東京・新宿の焼き鳥店で会計時に暴れた男性客を取り押さえた際に意識不明の重体にさせたとして、警視庁四谷署は傷害の疑いで店長を逮捕しました。男性客はその後死亡し、四谷署は容疑を傷害致死に切り替えて調べています。
容疑者となった店長の話によると、千円弱の代金支払いの際に口論となり男性が殴りかかってきたのを容疑者が抑えつけたとのことです。
容疑者は通りかかった通行人に助けを呼び通行人が通報、四谷署員が駆けつけるまでの25分間、容疑者は暴れた男性客をヘッドロックなどして押さえつけていたそうです。
しかし署員が駆けつけたときには男性客の意識が無くなっており、一度は心肺蘇生したものの意識は戻らず新宿区の病院で死亡が確認されました。
以前、ヘッドロックで犯人を取り押さえて警察に表彰されていたケースがありましたが、その際に犯人が怪我をしたり死亡する事故を心配していたのですが、今回の事件では暴れたとされる男性を取り押さえた人が殺してしまい逮捕されるという事故になってしまいました。
【68歳、つり銭ドロにヘッドロック・4の字固めで詐取容疑逮捕に協力 上京署が2人に感謝状 | CUTPLAZA DIARY】
ただまぁ、千円程度の代金を巡って、25分もヘッドロックすして取り押さえた相手を死なせたというのは怖い話ではありますね。
【ヘッドロックで客死亡 焼き鳥店長「恐かった」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会】
東京・新宿の焼き鳥店で会計時に暴れた男性客を取り押さえた際、意識不明の重体にさせたとして、警視庁四谷署は5日、傷害の疑いで店長の○○○○容疑者(57)を逮捕した。男性客はその後死亡し、四谷署は容疑を傷害致死に切り替えて調べる。
四谷署によると、亡くなったのは品川区北品川の職業不詳○○○○さん(53)。◯容疑者は「抵抗されるのが怖くて、必要以上にやり過ぎた」と供述している。
逮捕容疑は4日午後11時10分ごろ、代金を請求した際、暴れだした○○さんの頭に腕を回して締め付けるヘッドロックをし、低酸素脳症で意識不明の重体にさせた疑い。
○○さんは午後10時半ごろ、酒に酔ったような状態で来店し、会計時は◯容疑者と2人きりだった。◯容疑者は○○さんを押さえつけながら通行人に110番を頼んだ。
【ヘッドロックかけ続け死亡させる…焼き鳥店の店長が暴れた客に25分間:社会:スポーツ報知】
警視庁四谷署は5日、東京・新宿の焼き鳥店で会計時に暴れた男性客を取り押さえた際に死亡させたとして、傷害致死の疑いで店長の○○○○容疑者(57)を逮捕した。◯容疑者は4日午後11時10分ごろ、1000円弱の支払いを巡って暴れ出した品川区の職業不詳、○○○○さん(53)を押さえつけ、頭に腕を回して締め付けるヘッドロックをし、そのまま意識不明にさせた。○○さんは5日午後、死亡が確認された。
閉店間際の小さな言い争いが、不幸な事件に発展してしまった。四谷署によると、○○さんは午後10時半ごろ、酒に酔ったような状態で来店。お通しに350ミリリットルの焼酎のウーロン茶割り2本、焼き鳥2本を飲食。午後11時10分ごろ、会計しようとした際に、計1000円弱の支払いを巡り、◯容疑者と口論になった。○○さんが殴りかかろうとしたところを、◯容疑者が取り押さえたという。
その際、◯容疑者はたまたま道を通りかかった人に「助けてくれ」と必死に呼びかけ、その通行人が110番通報。近所の飲食店店主は「(◯容疑者の店に)5~6台のパトカーが来て、誰かが刺されたのかなと思った」と話した。
その後、四谷署員が駆けつけるまでの25分間、◯容疑者は○○さんの頭に腕を回して締め付けるヘッドロックをかけるなどして押さえ込んでいたという。途中、通報者が○○さんに声をかけ、水を飲ませるなどしていたが、署員が駆けつけたときには○○さんは既に意識不明の状態で脈がなかった。新宿区内の病院へ搬送されたが、脳に十分な酸素が行き渡らない低酸素脳症で心肺停止状態だった。その後、一度は心肺蘇生したものの意識は戻らず。5日午後6時3分に死亡が確認された。
◯容疑者は格闘技経験などはなく、体格は170センチで中肉中背。「抵抗されるのが怖くて必要以上にやり過ぎた。反省しています」と供述している。四谷署では「格闘技経験があれば、もっと手加減するなどできたはず」と話している。
「ヘッドロックで客を死亡させた焼き鳥店長を逮捕 千円弱の代金支払いの際口論巡り」への1件のフィードバック
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