【教員採用など「お願い状」県議口利き2ちゃんねる流出 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】
自民党愛媛県連総務会長の篠原実県議(56)のパソコンから、支持者の子弟の就職試験に際して便宜を図るよう口利きし、県教委や地銀幹部に送った「お願い状」など3通が、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に流出していることがわかった。
篠原県議は、読売新聞の取材に対し、これらの文書を自らパソコンで作ったことを認めており、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介した「暴露ウイルス」に感染したため、文書が流出したとみられる。
支持者らからは、同県議の選挙区の有権者名簿3万人分と支援者の名簿1200人分もネットに流出している、との苦情も出ている。
篠原県議によると、「お願い状」など3通は、支持者の依頼を受けて、昨年2~7月にかけて作成。教員採用に関して県教委幹部に配慮を求めた「お願い状」と、その謝礼を断る文面のほか、地元の伊予銀行頭取に、自らの支持者の子弟の就職に際して便宜を図るよう依頼した文書などが、子弟の実名入りで含まれていた。
教員採用でのお願い状には「父親は同級生で、いろんな苦労を一緒にして参りました。ご配慮いただけますよう切にお願い申し上げます」などと記し、県教委幹部あてに郵送した。しかし、この子弟は不合格になったという。
篠原県議は謝礼について「郵送の切手代を除き、(支持者に)送り返した。受け取っていない」と釈明している。
篠原県議は、四国中央市選出で当選5回。
ウィニーは、パソコン同士で画像などのデータを共有するソフト。共有ファイルにまぎれ込み、パソコンのデータを勝手にコピーする暴露ウイルスの影響で、銀行の顧客情報や空港の暗証番号が流出するなど問題になっている。
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