韓国が竹島付近で国際ヨットレースを開催する事について、日本政府は在ソウル日本大使館を通じ韓国政府に厳重抗議しました。
2008年以来、今年で5回目のヨットレースですが、日本が抗議するのは初めてだということです。
日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)
日本の領地である竹島が日本が放棄する地域に竹島を入れるようにとの連合国への韓国の要求が拒否され、日本領として残されることを決定したサンフランシスコ講和条約発効直前の1952年(昭和27年)1月18日、大韓民国大統領李承晩は李承晩ラインを一方的に設定して竹島を占領した状況が今も続いており、日本の領土問題の一つです。
韓国のこうした竹島をコースに含む理由は竹島の領有権を誇示する狙いがあるものとされています。
日本政府は竹島の領有について国際司法裁判付託を提案していますが、韓国はその度に拒否しています。
【竹島で国際ヨットレース 日本政府が韓国に抗議 – MSN産経ニュース】
日本政府は23日、韓国が竹島(韓国名・独島)付近で国際ヨットレースを開催していることについて、在ソウル日本大使館を通じ韓国政府に厳重抗議した。
このヨットレースは「コリアカップ国際ヨットレース2012」で、大韓ヨット協会が主催し文化体育観光省や国土海洋省など韓国政府が後援。東海岸沖で16日から24日まで開かれており、竹島付近もそのコースに含まれている。
参加国は米国やロシアなど10カ国。日本は参加していない。2008年以来、今年で5回目になるが日本の抗議は初めて。
竹島をめぐって韓国は、実効支配強化のため官民挙げて各種行事を催しているが、竹島周辺での国際スポーツ大会はほかにない。レースを韓国政府が後援していることから、日本として正式の抗議となった。過去4回については実情が分からず見逃したかたちだ。
レースでは米国とロシアの選手が中心になっているが、竹島をコースに含めることで韓国の領有権を海外に誇示する狙いがあるものとみられる。韓国は近年、国内キャンペーンのみならず海外での宣伝にも力を入れている。