大阪市住之江区のインテックス大阪で12日に開かれる予定の同人誌即売イベント「コミックシティ大阪94」で、漫画「黒子のバスケ」関連作品の参加中止を求める脅迫状が送られていた問題で、イベント主催者は「黒子のバスケ」の参加中止を決定しました。その他の作品での制限はしないとしています。
脅迫状は4月下旬に届いていたもので、当初、例を見ない自主警備体制にて計画し準備を進めていたものの、住之江署での協議の際に求められた警備指導内容の幾つかに、実施に際し現実にはかなり厳しい内容があり、「黒子のバスケ」の参加を見合わせる決断に至ったと説明しています。
この脅迫状を受けて、大阪府警が威力業務妨害容疑で捜査をしています。
【「黒子のバスケ」藤巻忠俊先生の母校など脅迫文や粉状のものが送りつけられる。2ちゃんねるに犯人の書き込みも | CUTPLAZA DIARY】
【コミケ83「黒子のバスケ」関連サークル参加見合わせ・頒布中止要請 | CUTPLAZA DIARY】
【黒子のバスケ即売会でフジテレビが無断撮影報道 – Fun heureux】
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「黒子のバスケ」の関連イベントをめぐって、全国のアニメ関連のイベントにも中止を求める脅迫事件が起きていますが、早急な犯人の特定と逮捕が望まれます。
【朝日新聞デジタル:「黒子のバスケ」大阪でも脅迫 同人誌イベント不参加に – 社会】
【赤ブーブー通信社 公式ウェブサイト】
【大阪94一部参加見合わせのお願い】
【「通常の警備指導をしただけ」COMIC CITY 大阪94『黒子のバスケ』を中止に追い込んだ所轄警察署が回答 – 日刊サイゾー】
赤ブーブー通信社の発表では、今回の開催に際して全サークル・一般来場者への手荷物確認をはじめ、『黒子のバスケ』のエリアを別のホールへ「隔離」する措置も行われていた。にもかかわらず、住之江警察署は更なる警備を求めたのである。
いったい、住之江警察署はどのような警備を求めたのか。同署に問い合わせたところ担当者は説明を拒んだ。
「取材であっても、電話ではあなたが何者かわからないので話せません。また、あなたがこちらに出向いても話すとは限りません。(会場に)イベント実施の届け出があって、会場の担当者と一緒に来たならお話しします」
と、同署警備課の担当者。それでも説明を求めたところ、
「今までやってきた通りの指導しかしていません。通常の警備指導を行った上で、向こう(主催者)が判断したものです」
と、あくまで通常の通りの対応だったと主張する。