【トリートメント】痛んだ髪を治す方法

【トリートメント】痛んだ髪を治す方法

オシャレをするほど髪の毛はダメージが増えるという矛盾

流行や服装によって髪型もパーマやカラーリングをコーディネートするのは当たり前になってきました。
しかし、パーマやカラーリングをしたり、髪の毛を伸ばしたりする過程で、どうしても元々の健康な髪に比べて『輝きを失いハリコシやしなやかさがなくなるという矛盾』が起きます。

【トリートメント】痛んだ髪を治す方法
【トリートメント】痛んだ髪を治す方法

痛んだ髪は通常のトリートメントでは治りません。

痛んだ髪は、その痛み度合いにより、髪の組織が壊れた状態であり、髪の毛自体「自己修復が出来ない」為、髪の毛が伸びていく段階で受ける様々なダメージによって、毛先ほどに痛みの度合いが増します。
そこで家庭でトリートメントをする事で、髪の状態を良くしようとしますが、最初は手触りが良くなった気がしても、やはり時間が経つごとに、手触りがおかしくなったり、毛先の収まりが悪くなったりします。

一般のトリートメントは「一時的な手触り感」しか得られない

一般に売られているトリートメントは、コマーシャルなどの宣伝文句で、「トリートメント成分が配合」とうたわれていても、その髪に有効な保湿・補修に関わるトリートメント効果のある成分の配合率は全体の数パーセントである事が多いものです。
大抵は、界面活性剤やシリコーンや油分による一時的な、『手触り向上成分』が多く含まれています。
これにより髪の毛をコーティングして、手触りは良くなりますが、またシャンプーをしてしまうと取れてしまいます。
そして、根本的に髪の毛内部のダメージは改善されていない為、次第に「手触りが悪くなった」「効果が感じられなくなった」という事が起こります。

髪の毛の痛む原因

痛んだ髪の毛は、様々な要因でダメージを受けて引き起こされていて、髪の毛が長くなればなるほど、そのダメージを毛先ほど受けています。
髪の痛む原因は大きく分けて「物理的ダメージ」と「科学的ダメージ」の二つです。

物理的ダメージ

ブラシやクシを梳かす時
ドライヤーやアイロンの熱
静電気による髪のもつれ

科学的ダメージ

パーマやカラーリングによるダメージ
シャンプーによるダメージ
紫外線による損傷
水道水やプールの水の塩素

髪の毛は大きく分けて3層からなる

髪の毛は大きく分けて3つの層からなっていて、それぞれに受けやすいダメージがある。

キューティクル(毛小皮)

髪の毛の一番外側
ブラシや静電気などによる物理的なダメージを最も受けやすい。
熱にはある程度耐え、硬度も銅に匹敵するほど硬いが、化学薬品に弱くアルカリ性になると、キューティクルを開く性質がある。

コルテックス(毛皮質)

パーマやカラーリングによる科学的ダメージ
キューティクルの損傷により、内容成分を流出してしまう。

メデュラ(毛髄質)

パーマやカラーリングによる科学的ダメージ
キューティクルの損傷により、内容成分を流出してしまう。

髪の毛は痛みの度合いに応じて質感が変わる

一般的な健康な髪は、キューティクルも揃っていてツヤもあり、ハリコシやしなやかさも兼ね備えています。
しかし、髪の毛は痛むと乾燥したり手触りが悪くなるため、ヘアスタイル自体が整いにくかったり、髪の毛が広がったりして毛先の収まりが悪くなったりします。
そうしたダメージ度合いによる質感の違いは以下のようになります。

健康毛

パーマもカラーリングもしていない状態。
キューティクルも痛んでいない為ツヤもあり、ハリコシもしっかりとしている。

弱ダメージ毛

物理的ダメージによって受ける質感の変化が顕著に見られる。
手触りが若干悪くなり、静電気や髪の毛のもつれが起こりやすく、手グシを通すと毛先の引っかかる時がある。
キューティクルが剥がれ始めているため、若干のつやが失われる。

ダメージ毛

手触りが悪くなり、静電気や髪の毛のもつれが起こりやすく、手グシを通すと毛先の引っかかる時がある。
キューティクルが剥がれ始めているため、若干のつやが失われる。
色も退色し始めていたり、髪が細くなり始めている。
しかし、この時期逆に硬くなっている感触がある。(乾燥している為)

強ダメージ毛

手触りや指どおりが悪くなっていて、シャンプーの後にかなりもつれてしまう。
毛先に枝毛も多くなり、はねたりうねったりしやすい。
髪の毛自体もスカスカの状態で軽くなったと感じられるが、水に濡らすとかなり水分を含んでしまう。
かなり髪の色味が退色して明るくなっており、髪の毛はハリコシが失われ始める。

超ダメージ毛

手グシも引っかかってしまい、ブローをしても形が決まらない。
髪の毛をちょっと引っ張っただけで切れやすく、切れ毛で髪の表面に短い髪がはねているのが目立つ。
髪の毛はかなり柔らかくなっており、ハリコシも失われている。
パーマやカラーリングの施術をしても希望通りの仕上がりにはなりにくい。また、パーマやカラーリングの施術方法によってはダメージが増える。

超々ダメージ毛

髪の毛が溶ける寸前の状態。
水で濡らすとテロテロのハリコシの無い状態。
乾かすとクシャクシャに絡まってしまったり、ビビリが出てしまう。
パーマをすると、髪の毛が切れてしまう。

一般用と美容室専用のトリートメントの違い

痛んだ髪の毛を治すにはその状態に合わせた効果的な栄養成分を補給し補修し補強する事です。
しかし、手触りが良く感じられないと、髪の毛の主観的状態が改善されたと思われない為、一般で売られているトリートメントの殆どは、手触り重視のトリートメント成分を配合してあるのが実情です。
美容室の美容室専用トリートメントは、髪の状態や施術段階に合わせたトリートメントがあり、それらを段階ごとに組み合わせて使用することで、効果的に髪の毛を治します。

痛んだ髪の毛を治す方法

髪の表面にのみ働いて引っ掛かりをなくしたりするのにはリンスを使っていましたが、最近はパーマやカラーリングなどをしていて痛んだ髪が多くなってきた為、トリートメントやコンディショナーが使われることが多くなりました。
一般のシャンプー後につけるトリートメントやコンディショナーは、リンスとは違い髪の内部に浸透する時間が必要なため、少し時間を置かないと効果が十分に働かないまま流してしまうことになります。
一般のトリートメントは5分程度放置してから軽く流すようにします。

しかし健康毛や軽いダメージ毛ならそうした一般のトリートメントでも効果はあるのですが、痛みが進行するほどにそうした一般のトリートメントの成分では、補修などが間に合わなくなってきます。
痛みがひどい場合には、美容室専用のトリートメントでないと、状態の改善がなかなか難しいです。

痛み過ぎた髪は美容室でも治すのは難しい

美容室でもその処理や対応が難しいのが超・超々ダメージ毛・ビビリ毛という段階の、痛みすぎてしまった髪の毛です。
この状態の髪の毛になるには、化学的ダメージが繰り返し行われたり、過度に強い薬を使ってしまったために起こります。
髪の内部組織自体が化学薬品によって破壊されて、内部組織も流出している状態です。
その為、トリートメント成分自体も、髪の内部に定着しづらい状態なのです。
その為、美容室でも余りにひどい傷みの髪の毛は治せない場合があります。

CUTPLAZAでは、ビビリ毛に新たな髪の内部と外側に補強組織を作り、髪の毛の擬似的なキューティクルやコルテックスを形成する事で、ビビリの状態を改善させるトリートメントがあります。
また、これらのトリートメントの組み合わせにより、様々な状態の髪の毛を保湿・補給・補強・保護という風に改善に向かわせることができます。

【CUTPLAZAのトリートメント法】ダメージ毛を治す

CUTPLAZAでのダメージ毛を治す方法です。
※髪の状態によってはトリートメントの施術内容は変わります。軽ダメージ毛

  1. リクチクルで毛小皮の隙間にクチクルを補給し髪のツヤを取り戻す。
  2. 人造毛小皮を作る、リクチクルEXでキューティクルを補強。

中ダメージ毛

  1. FixAで、髪の内部組織を補修する。
  2. FixBで、髪の外側の補強をする。
  3. リクチクルで毛小皮の隙間にクチクルを補給し髪のツヤを取り戻す。
  4. 人造毛小皮を作る、リクチクルEXでキューティクルを補強。

強ダメージ毛

  1. ケラチンソフトで、髪の擬似タンパク質を補給し、髪の内部を補修する。
  2. FixAで、髪の内部組織を補修する。
  3. FixBで、髪の外側の補強をする。
  4. リクチクルで毛小皮の隙間にクチクルを補給し髪のツヤを取り戻す。
  5. 人造毛小皮を作る、リクチクルEXでキューティクルを補強。

【CUTPLAZAのトリートメント法】超・超々ダメージ毛(ビビリ毛)を治す

CUTPLAZAでの超・超々ダメージ毛・ビビリ毛を治す方法です。
※髪の状態によってはトリートメントの施術内容は変わります。超ダメージ毛

  1. ケラチンソフトで、髪の擬似タンパク質を補給し、髪の内部を補修する。
  2. FixAで、髪の内部組織を補修する。
  3. FixBで、髪の外側の補強をする。
  4. リクチクルで毛小皮の隙間にクチクルを補給し髪のツヤを取り戻す。
  5. 人造毛小皮を作る、リクチクルEXでキューティクルを補強。

※髪の状態によって、段階的にトリートメントの工程を繰り返します。超・超々ダメージ毛(ビビリ毛)

  1. ケラチンソフトで、髪の擬似タンパク質を補給し、髪の内部を補修する。
  2. ViViRiで、髪の内部の毛皮質の線維の乱れを補修・補強します。
  3. FixAで、髪の内部組織を補修する。
  4. FixBで、髪の外側の補強をする。
  5. リクチクルで毛小皮の隙間にクチクルを補給し髪のツヤを取り戻す。
  6. 人造毛小皮を作る、リクチクルEXでキューティクルを補強。

※髪の状態によって、段階的にトリートメントの工程を繰り返します。
※サロンでは最終的に髪の補修を行ったトリートメント成分の固定処理をします。

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