京都の祇園で起きた軽自動車の暴走で8人が死亡した事件が発生した当日の夜に京都府警トップの本部長と交通部のトップの交通部長が府警の署長ら幹部が懇親会に出席し飲酒していた件でマスコミが一斉に取り上げ、京都府警本部長が19日に記者会見を開き謝罪をしています。
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ただ、この問題発覚当時からネット上では京都府警本部長らを擁護する声が上がっており、「昼間から飲んでいたわけでもないのに何が問題があるのか」「不祥事だけ騒いでいればいいお仕事です」「特に悪いところが分からないが、あえていうなら酒を飲んだ後に仕事に戻ったことか」といった意見が出ています。
確かに、交通事故だけでもかなりの数が発生しており、これが駄目なら警察は勤務外でも飲酒できないという事になります。また、こうしたマスコミ各社にしても飲酒は一切していないということなんだと思われます。
京都祇園暴走の事件の闇よりも、京都府警本部長ら警察が京都祇園暴走事故の夜に飲酒した件で警察が謝罪する理由が分かりませんが、何処が警察組織への圧力を強めているのでしょうか。
【暴走事故当日に本部長と交通部長宴席出席 – 社会ニュース : nikkansports.com】
京都市東山区の繁華街・祇園で軽ワゴン車が暴走し、歩行者7人が死亡した事故で、発生当日の12日夜、京都府警トップの安森智司本部長と交通部のトップの山形克己交通部長が、府警の署長ら幹部が参加した懇親会に出席し、飲酒していたことが16日、府警への取材で分かった。
府警総務部によると、懇親会は幹部約100人を集めた警察署長会議の後、12日午後6時15分ごろから午後8時ごろまで、府警本部近くのホテルで開かれた。
山形部長は約5分遅れて出席し、ビール1、2杯を飲んだ。懇親会終了後、府警本部に戻り、引き続き捜査指揮を執った。本部長は、山形部長が宴席に参加していることを知っていた。
山形部長は「事故捜査の応援依頼など署長らへ業務指示をするために出席したが、酒を飲んだことは配慮が足りなかった」とし、府警は「初動捜査は終わっており、業務上のミスはなかったが配慮が足りなかった」としている。
【飲酒、配慮足りなかった 松原国家公安委員長 – 47NEWS(よんななニュース)】
京都・祇園の暴走事故当日夜、京都府警の安森智司本部長と山形克己交通部長が署長会議後の懇親会に参加して飲酒していたことについて、松原仁国家公安委員長は17日、閣議後の記者会見で、「配慮が足りなかった」と述べた。
松原委員長は捜査への影響については「適切に指揮し、支障はなかった」との認識を示したが、さらに事実関係を詳しく調べるとした。
懇親会をめぐっては、府警幹部が「懇親会は中止すべきだ」と進言していたにもかかわらず、安森本部長が開催を決めていた。
【祇園事故の夜、京都府警交通部長が懇親会で飲酒 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
京都市東山区・祇園で通行人7人が死亡、11人が負傷した事故で、捜査責任者である京都府警の山形克己交通部長が事故当日の12日夜、府警幹部の懇親会に出席し、ビールをコップ1~2杯飲んだことがわかった。
府警は「(山形部長の出席は)捜査への応援を府内の各署長に要請するためで、不在の間、捜査指揮は交通部ナンバー2の交通部次長が行い、支障はなかった」としたが、府警と山形部長はともに「配慮が足りなかった」としている。
懇親会には安森智司本部長も参加して飲酒したという。府警は「本部長についてはコメントできない」としている。
府警によると、府警本部では事故発生とほぼ同時刻の12日午後1時15分から、府内25署の署長会議を開催。開始直後に事故の一報が入り、山形部長は30分後に退席した。懇親会は午後6時15分から、府警本部近くのホテルで、各署長や本部の幹部ら89人が参加して開かれた。山形部長は5分遅れで訪れ、午後8時の終了までいた。
懇親会では、捜査指揮や被害者対応のため、交通部次長と交通捜査課長、現場を持つ東山署の署長ら7人が欠席。山形部長は終了後、府警本部に戻り、13日午前1時まで捜査指揮を執った。
府警は、山形部長が出席したのは、途中退席した署長会議で伝えられなかった交通死亡事故防止など今年の交通部の取り組みについて話すためと、事故捜査への捜査員派遣を各署長にお願いするためで、山形部長はこれらの用件を口頭で各署長らに伝えたという。
【祇園車暴走:交通部長が当日飲酒…懇親会に出席 京都府警- 毎日jp(毎日新聞)】
京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が暴走し通行人7人が死亡した事故で、京都府警が発生当日の12日夜、酒食を伴う懇親会を開いていたことが分かった。安森智司本部長や捜査指揮をとる山形克己交通部長も出席し、飲酒していた。水野誠・府警総務部次長は「懇親会の中止は検討しなかった。配慮が足りなかった」と話している。
府警によると、懇親会は春の定期異動に伴う署長会議後の午後6時15分から近くのホテルで開催。府警幹部ら89人が出席し、日本酒やビールが出された。
山形部長は同日午後1時15分から始まった署長会議中に事故の一報を受け、途中で退席して東山署で捜査指揮に当たった。その後、指揮を離れて懇親会に出席し、ビールをコップ1、2杯飲んだという。懇親会終了後の午後8時、捜査指揮のため府警本部に戻った。同じく出席予定だった交通部次長や交通捜査課長ら7人はこの事故の捜査を続け、懇親会には欠席した。
山形部長は「署長会議で伝えられなかった業務指示や事故への応援を依頼しようと懇親会に出席した。酒に口をつけたのは配慮が足りなかった」と話している。
【【京都 暴走車両】事故当日夜に飲酒の府警本部長「申し訳ない。出席自体が軽率…」 – MSN産経ニュース】
京都・祇園の暴走車事故の発生当日夜、京都府警の安森智司本部長と山形克己交通部長が懇親会で飲酒していた問題で、安森本部長が19日、問題発覚後初めて府警本部で記者会見し「遺族とけがをされた方が心情を害されると思うと、大変申し訳ない」と陳謝した。
懇親会の開催を決定した経緯について、安森本部長は「幹部と協議し『被害者や遺族の心情を考えると懇親会は中止するべきではないか』という意見が出た」と明らかにし、「出席できる幹部だけで開催しようと私の判断で決めた」と述べた。
その上で「私が出席したこと自体が軽率な行為で、配慮に欠けていたと反省している」と陳謝。山形交通部長の出席は「交通部長の方から、署長に応援を頼むために顔を出したいという話だったので、私が『分かった』と言った」と説明した。
2人が飲酒した点について「飲酒で捜査指揮ができない状態ではなかったが、配慮が足りなかった」と反省の弁を述べる一方、懇親会の開催の是非に言及し、「開催しない方が絶対によかったかどうか、今でも迷っている」と話した。
【朝日新聞社デジタル:祇園暴走当夜の懇親会、京都府警本部長が陳謝 – 関西ニュース一般】
京都・祇園で軽乗用車が暴走し、通行人19人が死傷した事故の当日夜、京都府警の安森智司本部長と山形克己交通部長が署長会議後の懇親会で飲酒した問題で、安森本部長は19日に記者会見を開き、「私と交通部長が出席したこと自体に配慮が足りず、深く反省している」と陳謝した。
安森本部長は、飲酒について「本部に戻るつもりだったので、さほど飲んでいない。現場からの連絡は常に受けており、捜査に影響はなかった」と説明。「被害者やその家族らの心情を考えると、配慮に欠けた行動だった」と述べた。
一方、懇親会を中止しなかったことは「絶対に開くべきでなかったか、まだ迷っている。ただ、遺族やけがをされた方々の心情を害するとは思う。大変申し訳ない」と語り、「事故の真相究明と信頼回復に全力を尽くしたい」と結んだ。
【苦情殺到 京都府警本部長「あってはならないこと 申し訳ない」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会】
京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込んだ事故で死傷した被害者10人の連絡先を亀岡署員が容疑者側に伝えていた問題で、京都府警の安森智司本部長は26日、取材に対し「あってはならないことで遺族の方には申し訳ない」と謝罪した。
一方、教えた経緯などの詳細については「調査をきっちりしてから答えるのが筋だと思っている」と明言を避けた。本部長が被害者宅に出向き謝罪するかどうかについては「現時点ではコメントしない」と述べた。
亀岡署によると、この問題で、市民から多くの苦情が寄せられた。
2012/04/18
【府警本部長「酒飲み配慮不足」 – NHK京都府のニュース】
京都・祇園の繁華街で車が暴走し、8人が死亡した事故の直後、京都府警察本部の交通部長らが、警察幹部の懇親会で酒を飲んでいた問題で、安森智司本部長は、NHKの取材に対し、「懇親会の開催に問題はなかったが、自分も酒を飲んだのは配慮が足りなかった」と述べました。
この問題は、今月12日、京都市東山区の祇園の繁華街で、軽自動車が暴走し歩行者など8人が死亡した事故のおよそ5時間後に、京都府警察本部が警察署長会議の懇親会を開き、事故の対応の責任者だった山形克己・交通部長がビールを飲んでいたものです。
懇親会には安森智司・本部長も出席しコップ1~2杯のビールを飲んでいたということです。
安森本部長によりますと、当日、複数の警察幹部から「事故があったが懇親会をどうするか」と相談を受け、懇親会が年に2回の貴重な意見交換の場だったことから開催を決めたとしています。
安森本部長はNHKの取材に対し、「懇親会の間も現場から事故の報告を受けていて、懇親会を開いた判断や事故の対応に問題はなかった。しかし、酒に口をつけたのは配慮が足りず、不徳のいたすところだ」と話しています。
この問題について、松原国家公安委員長はきょうの記者会見で、「捜査については適切に指揮し支障はなかったと報告を受けているが、事故が発生した当日に本部長と交通部長が懇親会に参加したことについては配慮が足りなかったと言わざるを得ない」と述べました。その上で、捜査について本当に適切な指揮がとられていたのかどうかを含めて事実関係をさらに調べる考えを示しました。
2012/04/19
【本部長「賛否両論の意見でた」 – NHK京都府のニュース】
京都・祇園の繁華街で車が暴走し、8人が死亡した事故の直後、京都府警察本部の交通部長らが、警察幹部の懇親会で酒を飲んでいた問題で、安森智司本部長は、19日、記者会見し、「懇親会の開催をめぐって幹部の間から賛否両論の意見が出た。出席したことも配慮が足りなかった」と陳謝しました。この問題は、今月12日、京都市東山区の祇園の繁華街で、軽自動車が暴走し歩行者など8人が死亡した事故のおよそ5時間後に、京都府警察本部が警察署長会議の懇親会を開き、事故の対応の責任者だった山形克己・交通部長と安森智司・本部長が出席しコップ1~2杯のビールを飲んでいたものです。
これについて、安森本部長は17日NHKの取材に対し、「複数の警察幹部から懇親会をどうするか相談を受けていた」と述べ、「中止をすすめる言葉はなかった」としていました。
しかし、19日の記者会見で、安森本部長は「会議の休憩時間に複数の幹部の間から懇親会の開催をめぐって賛否両論の意見が出た」として中止をすすめる言葉があったことを認めました。
そのうえで安森本部長は「懇親会の開催を決めた判断の是非は私自身いまも迷っている。酒に口をつけたことに加えて懇親会の出席自体、配慮が足りなかったと思う」と陳謝しました。