【中2自殺訴訟】滋賀県警が捜査 校長ら学校関係者や市教委幹部ら聴取 近く生徒らも事情聴取

滋賀県大津市で当時中学2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因ではないかとされる問題で、滋賀県警は男子生徒へのいじめや加害行為について、本格的な捜査に乗り出しました。大津署に計25人の専従捜査班を設置し、校長ら学校関係者や市教委幹部から事情聴取を始め、今後、男子生徒の同級生や卒業生からも話を聴き、いじめの実態や男子生徒の自殺の原因を調べる方針とのことです。

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大津市中学生いじめ自殺、市教委対応に批判集中 市長直轄で再調査へ | CUTPLAZA DIARY大津市中学生いじめ自殺、市教委対応に批判集中 市長直轄で再調査へ | CUTPLAZA DIARY

学校や市教委がアンケートの内容を隠したり、調査をしていないという問題が起きていますから、第三者機関が調査に当たらなければ、何が起きていたのかの真相究明は出来ないでしょう。警察や文科省による調査が必要です。

しかしながら、、いじめに遭っていた男子生徒が同級生から暴行を受けているとして、父親が被害届を出そうとしても、大津署が父親からの被害届3度受理しなかったという話が出ています。
なぜ警察がもっと早く動かなかったのかどうかも検証が必要です。

大津・中2自殺:県警が捜査…近く生徒ら聴取- 毎日jp(毎日新聞)大津・中2自殺:県警が捜査…近く生徒ら聴取- 毎日jp(毎日新聞)

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、滋賀県警は男子生徒へのいじめや加害行為について、本格的な捜査に乗り出した。計25人の専従捜査班を県警大津署に設置し、11日、校長ら学校関係者や市教委幹部から事情聴取を始めた。今後、男子生徒の同級生や卒業生からも話を聴き、いじめの実態や男子生徒の自殺の原因を調べる方針。

 男子生徒の自殺を巡っては、遺族が3回にわたり、暴行容疑での被害届を出そうと大津署に相談したが、いずれも受理されず、県警に批判が寄せられていた。県警の満重昭男・生活安全部長は「一連の報道などを受けて、実態解明に乗り出さなければならないと判断した」としている。

 県警によると、少年事件などを専門とする捜査員らが捜査に当たる。学校と市教委の関係者からは、自殺後に全校生徒を対象に実施したアンケートや市側のこれまでの調査の内容について、事情を聴くとみられる。

 アンケートでは、複数の生徒が男子生徒について(1)蜂の死骸を食べさせられそうになった(2)万引きを強要された(3)お金を脅し取られた(4)トイレで殴る蹴るの暴行を受けた−−などと回答していた。また、生徒16人は「自殺の練習をさせられていた」と答えた。

 県警は、いじめに関わったとされている生徒を含め、男子生徒が通っていた中学の生徒や教職員からも事情を聴き、加害行為の有無を調べる。暴行、恐喝などの犯罪行為が確認できれば、家裁送致や補導をするとみられる。ただ、アンケートの回答内容には伝聞も含まれているとされており、男子生徒の自殺の原因とともに、慎重に捜査を進める方針だ。

 男子生徒の父親(47)は毎日新聞の取材に、「4度目の被害届か刑事告訴をする方向で考えていた。県警の捜査で真実を明らかにしてほしい。亡くなった息子には『正義はあるんやで』と伝えたい」と語った。一方、市教委学校教育課は「捜査にはすべて協力させていただきたい」とコメントした。

 男子生徒は昨年10月11日朝、自宅近くのマンション敷地内で倒れているのが発見され、大津署が自殺と断定した。学校側は「いじめは把握していない」としていたが、生徒へのアンケートでいじめが明らかになった。

朝日新聞デジタル:大津の中2自殺、県警に捜査チーム 生徒や教諭ら聴取へ – 社会朝日新聞デジタル:大津の中2自殺、県警に捜査チーム 生徒や教諭ら聴取へ - 社会

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自宅マンションから飛び降り自殺をした問題をめぐり、滋賀県警は11日、生徒に対するいじめの犯罪性や自殺との因果関係を調べる専従捜査チームを立ち上げた。

 大津署は自殺後、捜査を継続しているが、態勢を強化する。この日から、いじめに関わったとされる生徒のほか、生徒が通っていた中学校の在校生約800人と卒業生の一部、全教職員、市教委の関係者らを対象に事情を聴く方針。

 県警によると、チームは少年課や大津署の捜査員ら25人で構成。学校などが実施した全校生徒へのアンケート結果などの提供を受け、いじめについて記入した生徒を中心に事情聴取する。アンケートの記述にあった「自殺の練習」「葬式ごっこ」といった伝聞情報も含めて自殺との関連を調べ、強要や暴力行為等処罰法違反などの容疑での立件の可否を慎重に捜査するという。

中学生自殺 滋賀県警が専従捜査班 NHKニュース中学生自殺 滋賀県警が専従捜査班 NHKニュース

大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、滋賀県警察本部は専従の捜査班を設け、男子生徒が受けたとされるいじめの実態や自殺との関連を詳しく調べることになりました。

去年10月、大津市で中学2年生の男子生徒がマンションから飛び降りて自殺したことを巡っては、学校側が全校生徒へ行ったアンケートで、複数の同級生からいじめを受けていたことが明らかになっています。
この問題で滋賀県警察本部は、大津警察署におよそ20人から成る専従の捜査班を設けました。
捜査班は、男子生徒が受けたとされるいじめに犯罪に当たる行為がないかや、自殺との関連を詳しく調べることにしています。
この問題では、男子生徒の父親が「警察に相談したのに、被害届を受理してもらえなかった」と不満を示し、警察は「犯罪事実の認定に難しいところがあった。被害届を拒否する意図はなかった」と説明していました。
一方、男子生徒の両親が損害賠償を求めた裁判では、訴えられた同級生側は「いじめではなく、遊びの範囲内だった」と、訴えを退けるよう求めています。

2012/07/05
【中2いじめ自殺】大津署が父親からの被害届3度受理せず – MSN産経ニュース【中2いじめ自殺】大津署が父親からの被害届3度受理せず - MSN産経ニュース

 大津市のマンションで昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、いじめに遭っていた男子生徒が同級生から暴行を受けているとして、父親(46)が滋賀県警大津署に被害届を提出しようとしたが、3回も受理を断られていたことが5日、関係者への取材でわかった。

 父親は、男子生徒の死亡後に市教委が実施したアンケート結果や、複数の生徒から聞き取った暴行などの目撃情報を証拠として、男子生徒が自殺した直後の昨年10月に2回、市教委が男子へのいじめを認めた後の12月に1回、同署に被害届を提出したいと相談したが、当時の署の担当者に「被害者がおらず、刑事事件として立件するのは難しい」と受理を断られた。

 父親は「親として、自ら命を絶った息子のためにできることをやり尽くしたかった。自分ではいじめをした同級生に、事実を確かめられない。学校や警察にお願いしたかったのに、なぜだめなのか」と話す。

 大津署は取材に「事実関係を確認してからコメントしたい」としている。

2012/07/12
中日新聞:中2自殺で学校捜索 「いじめ」暴行容疑 :社会(CHUNICHI Web)中日新聞:中2自殺で学校捜索 「いじめ」暴行容疑 :社会(CHUNICHI Web)

 大津市立皇子山(おうじやま)中2年の男子生徒=当時(13)=が昨年10月、マンションから飛び降り自殺した問題で、滋賀県警は11日夜、暴行容疑で大津市教育委員会事務局と中学校を家宅捜索した。早ければ8月中に捜査の結果を出す。
 県警によると、家宅捜索は昨年9月29日に大津市の陸上競技場での体育大会で、同級生の少年3人が男子生徒の両手を鉢巻きで縛り、口に粘着テープを張るなどした暴行容疑。男子生徒は10月11日朝、自宅マンション14階から飛び降り、死亡した。
 中学校が全生徒を対象にしたアンケートで男子生徒が「殴られたり蹴られたりしていた」と直接見た生徒がいることや、「ハチの死骸を食べさせられそうになっていたと聞いた」などの記述が複数あり、県警はこれらの強要や暴行容疑などでの立件の可否を調べる。
 県警は11日、少年課内の特別捜査隊の捜査員ら20人と大津署の5人で専従捜査チームを設置。学校と市教委の幹部らから事情聴取を始めた。今後生徒にも話を聞く。
 県警はこの日、中学校から教員の日記やノート、生徒の出席簿、市教委からいじめ関係ファイル、生徒指導の関係書類など合わせて129点を押収。市教委から全生徒へのアンケートの原本の任意の提出を受けた。
 男子生徒の自殺後、父親(47)は大津署に「処罰できる方法はありませんか」と三度にわたり被害届を出そうとした。署はいじめの加害側とされる生徒が刑法では問えない14歳未満であることなどから「犯罪事実の認定は困難」などと受理していなかった。
 県警は捜査は継続しているとしたものの、市教委や学校関係者からの資料提供もすべてではなく、次々に非公開とされた資料が明らかとなり、「大津市教委は事実を伝えているのか、一抹の不安、不信がある」(県警幹部)として、家宅捜索が入る事態になった。
 県警の満重昭男生活安全部長は「自殺を未然に防げなかった原因は何かなど、事実や原因を徹底的に究明すべきと考えた。それこそが、再発防止の前提にもなる」との異例の談話を出した。

2012/07/18
“いじめ”自殺 警察が同級生に話聞く NHKニュース“いじめ”自殺 警察が同級生に話聞く NHKニュース

大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題で、警察がいじめに関わったとされる同級生3人の側から話を聞いていることが捜査関係者への取材で分かりました。
このうち、少なくとも2人はいじめを否定しているということです。

この問題で、滋賀県警察本部は、男子生徒が自殺するおよそ2週間前の学校の体育大会で同級生から暴行を受けた疑いで、学校などを捜索するとともに、教師や大津市の教育委員会の職員から任意で聞き取りを行って捜査を進めています。
さらに、警察は、いじめに関わったとされる3人の同級生について、本人や家族から話を聞いていることが分かりました。
捜査関係者によりますと、警察は捜査などによって3人が動揺しないよう心理的なケアも併せて行っていて、そのなかで3人のうち少なくとも2人はいじめを否定しているということです。
同級生側は、遺族が賠償を求めた民事裁判でも「いじめではなく遊びの範囲内だ」と主張して遺族の訴えを退けるよう求めています。
警察は今後も、暴行を目撃したとされる教師や、ほかの生徒らからも任意での聞き取りを行い、立件できるかどうか慎重に判断することにしています。

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