民主党は党最高顧問や副代表となっている重鎮議員に重要政策を担当させる方針を決め、最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当することになるそうです。
鳩山元首相といえば友愛外交における中国・韓国に大幅譲歩した外交や米国に対する「トラスト・ミー」発言や温室効果ガス25%削減の国連演説など、海外のメディアには「ルーピー」と揶揄され日本の信用を落とす外交が目立ちました。
菅直人前首相においては在日韓国人献金問題が明らかになった直後に東日本大震災から福島原発の事故により献金問題が有耶無耶にされた経緯があります。原発事故の初期の対応において問題が取り沙汰されたりしました。また、首相当時に国会の施政方針演説において、「最小不幸社会の実現」を語りましたが、そのあまりに不安な対応に、読売の社説で『「最小不幸社会」を目指したはずなのに、「宰相」による不幸社会に陥ってしまっている。』と「宰相不幸社会」という最悪の評価を受けていました。
【鳩山氏「外交」、菅氏は「新エネ」担当 – MSN産経ニュース】
民主党は7日、計11人いる党最高顧問・副代表に特定分野の政策を担当させる方針を固めた。
最高顧問の鳩山由紀夫元首相は外交、菅直人前首相は新エネルギー政策を担当し、幹事長室に提言する。輿石東幹事長が発案し、両氏も了承した。
ただ、首相時代に鳩山氏は普天間飛行場移設問題で、菅氏は東京電力福島第1原子力発電所事故に絡むエネルギー問題で迷走した経緯があるだけに「ミスキャスト」との声も出そうだ。
【民主党:重鎮議員が重要政策を担当…党内結束維持へ方針 – 毎日jp(毎日新聞)】
民主党の輿石東幹事長は7日、党最高顧問や副代表となっている重鎮議員に対し、それぞれ重要政策を担当させる方針を決めた。鳩山由紀夫元首相に外交問題、菅直人前首相にエネルギー問題などを想定している。
輿石氏は同日の常任幹事会で「外交、防衛、エネルギー、震災復興などのテーマで最高顧問、副代表に先頭に立ってほしい」と要請した。同党は政府に入っていないベテラン議員に党内での役割を与えることで、党内の結束を維持したい考え。