「放射性物質」タグアーカイブ

女性セブン「食卓に並ぶ食品から放射性物質が検出!」→新潟県「検出下限値なので誤報。謝罪と訂正求める」

新潟県は10月10日発売の「女性セブン(10月24・31日号)」誌の「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」に、実際には放射性物質が検出されていない農畜産物から放射性物質が検出されたかのように受け取られる事実と異なる記事の掲載について報じられているとして、18日、発行元である(株)小学館に対し、新潟県農業協同組合中央会と連名で謝罪と記事の訂正を求めたと発表しました。
新潟県によると『記事の内容について、発行元に確認したところ、「出典は厚生労働省のホームページであり、不等号(<)が付されている値が検出下限値であることを理解せず転記した。」旨の回答を得ております。』とのことです。
女性セブンの記者が不等号を読めなかったのか、校正やチェックがどのようになっているのかはしるよしもありませんが、
他にも色んな県の農産物や水産物について報じており、今件の『不等号(<)が付されている値が検出下限値であることを理解せず転記した』のもそうですが、一般市民の情報ソースで書かれているものもあるので、その辺りについても今後の動向が気になるところだったりします。

新潟県:「女性セブン」誌の放射能関連記事に誤った内容が掲載されたため、訂正と謝罪を求める抗議文を送付しました。新潟県:「女性セブン」誌の放射能関連記事に誤った内容が掲載されたため、訂正と謝罪を求める抗議文を送付しました。

女性セブンの放射能特集

2013/09/26
女性セブンの放射能特集
2013/10/03
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2013/10/24-10/31
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女性セブン「食卓に並ぶほうれん草やキャベツからも(野菜も)(魚も)放射性物質が検出されている!」

2013/10/24-10/31
女性セブン「食卓に並ぶほうれん草やキャベツからも(野菜も)(魚も)放射性物質が検出されている!」
女性セブン「食卓に並ぶほうれん草やキャベツからも(野菜も)(魚も)放射性物質が検出されている!」

厚生労働省・水産庁以外に、グリンピースや一般市民など、おもちろい情報元も紹介している。

女性セブン「食卓に並ぶほうれん草やキャベツからも(野菜も)(魚も)放射性物質が検出されている!」

今回の女性セブンの「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」は放射能特集の一つなんですが、反原発系の団体や学者さん、似非科学な団体の人が登場して、あれやこれやと日本政府や安倍晋三首相を批判していたりするわけです。

放射性物質が検出されているかのように放射能の恐怖を煽り、决まって最後に、『放射性物質除去は「洗う」「ゆでる」「煮る」』という、意味不明の情報を掲載していたりします。
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アクアマリンふくしまの復興日記が公開終了で新公式ブログへ ブログの中の人も続行

昨年3月11日の東日本大震災で水族館のアクアマリンふくしまも被害を受けていました。
その関係でYahoo!ブログで「アクアマリンふくしまの復興日記」というブログが更新されていたのですが、科学的に立証されていない「ホタルは0.5μSv/hの放射線を浴びると光らなくなる」と主張しホタルが復興に結びつくとホタルを放流するプロジェクトを、「アクアマリンふくしまの復興日記」のブログを更新していた人が水族館を退職する覚悟で否定する内容の記事を更新して、今年7月31日でブログも非公開にするとしていました。

そして8月1日現在、これまでの記事は非公開になっているのですが、「最後に」として「ご愛読ありがとうございました」という記事を更新しています。
そこには、「「アクアマリンふくしまの復興日記」がどれだけ多くの人から支持されてきたか実感」できたということと、7月31日に「処遇が決定し、今後もアクアマリンふくしまで働き続けることができる」ようになったということが記されていました。
とても喜ばしいことですね。

続けて『先のブログの記事を書いた目的として、一つは、多くの皆様にホタルをはじめとする国内移入生物の問題を知ってもらうことでした』とあるように、「ホタルは0.5μSv/hの放射線を浴びると光らなくなる」というありえない非科学的な主張であることや、違う場所のホタルを、ホタルが生息が見込めない環境に放流することはホタルの命を無駄にしたり、飛翔能力が弱いホタルを違う場所に放流するのは遺伝子の拡散という「生物の多様性」を破壊することになるということでした。

東日本大震災並びに東京電力・福島原発の事故で、復興に際して様々なデマやトラブルが起きているのですが、これからも正しく主張している人が今回のような非科学的な団体の圧力に負けるようなことがあってはいけないと考えさせられる自体であったと思います。

「アクアマリンふくしまの復興日記」ならびにアクアマリンふくしまの関係者さまにおかれましては、これからまた水族館の仕事を通して、地域や来館者の方々に笑顔を与えられるよう頑張っていただきたいと思います。
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鉛板で被ばく線量偽装疑いの東電下請け会社「警報音鳴るので」偽装認める

東京電力・福島第一原子力発電所の事故の収束作業で、工事を請け負った下請け会社の役員が、作業員に対して線量計に放射線を通しにくい鉛のカバーをして被ばく線量を少なく装うよう指示していたとされる問題で、指示したとされる建設会社「ビルドアップ」の取締役(54)は「線量を偽装する目的だった」と認めました。
取締役は「アラーム音が何度も鳴るので、カバーを思いついた。間違った考えだった」と謝罪しました。

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査 | CUTPLAZA DIARY東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査 | CUTPLAZA DIARY
東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

取締役と社長が会見で説明した内容によると『30日夜にはいわき市の宿舎で作業員10人に対して、「線量計の前面に鉛のカバーを装着して入りたい」と切り出した。「被曝線量限度が残っていないと、その後作業できなくなる」と説明し、線量を低減させる目的であることも明かした。うち3人は、作業当日の12月1日朝になって装着を拒んだため、作業から外した。』とのことですが、朝日新聞の21日の記事によると『昨年12月2日夜、作業員の宿舎だった福島県いわき市の旅館で、役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音』を入手していたともされています。

低線量エリアの作業員は鉛カバーを付けず、高線量の作業をする取締役含む5人は、線量計に鉛のカバーを付けていたといいますが、線量は低減せず、偽装はこの1回だけと釈明しましたが、鉛カバーは構内に捨てたと証言しています。
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東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

東京電力・福島第一原子力発電所の事故の収束作業で、工事を請け負った下請け会社の役員が、作業員に対して線量計に放射線を通しにくい鉛のカバーをして被ばく線量を少なく装うよう指示していた事が分かりました。
その為、厚生労働省は、作業員の安全確保のため線量計を正しく使うよう定めた労働安全衛生法に違反する疑いもあるとして、下請け会社の原発の敷地内にある事務所に立ち入り調査を行い、線量計のデータを確認し当時の状況を調べています。
朝日新聞は下請け会社の役員が偽装工作したことを示す録音記録を入手したとしており、そこには昨年12月2日の夜、作業員の宿舎だった福島県いわき市の旅館で、役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音しているとしています。
下請け会社は福島県浪江町の整備メンテナンス会社で、立ち入り調査について「ビルドアップ」の和田孝社長は「調査を受けていることについて事の重大性を深く受け止めています。現在、社内でも調査を行っていて事実関係を明らかにしたい」と話しています。

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

東電下請け会社、線量計に鉛板で被ばく線量偽装疑い 厚生労働省、立ち入り調査

どうやら高線量の場所で作業するとお金が高いということなのですが、データを低く見積もってお金がもらえるというのは、東京電力が東京エネシス(東電グループ会社)に発注し、東京エネシスがビルドアップに下請けをしたという事だとすれば、ありうる話なのですね。
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「放射能汚染地域に住む人の血ほしい?」発言の群馬県桐生市議が抗議文受け取り拒否

「献血の車が止まっているけど、放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」とTwitterで発言した群馬県桐生市の庭山由紀市議に批判や抗議が集まった問題で、市議会の荒木恵司議長は31日、市議22人のうち17人が賛同した、訂正と謝罪を求める抗議文を手渡そうとしましたが、庭山由紀市議は受け取りを拒否しました。
庭山由紀市議のTwitterによると「17議員の抗議文でざっと目を通したけど、くだらないので受け取り拒否の取材拒否にした。あんたらねー、市民の安全確保のための仕事しなさいよ。」と発言しており、群馬県民の人権を無視した言動について反省の色を見せない庭山由紀市議に、さらなる批判が集まりそうですね。

Twitter / niwayamayuki: 今、議案の勉強会��Twitter / niwayamayuki: 今、議案の勉強会��

「放射能汚染地域に住む人の血ほしい?」群馬県桐生市議の暴言ツイートに批判 | CUTPLAZA DIARY「放射能汚染地域に住む人の血ほしい?」群馬県桐生市議の暴言ツイートに批判 | CUTPLAZA DIARY

また、庭山由紀市議は以前にもインターネット上で農作物を「毒物」と表現し、最近も「人の口に入れる牛は調べて、人の体に輸血する人の血は調べないの?牛は営利で人の血は善意だからいいのか?【毒】」と、人の血も「毒物」であるようなTwitterで発言しており、これらも含めて辞職勧告決議を求める声は高まりそうです。
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松山の小学校、北九州市の修学旅行を延期「健康に不安」試験焼却がれきの放射線量は自然界範囲内

北九州市へ修学旅行を予定していた愛媛県松山市の市立日浦小学校の小学校は、北九州市の東日本大震災のがれきの試験焼却に不安視した保護者らの「児童の健康に影響しないか不安だ」という意見を受けて旅行を延期したことが分かりました。
今後の日程とコースは未定で、行き先を変更する可能性もあるとしています。

試験焼却したのは宮城県石巻市の震災がれきであり、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下のもので、木くずなどを中心とした可燃物約80トンでした。
宮城県石巻市の出発時や北九州市の処理施設に到着時、並びに焼却後にも1時間あたりに受ける放射線量を示す「空間線量率」も測ったそうですが、いずれも自然界で検出されるレベル毎時0・06マイクロ・シーベルト程度でした。

日本の自然放射線量(愛媛付近)
松山の小学校、北九州市の修学旅行を延期「健康に不安」試験焼却がれきの放射線量は自然界範囲内

さて、愛媛県は自然放射線量が日本全国でもトップだと知っているのでしょうか?

きちんと処理すれば震災にあった東北の支援が出来るものを、過剰な危険視をすることは馬鹿げています。

もう恥ずかしいので、修学旅行をするのはやめたほうがいいですね。
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国連委「福島第一で死亡の6人、放射線被曝とは関係ない」

東日本大震災で事故にあった東京電力福島第一原子力発電所の作業員ら6人が事故後に死亡している問題で、国連放射線影響科学委員会は23日、「作業員6人が事故後に死亡しているが、いずれも放射線被曝とは関係していない」との初期評価を発表しました。
福島第一原子力発電所の死亡した作業員のうち、急性白血病で死亡した40代男性についても「作業開始から死亡までの期間が短く、被曝との因果関係はない」としています。

福島原発の闇 原発下請け労働者の現実
福島原発の闇 原発下請け労働者の現実

抗がん薬や放射線などの治療のあとで起こる「二次性白血病(にじせいはっけつびょう)」というのもありますが、多くの白血病は原因が分からないとのことです。

ちなみに福島第一原子力発電所の収束作業中にあたっていた60代男性が心筋梗塞で死亡していますが、こちらは労働基準監督署が労災認定(過労死)を認めています。

放射性物質や放射線による影響を不安視する人にとっては、これらの死亡した作業員も問題は、どんな否定の言葉も信じられなくしているようです。

ともあれ、あのような過酷な現場では過労死が起きやすい状況であることなのかもしれませんね。
そのことは今後、改善されなくてはいけません。
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ブリヂストン自転車のかごから放射線 放射性コバルト60が混入した可能性

ブリジストンサイクルは販売している「ジョブノ」の中国製のステンレス製カゴに何らかの理由でコバルト60が混入したとして、ジョブノ11車種のかご9405個を無償交換すると発表しました。文科省によると、購入者から同社に「放射線が検出された」との連絡があり、同社が17日に測定したところ、かごの上側の縁の表面から毎時7.5~10.6マイクロシーベルトが検出されたとのことです。

ブリヂストン自転車のかごから放射線 放射性コバルト60が混入した可能性

このかごが付いた自転車に毎日1時間乗っても、年間被曝線量は59マイクロ・シーベルト程度で健康被害の恐れはないそうですが、発覚しなければそのままだったというのは問題です。

昨年10月に東京都世田谷区の民家の床下からラジウムの入った瓶が発見されたことがありますが、福島原発の事故から放射線量を図る人が増えたことで身元不明線源を見つけるケースが出てくるといわれています。
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理研と筑波大・慶大などの研究グループ、藻に吸着させセシウム9割近く除去する装置を開発

理化学研究所と筑波大学や慶大などの研究グループが水中の放射性セシウムを藻に吸着させて取り除く装置を開発しました。
9割近くのセシウムを吸収した実験結果が得られているとし、東京電力福島第一原子力発電所事故で飛散した放射性物質の除染作業への活用が期待されています。

理研と筑波大・慶大などの研究グループ、藻に吸着させセシウム9割近く除去する装置を開発

チェルノブイリで除染利用されているというひまわりは農林水産省の実験で「放射性セシウムの除染効果は小さい」との結果が出ていましたが、土壤には吸着しやすいという問題が大きかったですね。
町や家の周りの除染についても、雨樋の砂などを取り除くだけで、かなりの除染の効果が見られたそうですが、コンクリートの表面に付着した放射性物質は高圧の水流では効果が薄かったともされています。
放射性物質に汚染された土壤は表面を削るなどの方法が一番効果的だったようです。
なので、これで水田の土が除染出来るとは思わないほうがいいかもしれません。

除染については、これから長い間し続ける必要がありますし、その方法はいくらあってもいいのですし、より良い方法を探し続ける必要がありますね。
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福島県浪江町に入った50代女性が死亡記事におけるネットの反応

福島原発事故で警戒区域に指定されている福島県浪江町に入った50代女性が死亡したと、20日に47NEWS(共同通信)が報じていますが、21日には女性死因は呼吸器不全であり死因との関連は分からないが血圧が高く通院していたと報じました。

福島県浪江町に入った50代女性が死亡記事におけるネットの反応

ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために (生活人新書 334)
ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために (生活人新書 334)

ネットでは毎度のことですが放射能が原因と思った人がいたようですが、最初の段階から「死因が書かれていないのはおかしい」「放射能の危険を煽りたいのか」といった冷静に内容を読み解いた人もいるようです。

福島県で死亡すると放射性物質や放射線に被爆して死亡したことになってしまうというのはちょっと問題で、マスコミももう少し考えて報道した方がいい事例かもしれません。
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被災小中学生、防災公園など復興への要望 平野復興相「胸にグサッ」

東日本大震災で被災した宮城、岩手両県の小中学生6人が25日、東京・赤坂の復興庁を訪れ、震災の記憶を風化させないためi防災機能を備えた公園を整備するよう要望など3項目からなる復興への意見書を平野復興相に手渡しました。小中学生ら6人は公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が組織した「子どもまちづくりクラブ」のメンバーで、意見書は高校生も交えてまとめたとのことです。
小中学生は「学校に仮設住宅が建ち、授業で校庭を広く使えなくなった。しかたがないが、大人だけで決めず子どもにも説明してほしい」「がれき処理が進んでいない。国は本当に復興するつもりがあるのですか」と訴え、平野復興相は「胸にぐさっと来た」「がれきの受け入れに慎重な自治体が多く、なかなか進んでいないのが現状だ。しかし政治家は結果を出さないとダメなので、お叱りを受けたと思って頑張っていきたい」と述べ提言の検討を約束しました。

被災小中学生、防災公園など復興への要望 平野復興相「胸にグサッ」

2011年3月11日に起きた東日本大震災の被害に見舞われた3県では、未だ震災がれきが処理できない状況にあり、他の県でもこの震災がれきの処理を受け入れることを求めていましたが、今のところ東北以外では東京や静岡県島田市くらいしか受け入れた自治体はありませんね。
多くの原因となっているのが3.11に起きた福島原発の放射性物質の影響を心配する声が出ていることで、これに受け入れ自治体が過剰に反応して取りやめてしまう事態がありました。
しかしながら放射性物質の汚染がなかったり少ない地域がありますし、放射性物質は放射線の測定が即時に行えるのですから、
適切にチェックを行い安全に処理すれば問題はないはずなのですね。

今後は他の県などの自治体が協力しあってこれの処理を手伝えるような状況になることと、一刻も早く被災地の復興が進むことを願うばかりです。
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静岡県島田市、岩手県山田町の震災がれき約10トンの試験焼却開始

東日本大震災の被害にあった岩手県山田町の震災がれき約10トンの試験焼却を静岡県島田市のごみ処理施設で行うそうです。被災三県の震災がれきの受け入れは東北地方以外では、これまで東京都しか行っておらず、静岡県島田市で2例目となります。

震災がれき:試験焼却始まる 静岡・島田 – 毎日jp(毎日新聞)震災がれき:試験焼却始まる 静岡・島田 - 毎日jp(毎日新聞)

 東日本大震災で生じた岩手県山田町のがれき約10トンの試験焼却が16日午前、静岡県島田市のごみ処理施設で始まった。桜井勝郎市長のほか、川勝平太静岡県知事、細野豪志環境相が立ち会った。被災地のがれきを東北地方以外で処理する自治体は東京都に次ぎ2例目になる。

 市は、安全性を確かめるため試験焼却の結果を1カ月以上かけて分析し受け入れるかどうか、決める方針。この結果は、受け入れを検討している他の自治体の判断にも影響する「試金石」となる。

 震災で出たがれきの量は岩手県で約11年分、宮城県で約19年分とされ、復興の妨げとなっている。ただ、東京電力福島第1原発事故で、がれきが放射性物質に汚染されていないか、市民の懸念は強い。16日も住民が試験焼却の実施に抗議した。

今回の震災がれきが入ったコンテナの放射線量の数値は0・07~0・08マイクロシーベルト(がれき到着前に測った数値0・06~0・08マイクロシーベルト)とのことです。

日本の年間自然放射線1.4ミリシーベルト
レントゲンが0.05ミリシーベルト

1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)

数値に関しても問題ないようですし、あとは焼却後の数値と安全に埋め立てる為にどのように処理するかですね。

今回も反対派の人達が詰めかける騒ぎがあったようですが、
数値を毎回調べて安全な数値である上に適切な処理がされるなら、何も問題がないように思われます。
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日米欧の研究チーム「福島原発の放射性物質、西日本にも」シミュレーション結果発表

福島第一原発の事故により放出された放射性物質が西日本や北海道に拡散されたとする日米欧の研究チームの解析を朝日新聞や読売などが11月15日に報道しており話題になっています。
文科省による汚染の広がりの見解は長野・群馬県境までとしながら、あくまでシミュレーションの結果という情報であるにもかかわらず、実際に中国・四国地方の山間部で、原発由来の放射性物質が沈着しているとミスリードしてしまいそうな記事となっています。
その為、Twitterなどでは早速、誤解をして騒いでいる人も出たり、シミュレーションと理解できた人は今更この発表をするのは実害しか無いと憤る人も出てきています。

北海道や中国・四国にも拡散か NHKニュース

ウイキペディアにも出てこないので米宇宙研究大学連合(USRA)というのがどのような機関で、どの程度世界的に認知され信頼度がどの程度なのかが分からないのですが、今回の解析結果を出した研究チームの研究員・安成哲平さんは自身のTwitterでも以下のように答えています。

@yoshizawatomoko 我々の見積もりは汚染の絶対値を保証するものではありませんので、より詳細な地域観測によって詳細の情報は得てください。見積もりの不確定な部分についても日本語の文章にまとめてあります。Tue Nov 15 00:32:58 via web


Teppei J. Yasunari’s WebsiteTeppei J. Yasunari's Website
J-GLOBAL – 安成哲平 【研究者】J-GLOBAL - 安成哲平 【研究者】

(再掲)セシウムの全国汚染論文(PNAS)はここからダウンロードしてください。どなたでもダウンロードできるオープンアクセスにしてあります。 http://t.co/OtZIsirNTue Nov 15 01:44:34 via web


PNAS論文「セシウム137の全国汚染見積もり」の日本語のまとめ(プレスリリース文章)が名古屋大のHPに掲載されました。→ http://t.co/4C7BcwqD 原文(英語)はこちらです→ http://t.co/OtZIsirNTue Nov 15 02:23:05 via web

朝日新聞の記事の以下の文章にも、
『米宇宙研究大学連合(USRA)の安成哲平研究員らの研究チームは、大気中の汚染物質の拡散を20キロ四方で計算するシステムを使い、事故後の天候や雨による放射性物質の降下を加味してシミュレーション。文科省によるセシウム137の測定値で補正して、3月20日から4月19日までの沈着量を算出した。』
と書かれてあるように、3/20~4/19の事故後の天候や雨に放射性物質の降下を加味したシミュレーションの結果が今回の解析です。
また、この解析結果の数値は除染が必要なレベルではないが、全国の土壤などのモニタリングが必要だとしています。

確かに当時既に四国でも、4月19日時点で「ごく微量の放射性物質」が観測されています。
しかし、この程度では人体に影響はないとされています。

これから先は、文科省などが色んな所での実際の放射性物質のモニタリングがされ公表されるべきでしょうし、食品に置いてもいろんな運搬や加工の過程で測定が必要かもしれませんね。
今回のようなシミュレーション結果だけでこんな騒ぎになるくらいですから、実際の数値を公表していかないといらぬ風説だけが世界や日本各地でされる事になりかねません。
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