自民党新総裁に高市早苗氏。日本初の女性総理誕生の見通し

自民党は4日の総選挙で決選投票で小泉進次郎氏を破り高市早苗氏を新総裁に選出しました。
決選投票で高市氏が議員票と都道府県票の合計で185票を獲得し小泉氏は同156票でした。

高市早苗氏が掲げていた主な政策や主張は政策では減税と現金給付を組み合わせる「給付付き税額控除」の制度設計に着手やガソリン税の暫定税率を廃止、ベビーシッターや家事支援サービスを利用した場合の税額控除を挙げています。¹

また経済成長のために赤字国債の増発もいとわない積極的な財政政策の考えを示しており、これを責任ある積極財政で日本経済を成長させるとしています。
総裁選では成長戦略の柱として、必要な場合は国債発行による財政出動を行う姿勢を打ち出していました。²

高市氏といえば中国や北朝鮮への強硬姿勢が知られており、おそらく中国などの反発や今後の外交や経済に影響が出るとみられます。³

防衛費の増額も主張しており財源として国債発行を容認する姿勢を示しています。 ⁴

中国に対し、安保上の懸念があるとしながら「率直に対話を重ねていく」と語り、韓国とも「関係を深化させる」としていますが、中国・韓国メディアは今後の日中・日韓関係への懸念を報じています。⁵

アメリカとの関係では高市氏の首相就任は、日米関係における摩擦の可能性も指摘されています。

高市氏はアメリカとの貿易協定をトランプ大統領が日本からの5,500億ドルの投資と引き換えに日本製自動車などの関税を引き下げることに合意した米国との貿易投資協定の再交渉の可能性を示唆しています。⁶

また、トランプ大統領が日本の国防費増額を求めており、高市氏の経済政策と合わせて、日米間で難しい関係管理が課題となる可能性があります。⁷

今年も残り3ヶ月ですがかなり世界における日本の情勢が大きく変わることが予想されます。

CUTPLAZA DIARY