に混乱が起きるとみられていますね。
ジャスミン革命やアラブの春など、今後も北アフリカ・中東革命が連鎖していくのでしょうね。今回の騒動もそれに関連していくものと思われます。
【朝日新聞デジタル:ジョージ・クルーニーさん逮捕 米首都で抗議活動中 – 国際】
米国人気俳優のジョージ・クルーニーさん(50)が16日、米首都ワシントンのスーダン大使館前で抗議活動中に逮捕された。
複数の米メディアによると、クルーニーさんは、スーダンのバシル大統領が同国南部への人道支援を阻んでいるとして、父親や米議会議員らと抗議していた。スーダン南部ヌバ山地の人道危機を訴えた後、大使館の敷地に踏み込んだ。
警官から、逮捕する、と警告されたが従わず、手錠をかけられて警察車両に乗せられたという。クルーニーさんはこの問題への対応をオバマ大統領にも求めている。
ワシントンにあるアフリカのスーダン大使館で、スーダン政府による住民への攻撃に抗議していたアメリカの人気俳優、ジョージ・クルーニーさんが、警察に一時、身柄を拘束される騒ぎがありました。
国際的な人権活動に積極的に関わってきたジョージ・クルーニーさんは、スーダン政府が、去年独立した南スーダンとの国境付近で空爆や砲撃を繰り返し、住民を攻撃しているとして、抗議を続けています。
クルーニーさんは16日、数百人の市民とともに、ワシントンにあるスーダン大使館に向けてデモ行進し、スーダンのバシール大統領に対し、住民への攻撃を直ちにやめるよう訴えました。
この際、デモ隊が大使館の敷地に入ったことから、警備に当たっていた警察がこれを排除しようとして、クルーニーさんら代表者数人の身柄を拘束し、連行しました。クルーニーさんはおよそ3時間後に釈放されて報道陣の前に姿を見せ、「攻撃にさらされているスーダンの人々は、農作業もできず深刻な食糧不足に陥っており、一刻を争う問題だ。抗議活動が注目を集め、アメリカの政治家が党派を超え対応してくれることに期待したい」と述べ、アメリカの政府や議会に対し、影響力を行使してスーダン政府に圧力をかけるよう求めました。
【ジョージ・クルーニーが逮捕される 米ワシントンで父親と共に抗議活動中 – シネマトゥデイ】
現地時間16日朝、映画『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』で監督・出演を務める俳優ジョージ・クルーニーが、米ワシントンのスーダン大使館前で抗議活動中に逮捕されたと、ピープルなど各メディアが報じた。
以前からスーダンのダルフール紛争に言及し、平和活動に尽力していたジョージ。連行された時も、同国のオマル・アル=バシール大統領が、スーダン南部への食料や医療支援を妨害しており、深刻な人道的危機を引き起こしていると訴え、スーダン大使館前で抗議活動を行う人々の先頭に立っていた模様。
抗議中に大使館の敷地に入り込む形となり、警官からの口頭での警告に従わなかったことが拘束の理由となったという。関係者がTMZに語ったところでは、ジョージは逮捕について、この危機が世間の注目を浴びることになり良かったと感じているそうだ。彼と共に拘束され連行された人々の中には、ジョージの父親でジャーナリストのニック・クルーニー氏も含まれるという。