【中2自殺訴訟】男子生徒、自殺前に12万引き出すなど40万円工面 滋賀県警が捜査

滋賀県大津市で当時中学2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因ではないかとされる問題で、自殺した男子生徒は昨年7~8月に3回にわたって郵便貯金から12万4千円を引き出していたことが分かりました。また、同時期に家族の財布や親戚の店から現金を盗んでいたことも判明しており、いじめていたとされる同級生との関連などについて滋賀県警が慎重に捜査を進めています。
アンケートでは、同級生が「お金を持ってくるように脅していた」「キャッシュカードの暗証番号を教えろと言った」とする回答があり、いずれも伝聞ですが、6人は実名を記しての回答をしていました。

教室の悪魔―見えない「いじめ」を解決するために (ポプラ文庫)
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使い道を問いただすと、ゲームソフトや卓球のラケットなどを買ったと説明したとされますが、2ヶ月に40万円というのは中学生にすれば相当な額ですね。

また、生徒らがアンケートにいじめをうかがわせる400件以上もの記述が寄せられながら「自殺との因果関係は不明」と繰り返してきた学校と市教委の対応には不信感が募るばかりです。

東京新聞:大津のいじめ 自殺の中2 40万円工面 3カ月前から貯金などで:社会(TOKYO Web)東京新聞:大津のいじめ 自殺の中2 40万円工面 3カ月前から貯金などで:社会(TOKYO Web)

 大津市の市立皇子山(おうじやま)中二年の男子生徒が昨年十月にマンションから飛び降り自殺した事件で、男子生徒は亡くなる三カ月前から自分の貯金から現金を引き出したり、親戚の財布から抜き取ったりし、これらの総額が四十万円前後に上っていた。生徒を知る関係者が十四日、明らかにした。自殺直後に中学校が全生徒に実施したアンケートには、いじめたとされる同級生から男子生徒に「金銭の要求があった」との回答が伝聞として十五件あった。
 関係者によると、男子生徒は昨年七~八月、三回にわたって、お年玉などをためていた郵便貯金から十二万四千円を下ろしていた。ほかにも数回にわたって引き出したり、親戚の財布や親戚が経営する店のレジから金を取ったという。
 アンケートでは、同級生が「お金を持ってくるように脅していた」「キャッシュカードの暗証番号を教えろと言った」とする回答があった。いずれも伝聞だが、六人は実名を記しての回答だった。
 滋賀県警は「通帳などからお金が引き出されていることは把握している。自殺した生徒が引き出したかどうか裏付けが必要。まずは捜索した暴行容疑で調べ、その後、付随して出てきた容疑を調べる」と恐喝や強盗容疑の可能性も含めて捜査する方針。
◆「いじめでなく けんかと判断」校長が会見
 この事件では、生徒が自殺する前に二回、女子生徒が「男子生徒がいじめられている」と担任に声を掛けたものの、学校側は「けんか」と判断するなどして生かせていなかった。藤本一夫校長(59)は十四日、昨年十一月以来、八カ月ぶりに会見し「その場できちんといじめを疑えば、被害は軽減できた可能性があった。自殺した生徒と保護者に申し訳ない」と謝罪した。
 一回目は昨年九月三十日の放課後、二回目は自殺する六日前の昨年十月五日の午後、それぞれ女子生徒が担任に「いじめです」などと声を掛けた。だが担任は男子生徒といじめたとされる同級生に個別に話を聞き、「けんかです」と答えるなどしたため、いじめではないと判断した。
 この後、学校側は、担任や学年主任、教育指導担当の教師ら五人ほどで緊急の会議をしたが、「けんかはいじめにつながる可能性があるので注意が必要」と申し合わせた程度にとどめた。
◆いじめ相談 電話やネットで
 文部科学省や法務省、民間団体などは、いじめに悩む子どもの相談を、電話やインターネットのホームページで受け付けている。
 文科省のダイヤルは無休。NPO法人チャイルドライン支援センターは月-土曜の午後4時~午後9時。東京、埼玉、栃木、山梨、愛知の1都4県は同じ時間帯で日曜も受け付ける。
 法務省、ダイヤル・サービス社(東京都千代田区)が運営する「子ども110番」はホームページの専用フォームからも相談できる。内容を書き込むと、法務省は最寄りの法務局から連絡があり人権擁護委員などが対応。子ども110番は臨床心理士やカウンセラーなどから返信がある。

時事ドットコム:自殺前、12万円引き出す=加害側生徒との関連捜査-滋賀県警時事ドットコム:自殺前、12万円引き出す=加害側生徒との関連捜査-滋賀県警

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、この生徒が同年7月下旬ごろから、約12万円の貯金を引き出していたことが15日、関係者への取材で分かった。同時期には、家族の財布や親戚の店から現金を盗んでいたことも判明。滋賀県警も把握しており、いじめていたとされる同級生との関連などについて、慎重に捜査している。
 関係者によると、家族が昨年9月、生徒が貯金から複数回にわたり計約12万円引き出していたことに気付いた。使い道を問いただすと、ゲームソフトや卓球のラケットなどを買ったと説明したという。

いじめ示唆の記述400件にも大津市「自殺との関係不明」 – 中国新聞いじめ示唆の記述400件にも大津市「自殺との関係不明」 - 中国新聞

 大津市の中2男子自殺で、市は全校生徒を対象に2回にわたりアンケートを実施し、いじめをうかがわせる400件以上もの記述が寄せられながら「自殺との因果関係は不明」と繰り返してきた。事実を知りたいと苦しんできた遺族。同級生らの必死の訴えが生かされることはなかった。

 男子生徒が自殺したのは2011年10月11日だった。いじめを疑わせる情報があったため6日後には1回目のアンケートを実施。約330件の記述が集まったが、学校は「確証を得られない」と、いじめとの関係を否定した。

 翌11月には2回目のアンケートを実施。しかし、きっかけは遺族から「全容が解明されていない」と強く要望されたため。「まだ伝えられていないこと」などの質問で、再び約90件もの記述が寄せられながら、学校は「新しい情報はない」とアンケートを実施したことすら遺族に知らせなかった。

 「遺影に画びょうが刺さっていた」「本当にいじめはあった」「全て伝えたから早く対処して」。必死の思いを伝えようとした生徒もいた。それでも、学校や市教委が本格的な対応に乗り出したのは今年7月。アンケートの記述内容が報道されてからだった。

 後手に回り続けた学校や市教委。13日になってようやく、いじめが自殺の原因になったと認める姿勢を示したが、男子生徒の自殺からは既に9カ月もの時間が過ぎている。父親は「正義はあると証明してほしい」と訴え、一刻も早い実態解明を期待している。

アンケート結果がネットに流出 生徒が告白した「大津いじめ事件」の全容(J-CASTニュース) – livedoor ニュースアンケート結果がネットに流出 生徒が告白した「大津いじめ事件」の全容(J-CASTニュース) - livedoor ニュース

滋賀県大津市の市立中学校で2011年10月に男子生徒が自殺した問題について、学校側が実施したいじめに関するアンケート結果が公表された。
各メディアがその概要を伝えているが、インターネット上には同様のものと思われる資料ファイルが流出しており、反響を呼んでいる。
「蜂を食べさせた」「『ぼく死にます』と電話」
資料が配布されたのは、2012年7月13日の大津市議会の教育厚生常任委員会。この日は議員だけでなく、傍聴していた市民にも異例的に配られたほか、同日には希望する保護者にも学校で配布された。
資料は約30ページで、生徒たちの声が一覧として掲載されている。加害者の個人名は伏せられているものの、「最近男子2人が死んだ蜂やごみなどを無理やり食べさせた」「文化祭や体育大会のとき手をロープで縛られる」といった具体的な内容は、被害者の壮絶な心境を彷彿とさせる。
また、「『まだやることがあったのに』という発言をしていたらしい」「『死ね、死ね。あっもう死んだか(笑)』って言っていた」など事件後の加害者生徒の様子や、被害者生徒が自殺前日に「『ぼく死にます』」と加害者に電話をしていたという内容なども含まれていた。
これまで市教委はアンケート結果について、個人情報が含まれるとして公表を拒み、確証が得られたもののみを発表してきていた。しかし、学校が12日に開いた保護者向けの緊急説明会で、保護者たちからの公表を求める声を受け、遺族の了解も得た上で個人名などを消して結果を配布したという。
「怒りと憤りで震えが止まらない」と反響
各メディアが具体的な概要を報道するよりも早く、インターネット上には「大津いじめ事件のアンケート結果と事件に関連する情報です。大量拡散をお願いします」としてZipファイルが流出した。紙の資料を撮影した画像がセットになっており、アンケート結果の一覧が閲覧可能な状態になっていた。
最初のうちは「偽物では?」との声が上がっていたものの、テレビ放送などに映った資料と酷似しているため、本物説が濃厚に。実際に目を通した人たちは生徒たちが綴った壮絶な内容に驚きを隠せない様子で、「正直、怒りと憤りで震えが止まらない」「短い期間に犯罪行為がこれだけ行われていたのに驚愕した」などとコメントしている。また、「尖閣諸島以来の衝撃」として流出させた人物を賞する人もいた。
いじめと自殺の因果関係について、澤村憲次・教育長は13日の会見で「自殺の原因にはさまざまな要因がある。いじめも要因の一つだと思っている」と初めて関連しているとの見解を示した。後ろ向きの対応が目立っていた市教委・学校が頑なに拒んできたアンケート資料の公開を受け、ネット上では、なかなか進まない事件の真相解明に期待する声もあがっている。

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