京都 亀岡10人死傷事故 教頭も情報漏らし謝罪

京都 亀岡10人死傷事故で、警察が加害者に被害者全員や親族などの連絡先を教えていた問題で、警察だけでなく被害にあった子供たちが通う学校の教頭も情報を漏らしていたことが判明しました。26日夜、校長と教頭は被害女性の家族などに直接謝罪しています。

京都 亀岡10人死傷事故 警察が無断で少年の父に被害者連絡先教え謝罪 | CUTPLAZA DIARY京都 亀岡10人死傷事故 警察が無断で少年の父に被害者連絡先教え謝罪 | CUTPLAZA DIARY

京都 亀岡10人死傷事故 教頭も情報漏らし謝罪

この学校の教師も国家公務員ですから地方公務員法(守秘義務)や個人情報保護法などに違反する可能性があります。

京都 携帯番号教えた教頭が謝罪 NHKニュース京都 携帯番号教えた教頭が謝罪 NHKニュース

京都府亀岡市で小学生ら10人が車にはねられ死傷した事故で、運転していた少年の父親に対して被害者の連絡先を伝えていたのは、警察だけでなく子どもたちが通う小学校の教頭も情報を漏らしていたことが分かりました。

京都府亀岡市で小学生ら2人が死亡して8人がけがをした事故では、無免許で運転していたなどとして逮捕された少年の父親に亀岡警察署の警部補から被害者の連絡先などを記したメモが渡されたことが分かり、警察が謝罪しています。
一方、死亡した松村幸姫さん(26)の携帯電話の番号と葬儀の日程について、父親は「警察以外から聞いた」と説明していましたが、27日午前0時、亀岡市教育委員会と子どもたちが通う安詳小学校が会見し、小学校から情報が漏れていたことを明らかにしました。
それによりますと、小学校の教頭が以前担当した児童の保護者が少年の父親の親族で、その親族から「事故を起こしたのは自分の親せきで、誠意を示すために葬儀に出たいので教えてほしい」と頼まれて教頭が教えたということです。
会見した東佳明・教頭は「よく知る方だったので伝えてしまったが、私の考えが甘かった。遺族につらい思いをさせ、心が痛みます。反省しています」と謝罪しました。松村さんの家族などには、26日夜、校長や教頭が、直接、謝罪したということです。

京都・集団登校事故 教頭が携帯番号教える「私の大変なミス」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会京都・集団登校事故 教頭が携帯番号教える「私の大変なミス」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

 京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に無免許運転の軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故で、亀岡署の大棚吉一署長は26日未明、記者会見し、署員が容疑者の少年(18)=自動車運転過失致死傷などの容疑で送検=の父親に、亡くなった松村幸姫さん(26)と小谷真緒さん(7)ら被害者全員の連絡先を教えていたことを明らかにした。

 また京都府亀岡市は26日夜、松村さんの携帯電話番号を、児童らが通う小学校の教頭が少年側に伝えていたことを明らかにした。

 警察や市教育長らは同日、遺族に謝罪。教頭は「私の大変なミスでご迷惑をお掛けした。被害者の方につらい思いをさせ反省している」と話した。

 26日午前に会見した府警の西村元希首席監察官によると、連絡先を伝えたのは亀岡署交通課の50代の男性警部補で、書面で連絡先一覧を渡していたという。書面は警部補が部下に作成させたとみられる。府警は当初、被害者10人全員分の名前と住所、電話番号が記載されていたと発表したが、実際には松村さんの電話番号は記載されていなかった。警部補は「(少年の父親に)懇願され、自分の判断で安易に手渡した。間違ったことをした」と話しているという。

 西村首席監察官は「絶対にあってはならない事案で、法律違反の疑いが強い。捜査・調査を尽くし、厳正に対応していく」と述べた。府警の安森智司本部長は26日、取材に対し「あってはならないことで遺族の方には申し訳ない」とした。

 松村さんの遺族によると、24日と25日に幸姫さんの携帯に電話があった。少年の父親が名乗り「お通夜に行きたい」と話し、警察から連絡先を聞いたと説明したという。遺族側が亀岡署に説明を求めると、伝えたことを認め、署長らが自宅に来て謝罪した。

 父親は26日夜、取材に応じ「遺族の気持ちに配慮を欠いた行動で申し訳ない」と謝罪した。

 府警では4月に起きた京都・祇園の暴走事故の夜、本部長や交通部長らが飲酒する不祥事が発覚している。

 また少年が、事故を起こした4人定員の軽乗用車に少なくとも6人で乗り、定員オーバーの状態で走行していたと供述していることも、捜査関係者への取材で判明した。

■追記 2012/05/04 0:07
亀岡の車暴走:小谷さん宅にも加害者側から電話- 毎日jp(毎日新聞)亀岡の車暴走:小谷さん宅にも加害者側から電話- 毎日jp(毎日新聞)

 京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が車にはねられ死傷した事故を巡り、府警亀岡署交通課が被害者の連絡先を漏らした問題で、死亡した小谷(おだに)真緒さん(7)宅にも加害者側から電話があったことが分かった。流出リストが実際に使われたことが初めて確認された。リストは50代男性警部補の指示で50代男性巡査長が作成したことも判明。府警捜査2課は、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いもあるとみて捜査を始めた。
 小谷さんの遺族によると、事故翌日の先月24日と25日の2度、運転していた少年(18)=自動車運転過失致死傷容疑などで送検=の父親(47)から自宅に電話があった。不審に感じ、府警に連絡。25日夕、府警の被害者支援担当者が自宅を訪れ、漏えいを認めて謝罪したという。
 府警監察官室などによると、24日未明、父親が同課を訪れ、「謝罪したいので連絡先を教えてほしい」と依頼。巡査長が被害者10人全員の氏名、住所、自宅電話番号、搬送先病院のリストを作成し、指示した警部補が父親に手渡した。
 リストに欠けていた松村幸姫さん(26)の電話番号は、父親が被害児童らが通っていた小学校から聞き出し、電話していた。

 一方、京都地検は2日、車を運転していた無職少年と、同乗していた大学生(18)と専門学校生(18)=いずれも道交法違反(無免許運転のほう助)容疑で送検=の3人について、京都地裁に勾留延長を申請し、認められた。期間は今月5日から10日間。地検は「一連の経緯を解明するため捜査を尽くす必要がある」と説明した。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...