EM研究機構がロシアへの事業展開を本格化すると発表しました。
モスクワに製造・販売拠点を設け、日本貿易振興機構(ジェトロ)のロシア専門家のアドバイスを受けながら、来年4月の進出を目指すとしています。
EMとは沖縄の琉球大学教授が農業分野での土壌改良用として開発した微生物資材の名称(有用微生物群)の名称で、通称「EM菌」と呼ばれています。
農業、畜産、水産、環境浄化、土木建築など様々な分野に利用できると主張していますが、福島県が河川や学校で水質浄化の環境活動に使われているEM菌(有用微生物群)などの微生物資材について「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」と生活排水対策推進指導員等講習会で発表するなど、その効果について疑問視する声が挙がっています。
また、微生物で放射能対策とか、宗教性のある科学的根拠に乏しい「波動」という言葉を使用するなど、疑似科学性が見られると批判されています。
この怪しい技術の国外進出に経済産業省所管の独立行政法人の日本貿易振興機構(ジェトロ)が協力するということで、さらなる波紋が起こりそうですね。
【(cache)県が初の見解「EM菌投入は河川の汚濁源」(福島民友ニュース)】
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