ノロウイルスの主な症状は嘔吐・下痢・発熱ですが、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤が現在無いため、対症療法が行われるそうです。その為、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように厚生労働省では「(ノロウイルスに感染したら)水分と栄養の補給を充分に。脱水症状がひどい場合は病院で輸液などの治療が必要」としています。
病気の回復を遅らせることがあるとかウイルスを体外に出させる意味合いで、下痢止めの使用をしないことが望ましいとされています。
Q23 感染が疑われた場合、どこに相談すればいいのですか?
A23
最寄りの保健所やかかりつけの医師にご相談下さい。
また、保育園、学校や高齢者の施設等で発生したときは早く診断を確定し、適切な対症療法を行うとともに、感染経路を調べ、感染の拡大を防ぐことが重要ですので、速やかに最寄りの保健所にご相談下さい。
社会福祉施設等においては、「社会福祉施設等における感染症発生時に係る報告について」(平成17年2月22日付厚生労働省健康局長、医薬食品局長、雇用均等・児童家庭局長、社会・援護局長、老健局長連名通知)により、必要な場合は市町村及び保健所への報告等を行うようにして下さい。
なお、介護保険施設等に関しては、厚生労働大臣が定める手順(平成18年厚労告268「厚生労働大臣が定める感染症又は食中毒の発生が疑われる際の対処等に関する手順」)に沿って、必要な場合は市町村及び保健所への報告等を行うようにしてください。
ところで、インフルエンザも腹痛、嘔吐、下痢といった胃腸症状を伴う場合もあるのですから、症状をよく観察して、医師に相談するなどしてください。決め付けが一番危ないです。
【ノロウイルス感染後に重要な感染拡大防止と脱水症状予防について – Fun heureux】
【家庭でできるノロウイルスの消毒法|東京都健康安全研究センター (PDF)】
【東京都健康安全研究センター】
脱水症状にならないように、吐いたとしても少しずつスポーツ飲料のようなものを飲ませる必要があり、子どもが泣いても涙が出ていないとか脱水症状が見られたら病院へ行ってください。
このノロウイルスの重症化の判断ができない場合は、病院に行く前に相談してから受診しに行くようにしてください。
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