埼玉の中2男子生徒、いじめでコンクリートに頭打ちつけられ意識不明でPTSDに。被害届出すも東村山署 「早く忘れてください」

東京都多摩地域の私立中学校で同級生から暴行を受けたとして、埼玉県在住の中学2年の男子生徒(13)と両親が8日、警視庁東村山署に被害届を提出するそうです。
両親はこれまで、4~5回、同署に被害届を出そうとしましたが、いずれも拒否されていたということです。
母親によると、男子生徒は中学1年だった昨年4月からいじめられており、ハンドソープで髪を洗われたり衣服を脱がされるなどのいじめをされ、担任も把握していたといいます。今年1月には同級生に頭をコンクリートの廊下に打ち付けられ意識を失い肋骨を折るなどし、救急搬送されています。また、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、その後通学できなくなり、今月3月に転校しました。

埼玉の中2男子生徒、いじめでコンクリートに頭打ちつけられ意識不明でPTSDに。被害届出すも東村山署 「早く忘れてください」

学校はいじめの加害者を退学処分したそうですが、事故で被害者の男子生徒が傷つくまでいじめを止められなかった問題を今後繰り返さないよう体制を改めることが必要です。
警察は相手が少年だからといっても、いじめだから立件できないという考えから、被害届を受理してこなかったのでしょうが、傷害事件が起きている以上、加害者を聴取するなどの対応くらいはして欲しいと思います。今後、いじめ問題で警察が介入するケースが増えるでしょうが、学校内の暴力事件に当たるための警察内での取り組みもされなければなりません。

いじめ:埼玉の中2、被害届提出へ 東村山署は数回拒否- 毎日jp(毎日新聞)いじめ:埼玉の中2、被害届提出へ 東村山署は数回拒否- 毎日jp(毎日新聞)

 両親は被害届を提出しようと東村山署を訪れたが、「早く忘れてください」「相手が12歳では受理しても宙に浮く」などと断られたという。8日に受理されなければ、いじめた生徒らを刑事告訴したい意向。

 同署の市原昌樹副署長は「今の段階ではコメントできない」としている。男子生徒が通学していた中学校長は取材に「暴行した生徒には退学を勧告し今年1月末に退学した。いじめに相当するという認識で対応し、6月ごろには署から呼ばれ、事情を説明している」と話した。母親は「きちんと警察に調べてもらいたい」と話している。

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