ハリウッド俳優のリチャード・ギアさんがフランス生まれの炭酸飲料『オランジーナ』(サントリー食品)の新CMで『男はつらいよ』の寅さんのフランス版で“TORA”役を演じることが分かりました。
久々の里帰りや、マドンナ役との淡い恋を演じるとのことで、サントリー食品『オランジーナ』の新CM「ムッシュ」篇(15秒・30秒)は24日より、「カフェ」篇(15秒・30秒)は27日より全国で順次放送されます。
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昨年、トヨタでジャン・レノさんがドラえもんを演じたり、ブルース・ウィルスさんがダイハツ「ミラ イース」のCMに出演するなど、ハリウッドスターが日本のCMに出演する機会が増えていますが、普段、映画の中で格好いい演技をしている彼らがお茶目な一面を見せてくれるギャップに人気が出るのでしょうね。
【リチャード・ギアを“寅さん”役に起用! 新CMでフランス版『男はつらいよ』 ニュース-ORICON STYLE-】
ハリウッド俳優のリチャード・ギアが、フランス生まれの炭酸飲料『オランジーナ』(サントリー食品)の新CMに起用され、国民的人気映画『男はつらいよ』シリーズの主人公“寅さん”こと車寅次郎をモデルとした、“TORA”役を演じていることが21日、わかった。リチャードは、本家のトレードマークでもある中折ハットに格子柄のジャケットを羽織り、箱型トランクを手にした寅さんルックで登場。映画さながらの世界観で描かれる“TORAさん”の久々の里帰りや、マドンナ役との淡い恋を魅力的に演じている。
渥美清主演の『男はつらいよ』シリーズ(全48作)は、第1作目の公開から40年以上を経てもなお愛され続けている日本を代表する名画。今回のCM制作は、同映画の山田洋次監督からお墨付きをもらったことにより実現し、撮影や演出については同氏のバックアップもあった。大の親日家としても知られるリチャードも「日本人が愛している寅さんというキャラクターを演じることによって、日本のみなさんを元気づけたい」と出演オファーを快諾。出演料については世界中の慈善活動に寄付するという。
撮影が行われたのは、中世の面影を残す街並みが印象的なフランス・プロヴァンス地方。「ムッシュ」篇では、『男はつらいよ』の主題歌をバックに、列車から降り立ち久しぶりに田舎町に帰ってきたTORAと、顔なじみの存在であろう少年・GENとの感動的な再会シーンが映し出される。一方の「カフェ」篇では、店内でウェイトレスの美女から熱いウィンクや投げキスをされ舞い上がるTORAの姿が笑いを誘う。彼女の愛情表現に応えるべく、TORAも投げキスを返していると背後からもキスの音が…。慌てて振り向くと若いハンサムな男性がおり、一瞬にしてすべてを悟ったTORAの淡い恋が描かれる。
これまでにも『HACHI約束の犬』や『Shall we Dance?』といった日本映画のリメイク作に出演しているリチャード。収録現場には日仏米のスタッフが顔をそろえていたが、リチャードは終始おだやかな笑顔で上手にコミュニケーションを図り、撮影はスムーズに進行したという。なお、完成作を見た山田監督は、「(本当に)あれが『渥美さんじゃないかな?』と思うぐらい似ています。最初、キャスティングを聞いて、上手くいくかなと思ったけれど素晴らしい」とコメント。その出来映えとリチャードの演技力に太鼓判を押していた。
リチャードが“フーテンの寅”を好演している、サントリー食品『オランジーナ』の新CM「ムッシュ」篇(15秒・30秒)は24日より、「カフェ」篇(15秒・30秒)は27日より全国で順次放送。