将棋の羽生善治2冠、イギリスのチェス名人「グランドマスター」と引き分け

将棋で王位と棋聖の2つのタイトルを持つ羽生善治さんはイギリスのチェス名人でチェス元世界チャンピオンのナイジェル・ショートさんとイベントで対局し、引き分けに持ち込む善戦を見せました。
羽生さんは昨年にもフランスのチャンピオンと親善対局を行なっており、その際にも引き分けに持ち込んでいます。

将棋の羽生善治2冠、イギリスのチェス名人「グランドマスター」と引き分け
将棋の羽生善治2冠、イギリスのチェス名人「グランドマスター」と引き分け
将棋の羽生善治2冠、イギリスのチェス名人「グランドマスター」と引き分け

今回は羽生さんがキングのみ、ショートさんがポーンとキングのみになったので手詰まりになったんですね。
将棋では見かけない、チェスならではの引き分けの結果だと思います。

将棋の羽生善治2冠、イギリスのチェス名人「グランドマスター」と引き分け

チェスは将棋と似ていますが、相手から獲った駒を使えないので引き分けになりやすいゲームでもあります。

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チェスの名手としても知られる将棋の羽生善治2冠が、イギリスのチェスの名人と対局するイベントが東京でおこなわれ、羽生さんは、世界レベルの名人と引き分けに持ち込む善戦を見せました。

イベントは日本でのチェスの普及を目指しておこなわれたもので、羽生善治さんとイギリスの名人、ナイジェル・ショートさんとの握手で始まりました。
現在、王位と棋聖の2つの将棋のタイトルを持つトッププロの羽生さんは、20代後半から本格的にチェスを始め、これまで日本の大会で優勝経験があるほか、海外の大会にもたびたび出場し、去年、フランスのチャンピオンとの親善対局では引き分けに持ち込むなど名手として知られています。
一方のナイジェル・ショートさんは、最高クラスの名人に贈られる「グランドマスター」の称号を持つイギリス屈指のチェスの名人で、チェスの世界ランキングではショートさんの51位に対し羽生さんは日本では1位ですが世界的には2828位と大きな開きがあります。
対局はショートさんが、羽生さんと、全日本チャンピオンの小島慎也さんの2人と同時に差す形式でおこなわれました。
チェスは将棋と駒の動きは似ていますが、とった敵の駒を使えず、将棋に比べて引き分けが多いなどルールや戦法は大きく異なります。
対局は先手のショートさんのペースで進みましたが、羽生さんはミスを誘うショートさんの戦術に乗らないよう慎重に差し続け、開始から2時間12分で、引き分けに持ち込みました。
対局を終えたショートさんは「羽生さんはチェスのレベルもとても高く手強かった」と評価していました。
一方、3日後には将棋の名人戦の第2局を控えた羽生さんはリラックスした様子で、「チェスは将棋によい影響があるかと思い始めましたが、実際はあまり関係なく、楽しんでやっています。きょうはショートさんから予想外の手が次々に繰り出され勉強になりました」と話していました。

羽生二冠チェスイベントに参加

羽生2冠健闘!元チェス世界名人と引き分け! ― スポニチ Sponichi Annex 社会羽生2冠健闘!元チェス世界名人と引き分け! ― スポニチ Sponichi Annex 社会

将棋の羽生善治2冠(41=王位、棋聖)が21日、都内で行われたチェスのイベントでかつて世界チャンピオンにも挑戦した名プレーヤー、ナイジェル・ショート氏=英国=と対戦し、引き分けた。

 日本でのチェス普及を目的としたイベント。ショート氏は、羽生とチェス全日本チャンピオンの小島慎也氏(23)と同時進行で対戦する「2面打ち」を披露。羽生との勝負は中盤から駒の取り合いになる激しい展開となり、引き分けが分かると苦笑い。最後に握手を交わし健闘を称え合った。小島氏との勝負はショート氏が勝利した。

 対戦を終えたショート氏は「強いプレーヤーと勝負して将棋に興味がわいた。将棋のセットを買って帰りたい」と満足そう。一方、羽生は「自分の発想にないような手もあって感心した。チェスは10代の頃にルールを覚えた。最初は将棋のトレーニングにいいかと思っていたけど、そうでもないかなぁ」と周囲を笑わせた。

 羽生は24、25日に、森内俊之名人(41)に挑む名人戦が控えており「これから名人戦の方を一生懸命やります」と気持ちを切り替えていた。

2011/10/29
昨年はフランスのチェスチャンピオンと引き分けた羽生善治二冠
asahi.com(朝日新聞社):羽生二冠、チェスで仏チャンピオンと引き分け – 文化asahi.com(朝日新聞社):羽生二冠、チェスで仏チャンピオンと引き分け - 文化

 将棋の羽生善治二冠(41)が29日、フランス・ロワール地方の古城でチェスの仏チャンピオン、マキシム・バシエ・ラグラーブさん(21)とチェスで対戦し、引き分けた。ラグラーブさんが羽生二冠、森内俊之名人(41)と同時に2局指す親善対局だったが、ラグラーブさんは「日本にこんな強い選手がいることにびっくりした」と話した。

 パリ近郊で、海外としては初めて開かれている国際将棋フォーラムに合わせ、仏チェス連盟が、将棋とチェスの相互理解と交流を進める行事として企画した。約50人の関係者や観光客らが見守る中、対局。会場のビランドリー城は16世紀に建てられた城館で、一般公開されている。

 羽生二冠は終盤で相手のキングの詰みを逃し、最後は引き分けた。羽生二冠は「チャンスがあったと思ったが、時間がなくて読み切れなかった。でも、上出来です」と振り返った。森内名人は敗れた。

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